緊急シンポジウム イスラエルの入植者植民地化計画とパレスチナからイランに至る中東の再編 開催のお知らせ
国立大学法人 東京外国語大学
2025年6月13日未明、イスラエルによるイランへの大規模軍事攻撃が開始されました。この行為は、国家間の明確な戦争状態にない状況下における、重大な国際法違反として国際社会に衝撃を与えています。また、軍事支援を行うアメリカの動向と発言がさらなる緊張を招くなか、今回の軍事行動をどのように理解すべきか、根本的な問いが突きつけられています。
このたび東京外国語大学(東京都府中市、学長:春名展生)では、こうした情勢をいわゆる軍事戦略の枠組みだけでなく、2023年以降のガザ戦争の継続的文脈に位置づけ、20世紀半ば以降の中東における強制移住・占領・抑圧の歴史的連関を位置づけ直すことを目的に、緊急シンポジウムを開催します。本シンポジウムでは、避難・移住経験を有する当事者、ならびに中東地域で長年のフィールドワークを行ってきた研究者をパネリストとして迎え、制度的暴力がもたらす市民社会への影響や、植民地主義的構造の再生産について深く議論します。
取材を希望される場合は、6月26日(木)までに取材申込フォームにてご一報くださいますようお願い申し上げます。
【開催情報】
●日時:2025年6月28日(土)17:30~19:00
●会場:東京外国語大学 研究講義棟 226教室、オンライン(ハイブリッド形式)
●言語:英語
●その他:オンライン参加の場合は事前登録制
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_XZCqWD2cQ5m2TmOLtqM_Yw
●主催:東京外国語大学リサーチユニット「Interdisciplinary Research Unit for Global Democratic Change」
●共催:中東木曜フォーラム、科学研究費補助金基盤研究A「政治的危機下の拡大中東からの移民難民におけるネイション意識と知の生産メカニズム」(研究代表者:千葉大学 酒井啓子)
●登壇者
パネリスト:Roschanack Shaery-Yazdi氏
東京外国語大学客員研究員。アントワープ大学(ベルギー)歴史学部准教授(博士・シカゴ大学)。専門は現代イスラーム世界、中東研究。
討論者:松永泰行(まつなが・やすゆき)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院・教授(博士・ニューヨーク大学)。専門は比較政治学・国際関係論、イラン地域研究。
モデレーター:酒井啓子(さかい・けいこ)
千葉大学・特任教授、同大グローバル関係融合研究センター長(博士・京都大学)。専門は中東政治、イラク政治。
イベント詳細URL
https://www.tufs.ac.jp/event/2025/250628_1.html
取材フォーム
取材を希望される場合は、6月26日(木)までに取材申込フォームにてご一報くださいますようお願い申し上げます。
https://sanda.tufs.ac.jp/hp-renraku/250628pressform/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes