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透明性と吸湿性を兼ね備えた医薬品包装向けPTP用樹脂シートを開発

大日本印刷(DNP)

透明性と吸湿性を兼ね備えた医薬品包装向けPTP用樹脂

製剤の品質低下を防ぎ、中身の見えやすさを実現


大日本印刷株式会社(DNP)は、口の中で溶ける医薬品である口腔内崩壊(Orally Disintegrating:OD)錠のような水分を嫌う製剤に対し、流通・販売時等の水分・湿気による品質低下を防ぐ乾燥剤が不要なPTP(Press Through Package)*1用樹脂シート(特許登録済)を開発しました。この新しいシートは4g/平方メートル *2の高い吸湿性を持ちながら、中身が確認できる透明性も有しています。DNPは、透明性と吸湿性を兼ね備えた本製品により、製剤の品質保持の向上に加え、医療現場での利便性・安全性にも貢献していきます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69194/844/69194-844-a5775a3e45e5988df518aa4c53d72db1-1500x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回開発したPTP用樹脂シートのイメージ


【医薬品包装向けPTP用樹脂シート開発の背景】
OD錠は一般的に湿気を吸収すると品質が低下するという特性があることから、従来の包装材は、湿気の透過を防ぐアルミ箔で覆われたアルミブリスター*3を使用するなどの対応が必要でした。このアルミブリスターは透明ではなく中身が見えないため、医薬品メーカーでの包装後の錠剤の検査、調剤薬局での監査に手間がかかるという課題がありました。また、アルミブリスターを使わない場合は、アルミ箔のピロー型包装にPTPシートと湿気を吸収する乾燥剤を封入していましたが、その手間とコストも課題となっていました。このような課題の解決に向けてDNPは今回、自社の吸湿包材技術を応用して、吸湿性のある透明なPTP用樹脂シートを新たに開発しました。

【DNPが開発したPTP用樹脂シートの特長】
1.吸湿効果で医薬品の品質を保持
今回開発したPTP用樹脂シートは、4g/平方メートル の吸湿性能を備え、シート内の残存水分を吸収します。この性能により、水分・湿気による品質の低下が懸念される製剤の品質を保持することができます。
従来のシートは、外部からの湿気の透過を防ぐために水蒸気のバリア性能を高めており、パッケージ内の水分・湿気を除去することはできませんでした。DNPのPTP用樹脂シートは、吸湿機能をパッケージ自体に備えることで、製剤の品質低下を防ぐことができます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69194/844/69194-844-a3dbec21cb0568c2b71b22606ed68147-900x338.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
吸湿性能が付与されていない従来のシート(左)開発した医薬品包装向けPTP用樹脂シート(右)

2.透明性を維持して製剤の視認性を確保
今回開発したPTP用樹脂シートは、吸湿材料を使用しても高い透明性を維持しているため、内容物の視認性が損なわれません。パッケージ内部が見えないアルミブリスターと比べて製剤の確認が容易になり、誤飲の防止や、利便性・安全性の向上にもつながります。調剤薬局ではピッキングの際、湿度に弱い製剤をピロー包装から出して棚に収納することができ、薬剤師の作業効率の向上につながります。

3.高い防湿性と環境配慮を両立
今回開発したPTP用樹脂シートは、従来のシートに吸湿機能を付与でき、パッケージ外部から透過してくる水蒸気も吸収します。これによりシート全体の防湿性が向上します 。また、シートのベースとなる基材には、製品の特性に応じて、PP(ポリプロピレン)とPVC(ポリ塩化ビニル)を選定できます。リサイクルしやすいPP(ポリプロピレン)を使用することで環境に配慮した設計が可能です。

【今後の展開】
DNPは、透明性と吸湿性を兼ね備えた医薬品包装向けPTP用樹脂シートを製薬メーカーに提供し、2030年度までに年間3億円の売上を目指します。
なお、DNPは、2025年7月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイト西ホール4階で開催される「第27回インターフェックス ジャパン[医薬品] [化粧品] 製造展」のDNPブース(W3-20)で今回開発したPTP用樹脂シートを紹介します。

*1 PTP → 薬を包装する方法の一つで、錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟んだシート状のもの。プラスチック部分を強く押すことでアルミが破け、中の薬が1錠ずつ取り出せる。
*2 JIS K7209:2000 B法準拠
*3 アルミブリスター → 容器材と蓋材にアルミ箔を使用する非透明な包装形態で、水分等のバリア性が非常に高い。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※医薬品包装向けPTP用樹脂シートに関するお問い合わせ → https://biz.mkt.global.dnp.co.jp/l/819623/2025-05-19/5zxmwr

プレスリリース提供:PR TIMES

透明性と吸湿性を兼ね備えた医薬品包装向けPTP用樹脂

記事提供:PRTimes

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