雑誌『広告』Vol.418「領域侵犯合法化。」 芥川賞作家 九段理江氏が95%AIで執筆した短編小説『影の雨』、『広告』Webサイトにてプロンプト全文公開
株式会社博報堂

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司、以下博報堂)が発行する雑誌『広告』Vol.418(編集長 山口綱士・HAKUHODO DESIGN代表取締役共同CEO)に掲載された企画「領域侵犯実験#1『小説家×AI』九段理江に95%AIで小説書いてもらってみた。」で、生成AIと九段理江氏の共作として執筆された短編小説『影の雨』。その執筆過程で九段理江氏が生成AIと対話を重ねたプロンプトの全文を雑誌『広告』Webサイトに公開いたしましたので、お知らせいたします。
『東京都同情塔』で第170回芥川賞を受賞した九段理江氏は、受賞記念会見で「小説の5%をAIで書いた」と発言し、大きな話題と議論を巻き起こしました。もしその条件を逆にして「95%をAIで書く」ことを前提にするなら、どのような物語が、「うれしい事件」が生まれるのだろうか、と始まった当企画。『影の雨』は、小説本体に加えて、プロンプトのやり取り、執筆後のインタビューも含めて一つの文学作品となっており、執筆に係るプロンプトには、単なる「指示書」を越えて、九段理江氏の創作にまつわる様々な想い、葛藤、情熱が詰まっています。
今回のサイト公開に際し、九段理江氏は、「『小説家 meets AI』の物語としてお楽しみいただけたらうれしいです。」、 CraiQ(と命名された生成AI)は、「これは、人とAIがともに“物語る”時代の、ささやかな序章。」とコメントしています。
公開日 2025年6月20日(金)
URL
https://kohkoku.jp/case01/prompt/
[画像:
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山口が編集長を務める雑誌『広告』では、「さあ、うれしい事件を。」を全体テーマに据え、既存の方法論や常識を超えたクリエイションや現象に焦点を当て、誌面を制作しています。リニューアル創刊号(Vol.418)の特集は「領域侵犯合法化。」、自ら領域を拡張する多くの最先端クリエイターたちが登場しています。
■雑誌『広告』最新号(Vol.418) 特集:CASE #01「領域侵犯合法化。」
・価格:1,000 円(税込)
・判型:B4変型版 128ページ
・全国の書店およびオンラインショップで販売 *詳細は『広告』Webサイトに掲載
『広告』Webサイト:
https://kohkoku.jp/case01/
■編集長 プロフィール
山口綱士 HAKUHODO DESIGN 代表取締役共同CEO 戦略CD
博報堂入社後、財務、人事、営業、コンサル、公共部門を経て、2018年より博報堂グループのデザインコンサルティングファームであるHAKUHODO DESIGNに所属。2023年より現職。経営戦略・事業開発支援からブランディングまで幅広い領域でのコンサルティングを提供。2019ACCグランプリ、Spikes Asia 2019ゴールドなど受賞。2024年、雑誌『広告』編集長に就任。
参考)
■九段理江氏 プロフィール
1990年、埼玉県生まれ。2021年、『悪い音楽』で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。同年発表の『Schoolgirl』が第166回芥川龍之介賞、第35回三島由紀夫賞候補に。2023年3月、同作で第73回芸術選奨新人賞を受賞。11月、『しをかくうま』で第45回野間文芸新人賞を受賞。2024年1月、『東京都同情塔』で第170回芥川龍之介賞を受賞。英国出版社・Viking Penguin Inc.が『東京都同情塔』の全言語翻訳権(アジア圏を除く)を取得、2025年に10カ国語以上の言語で出版予定。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes