なりすましメール対策とブランド保護を強化する認証規格、BIMIを導入
サイバネットシステム

DMARC/BIMI運用自動化ソリューション「Valimail」を活用しBIMI導入を実現。得られた知見を活かし、DMARC/BIMIの導入支援をより一層推進します。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:白石 善治、以下「サイバネット」)は、なりすましメール対策の一環として、当社から配信するメールにおいてBIMI(Brand Indicators for Message Identification、以下「BIMI」)を導入したことをお知らせします。
BIMIとは
DMARC(※1)を適切に運用しているドメインから送信されたメールに、企業のブランドロゴを表示できる認証規格です。ロゴを表示することで、そのメールが正規の送信者から送信されたことを視覚的に示すことができます。
受信者は送信者名の横に表示されたロゴを通じて、一目で「信頼できる企業からのメール」であると判断できます。なりすましメールやフィッシング詐欺への対策として有効であると同時に、企業ブランドの信頼性向上にも貢献する、新しいメール認証規格として金融機関をはじめとするさまざまな業界で注目を集めています。
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■なりすましメール対策と信頼性向上のために
BIMI導入の背景
近年、電子メールを悪用して個人情報や金融情報を不正に取得しようとするフィッシング詐欺やなりすましメールが急増しています。フィッシング対策協議会の調査レポートによると、2024年に報告されたフィッシング詐欺のメール件数は170万件を超えて過去最多となり、企業にとって深刻なセキュリティ課題となっています(※2)。
サイバネットでは、お客さまやお取引先が当社からのメールを安心して受け取れるよう、SPF(※3)、DKIM(※4)、DMARCの3つの送信ドメイン認証技術を導入しています。
このたび、さらなるメールセキュリティの強化とブランド認識向上のため、なりすましメール対策としてBIMIを導入しました。BIMIに対応しているメールサービスでサイバネットから送信されるメールを受信すると、サイバネットのブランドロゴが表示され、正規の送信元であることを視覚的に判断いただけるようになります。
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送信者名の横にロゴが表示されます ※BIMI未対応のメールサービスによってはロゴが表示されない場合があります
BIMI導入に活用した「Valimail」
BIMIの導入は、DMARCの整備とVMC(※5)の取得が前提条件となります。サイバネットは、これらの実装を円滑かつ確実に進めるために、当社が取り扱うDMARC/BIMI運用自動化ソリューション「Valimail」(米Valimail社)を活用しました。
DMARCの導入とその適切な運用には、技術的知識が求められます。特に、なりすましメール対策として有効な「Reject(拒否)」ポリシー(※6)への強化や、高いセキュリティ水準の維持には、専門の技術者でも半年~1年かかるとされ、継続的なメンテナンスも不可欠です。
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「Valimail」は、こうした課題を解決するために設計されたクラウドベースのソリューションです。DMARC設定の自動化と可視化を実現し、専門知識がなくても簡単かつ安全に導入・運用が可能です。さらに、DMARC関連で約18件の特許を保有し、世界中で6万社以上の導入実績を誇るなど、その技術力と信頼性が高く評価されています。
サイバネットは「Valimail」の活用により、迅速かつ安全なDMARC運用・BIMI対応を実現しました。
■自社の導入経験を活かした、DMARCおよびBIMIの導入支援
サイバネットは、1998年より企業向けセキュリティソリューションの取り扱いを開始し、これまで20年以上、最先端のセキュリティソリューションとエンジニアリングサービスを提供してきました。
国内で急務となっているDMARC・BIMI対応およびメールセキュリティ強化のニーズに応えるため、自社のBIMI導入を通じて得られた知見を活かし、「Valimail」によるDMARC・BIMIの導入・運用支援体制をさらに強化してまいります。
無料で「Valimail」を体験できるモニターライセンス&無償診断サービスのご案内
このたび、DMARC導入をご検討中の企業を対象に、「Valimail」の機能や効果を体験いただける、無償モニターライセンスをご用意しました。メールドメインの認証状況や、なりすましリスクを可視化するDMARC無償診断サービスも提供しています。
・「Valimail」製品サイト :
https://www.cybernet.co.jp/valimail/
・モニター申込ページ :
https://form.cybernet.co.jp/valimail/contact/trial_form/
・無償診断サービス申込ページ:
https://www.cybernet.co.jp/valimail/report_dmarc/index.html
サイバネットは、セキュリティ分野の豊富なソリューション群とコンサルティングを組み合わせ、お客さまの課題に合わせた包括的なセキュリティ対策をご提案します。
詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/itsolution/
注釈
※1:DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance):電子メールにおける送信ドメイン認証技術の一つ。ドメインの改ざんやなりすましを防ぎ、事前に設定したポリシーに従って処理するための仕組み。
※2:フィッシング対策協議会 技術・制度検討 WG 報告会著『2025年版 フィッシングレポートの概要とポイント』2025年2月25日発行
https://www.antiphishing.jp/pdf/techwg_openday2024_online_report.pdf P.5
※3:SPF(Sender Policy Framework):ドメイン所有者が許可したIPアドレスをリスト化し、メール受信サーバーがIPアドレスを照合・検証することで、不正な送信を防ぐメール認証技術。
※4:DKIM(DomainKeys Identified Mail):公開鍵・秘密鍵を用いた電子署名によって、送信ドメインの正当性と、送信中に改ざんされていないことを検証するメール認証技術。送信側がメールに署名を付与し、受信側がその署名を確認することで認証を行う。
※5:VMC(Verified Mark Certificate):BIMIで企業ロゴを表示するために必要な、認証済みのブランドロゴであることを証明するデジタル証明書。
※6:DMARCポリシー:DMARC認証に失敗したメール処理方法を決める3種類の設定。処理方法が緩めなものから順に、1.None(監視のみ)、2. Quarantine(隔離)、3. Reject(拒否)。最初の導入時は「1. None」で設定し、最終的には「3. Reject」へと段階的に強化させることが推奨されている。
Valimail社について
Valimail Inc.は、2015年に設立され、メールセキュリティと認証技術のリーディングカンパニーとして成長しました。設立当初から、企業のメールセキュリティを向上させるために、自動化技術を駆使した革新的なサービスを提供してきました。現在、グローバルで6万社以上の企業に導入され、その顧客には政府機関、金融機関、製造業、IT、メディアなどが含まれ、多様な業界で高い評価を受けています。また、フォーチュン500企業の多くがValimailを採用しており、その技術力と信頼性が認められています。
Valimail社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.valimail.com/
サイバネットについて
1985年の創業以来、物理学などの科学技術とデジタル技術の両面に精通した技術者集団として、製造業の研究・開発・設計部門や大学・政府の研究機関を中心に、コンピュータシミュレーションやサイバーセキュリティ、AR/VR、医用画像処理などに関わるデジタルソリューションおよび技術コンサルティングサービスを提供しています。
近年は、CAE、MBD、MBSEを中心とした製造業におけるエンジニアリングチェーンの革新に加え、PLMやIoTを活用したサプライチェーンの高度化に関わる分野にもソリューションの提供範囲を拡大しています。また、サイバーセキュリティ分野では、最新の脅威に対応した先端的なソリューションを複合的に提供できる体制を構築してきました。さらに、AIを活用したプログラム医療機器の分野において国内で初めての医療機器承認ならびに公的医療保険の適用を受けるなど、医療AIのパイオニアとして業界をリードしています。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
※記載されている団体名、ブランド名、製品名、サービス名は、各所有者の商標および登録商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes