種類の多さ、日本一!?琵琶湖・淀川のドジョウを深堀り!テーマ展示を7月から開催(大阪市立自然史博物館)
大阪市博物館機構

大阪市立自然史博物館では、令和7年7月19日(土)から8月31日(日)まで、テーマ展示「種類の多さ日本一!?琵琶湖・淀川のドジョウたち」を開催します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135074/99/135074-99-860cac961ef89ac3bab1142e1a3b71c0-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヨドコガタスジシマドジョウ
琵琶湖・淀川水系は、日本で最もドジョウ類が多様な水系の1つで、13種類(種・亜種・系統)ものドジョウ類が分布しています。その背景には、多様な水辺環境が豊かに存在してきたことや、生物分布の境界付近に位置することなどが関係していると考えられます。その一方で、近年の河川改修や圃場整備などにともなう水辺環境の悪化・減少により、多くのドジョウ類の存続が脅かされており、既に絶滅してしまった可能性の高い亜種や集団も知られています。さらに、食用やペット、釣りの活餌など様々な目的で流通しているドジョウ類には中国大陸由来のドジョウ類が含まれており、これらが野外に持ち込まれることによる外来生物問題も生じています。
この展示では、琵琶湖・淀川水系に分布するドジョウ科の全種類の標本や写真を展示し、その魅力をご紹介するとともに、存続の危機に陥っている種類がいる現状や、外来ドジョウ類によって生じている問題などについてご紹介します。
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/135074/table/99_1_55fe0a18fc97562414ac9d31167dc7a8.jpg?v=202506170417 ]
※これらの写真は広報目的でのみご利用いただけます。ご希望の方は、下記までお知らせください。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135074/99/135074-99-c8cf505bb47ea572d67fdccc42ea67a6-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<アユモドキ>
日本固有種で、琵琶湖・淀川水系および山陽地方にのみ分布する美しい淡水魚。中・下流域の流れのある砂礫底の環境を好むが、生息に適した環境の悪化・減少により、種の存続の危機に陥っている。
※写真撮影:三内悠吾氏(京都大学大学院)、撮影協力:岩田明久氏。許可を得て撮影。写真の個体は、展示標本とは異なる。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135074/99/135074-99-96306f8d1e197ae55fd182a60371d3e1-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<ヨドコガタスジシマドジョウ>
淀川水系の固有亜種。中・下流域の緩やかな流れの場所や、河川敷の水たまり、ワンドなどに数多く分布していたが、1996年の記録を最後に、約30年間見つかっていない。
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135074/99/135074-99-870b60ec336927e8c9b46b7639bf9542-3638x2169.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<ドジョウの在来系統と外来系統>
ドジョウには、種内に大きく異なる2系統が存在しており、一方は日本固有の在来系統(写真上)、もう一方は中国大陸由来の外来系統(写真下)であることが知られている。展示では、大阪府を中心に、在来系統・外来系統の分布状況をご紹介する。
大阪市立自然史博物館 総務課 広報担当
TEL:06-6697-6222 FAX:06-6697-6225
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes