テラスマイルと製茶産業の一大産地・鹿児島県志布志市の堀口製茶が“製茶産業スマート農業化”を目指し、資本業務提携を開始
テラスマイル株式会社
～農業法人とアグリテック企業による資本業務提携で、日本が誇る製茶産業の持続可能な仕組みづくりを共に構築～
農業特化の経営管理クラウド「RightARM(ライトアーム)」を開発・提供するアグリテックスタートアップ・テラスマイル株式会社（本社：宮崎県宮崎市、代表取締役：生駒祐一）は、5月末日より鹿児島堀口製茶有限会社（本社：鹿児島県志布志市、代表取締役：堀口大輔）と資本業務提携を開始いたしました。
鹿児島堀口製茶は、国内最大級の茶生産規模を誇り、地域経済や雇用創出に寄与している企業です。今回の資本業務提携により、当社の農業データ活用技術を用いて、日本が誇る製茶産業において、スマート農業化を通して持続可能な仕組みづくりを推進することを目指します。また、農業法人とアグリテック企業による資本業務提携という新たな取り組みを、今後様々な農業形態に応用していくための最初の一歩目として、共に事業を推進します。
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テラスマイルと製茶産業の一大産地・鹿児島県志布志市の堀口製茶が“製茶産業スマート農業化”を目指し、資本業務提携を開始
＜資本業務提携の背景＞
これまで6年に渡り、両社にて経営視点での実績データ活用と、摘採計画支援システムによる生産性向上の取り組みを継続してきました。今後はさらに関連する業務全体の効率化を推進し、より高い生産性の実現に向けて、資本業務提携を通して共に仕組みを構築してまいります。
■製茶産業の抱える課題
現場では人手不足と高齢化が深刻化し、若手の参入も進まず、担い手の確保が急務となっています。また、栽培方法は属人的な部分が多く、熟練者の技術継承が難航しており、長年の経験に基づくノウハウが失われつつあるのが現状です。依然として作業記録を紙などアナログな手法で残す工程が多くあり、業務の効率化が進まないことも大きな課題です。こうした状況では、データを活用した経営判断も難しく、需要予測や在庫管理に遅れが生じやすいことが課題に挙げられています。これに加え、近年の気候変動の影響で茶葉の品質や収量も不安定になり、従来の生産計画が通用しなくなってきている等、持続可能な産業化に向けて変革が求められています。
▼これまでの両社の取り組み PR TIMES STORY記事
https://prtimes.jp/story/detail/AxMl3MukKyB
■資本業務提携により目指す状態
2024年に荒茶の生産量トップとなった鹿児島県。日本有数の産地から、製茶産業が抱える課題にテラスマイルと堀口製茶の資本提携を通して、更に力強く取り組んで行きたいと考えています。
具体的には、農業経営支援システム「RightARM」の導入により、業務の効率化と省力化を強化し、従来の作業負担の大きい事務処理から貴重な人材を解放する生産体制を整えます。また、データに基づいた栽培・製造管理によって品質と収量の安定化を実現。農業熟練者の技術もノウハウとして可視化・共有することで技術継承がスムーズに実施でき、新規就農に繋げる仕組みを構築します。
さらに、経営状況の可視化による迅速な意思決定支援も強化します。ITの力を活用し、日本が誇る製茶産業に新たな価値と事業展開の可能性をもたらすことを目指します。
＜資本業務提携の概要について＞
資本業務提携の概要は以下となります。
- 鹿児島堀口製茶有限会社によるテラスマイル株式会社への出資- 鹿児島堀口製茶有限会社へのRightARM導入支援と運用サポート- 両社共同でのRightARMの製茶産業向け機能改善と開発- データ活用による新たな栽培・製造技術の研究開発- 両社の知見やネットワークを活かした販路拡大- サプライチェーン最適化を目指した流通・販売事業者とのデータを活用した連携強化- 製茶産業全体の課題解決に向けた連携と情報発信
＜テラスマイルが提供する農業データを分析するシステム「RightARM(ライトアーム)」について＞
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テラスマイルが提供する農業データを分析するシステム「RightARM(ライトアーム)
農業を取り巻くデータを一元化・分析し、農業経営判断をサポートする経営管理クラウドサービスです。「スマート農業」の枠組みのなか、各種営農管理システムや情報分析搭載のセンサー、農業機械も増えておりますが、それらの点在する農業関連データを一元化し、経営判断に資するアウトプットを提供するのがRightARMです。
データを「ためる」ことでなく、「使う」ことに焦点を当て、農業経営者として本来時間を割くべき経営判断により時間を割いてもらうためのoutputを提供します。
また、プロダクトの提供だけでなく、生産者の抱える課題の共有、目標設定、そして成功体験まで一緒に頭の汗をかきながら共有させて頂くのがRightARMのサービスです。農業産業でのデジタルツール導入のためには、単に良いものを作るだけでは不十分で、「人と人の交流」が不可欠だと感じています。データ活用の観点からサポートし、本来1年1作分の経験だった農業をデータを回しながら仮説と検証を行うことにより、期中も含めた改善・目標達成をお手伝いします。
（受賞歴）
-2022年度 農業情報学会 学会賞（開発奨励賞）受賞
【鹿児島堀口製茶有限会社】
鹿児島県大隅地域で日本最大級の300ヘクタールの茶畑を運営しています。色鮮やかでうま味の強い「ゆたかみどり」、美しい水色の「さえみどり」、爽やかな香味の「おくみどり」など、鹿児島の温暖な気候の下、個性豊かで多種多様な品種の茶を生産しています。また、2024年には、生産する紅茶が食のオスカーと呼ばれるイギリス「Great Taste」にて3つ星の最高評価を獲得しました。（公式ウェブサイト：
https://www.horiguchiseicha.com/ ）
- 社名 ：鹿児島堀口製茶有限会社- 所在地 ：鹿児島県志布志市有明町蓬原 758- 代表者 ：代表取締役社長 堀口 大輔- 設立（創業）：1989 年（1948 年）- 事業内容 ：茶の生産および煎茶・碾茶の加工・販売、茶の輸出、お茶の創作和食レストラン「茶音の蔵」の運営、大隅茶全の運営- URL ：
https://www.horiguchiseicha.com/- グループ会社 ：株式会社和香園
【テラスマイル株式会社】
宮崎県に本社を構え、さまざまなデータ活用を通じた「儲かる農業」の実現を支援しています。経営管理クラウドサービス「RightARM（ライトアーム）」により、農業を取り巻くあらゆるデータをクラウド上で一元化して分析し、収穫量の増加や市場評価の高い出荷時期といった経営判断に役立つ情報のアウトプットを行っています。
公式ウェブサイト：
https://terracemile.jp/
RightARMについて：
https://terracemile.jp/right-arm/
- 社名：テラスマイル株式会社- 本社所在地：宮崎県宮崎市- 代表取締役：生駒 祐一- 事業内容：RightARMを活用した都道府県・JAのデジタル化／蓄積したデータを活用したいと考える農業経営者が、グッとくるデータ駆動型システムの構築・導入／データ活用・データ駆動型農業にむけた研修・講座の実施- 設立：2014年4月- 社員数：10人 （東京・浜松に拠点）- HP：
https://terracemile.jp/プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
