【千葉県佐倉市】『漫画家生活30周年 こうの史代展 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり』佐倉市立美術館でこの夏開催!
佐倉市

漫画原画500枚以上!! 『夕凪の街 桜の国』(手塚治虫文化賞新生賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)『この世界の片隅に』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)で知られる、こうの史代初の大原画展
■会場 佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210番地)
■会期・開館時間
2025年8月2日(土)~10月2日(木) 10時~18時(最終入館は17時30分)
※月曜休館、但し、8月11日(月)・9月15日(月)は開館、8月12日(火)・9月16日(火)は休館
■料金
一般1,000円(800円)/大学生800(640)円/高校生以下無料
※( )内は、前売り及び20名以上の団体料金。
前売り券は、
佐倉市立美術館、
佐倉ハーモニーホール(佐倉市民音楽ホール)、
佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センターにて、2025年8月1日(金)まで販売。
※前売り券の発売開始日については決定次第、
美術館HPにてお知らせします。
障害者手帳をお持ちの方はご本人と介助者1名無料。
一般:1,000円 大学生:800円
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1《夕凪の街 桜の国》カバーイラスト、2004年 (C)︎こうの史代/コアミックス.
こうの史代は、今年で漫画家生活30周年を迎えます。
こうの史代の漫画は、デビューの最初から、キャラクターも、背景も、等しく愛らしいタッチで描かれています。それは4コマ漫画でも、ほのぼのショートストーリーでも、神話ものでも、戦争ものでも変わりません。
戦争ものだから急にシリアスに、というふうに描くことがないのです。これまでの作風の流れを切断しないことで、すべてがつながっている、読者はそう感じます。
見た目は愛らしいけれども、力強さ、柔軟さ、しぶとさがその線には宿っています。
こうの漫画は、愛らしいタッチのまま、実に多彩です。どれをとっても、似た作品がありません。
ひとつの作品を描くごとに、新しい、まだ見たことのない漫画表現の可能性へ向けて、一歩ずつ歩き続けているからです。
こうの史代のいる場所から見ると、見慣れたはずの「漫画」という表現が、新鮮な姿に見えてきます。
ほら、まだこんなに描くことがあるよ、というように。
そう、決してこうの史代は、一つや二つの作品で、象徴できる漫画家ではないのです。
一人の漫画家として、こうの史代が歩いてきたすべての道のりを、この展覧会ではたどります。
本展は、一人で見に来たとしても、きっとさびしくないでしょう。それは、彼女のあたたかい、友達のような目線が、原画を見るあなたと見つめ合うからです。
福永信(本展監修者/小説家)
■見どころ
漫画家こうの史代の過去最大の展覧会
大ヒット作「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」の原画展はこれまで数多く開催されてきましたが、デビューから現在までを網羅した大規模な回顧展は、本展が初めてです。500枚以上の漫画原画を展示、膨大な挿絵原画、絵本原画、作品のコンテやメモ、ブログ「こうのの日々」に登場するスケッチブック、制作風景を記録した初公開の映像など、こうの史代の画業のすべてがわかる展覧会です。
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2《この世界の片隅に》2007年 (C)︎こうの史代/コアミックス
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3 《ギガタウン漫符図譜》 2016年 (C)︎こうの史代/朝日新聞出版
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4《ぴっぴら帳(ノート)》1巻カバーイラスト、2000年 (C)︎こうの史代/コアミックス
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5 制作風景 展示予定の動画より(撮影:白井茜)
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6《こっこさん》1999年 (C)︎こうの史代/エブリスタ
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7《さんさん録》1巻扉イラスト、2006年 (C)︎こうの史代/コアミックス
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8《ぼおるぺん古事記》1巻天の巻表紙イラスト、2012年 (C)︎こうの史代/平凡社
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9《日の鳥》2巻表紙イラスト、2016年 (C)︎こうの史代/日本文芸社
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10《アマビェさん》 2020年 (C)︎こうの史代
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11《百一 hyakuichi》2018年 (C)︎こうの史代/日本文芸社
貴重なデビュー前の原画も展示
デビュー前の原稿、また高校生の頃に制作した漫画の原画も展示いたします。すでに「こうの史代」ならではのタッチが、読者を今でもほんわか、楽しい漫画の世界に誘います。
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12、《星月夜》(「太田川」表紙、広島太田川ライオンズクラブ、1996年) (C)こうの史代
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13 WEEKLY漫画アクション新人賞募集イラスト、1992年 (C)こうの史代
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14《ありがた屋のよいちべえ》(投稿作、1995年) (C)こうの史代
「1枚の絵」としての漫画原画
こうの史代はその初期からアシスタントを起用せず、原稿をすべて一人で描いています。着彩も本人がやっています。また一部を除いて、スクリーントーンをほとんど使用していません。原画で私たちが見ているのは、こうの自身の手によって描かれた線です。「1枚の絵」として、その線の躍動する魅力、新鮮な色彩の力を感じていただけると思います。
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15《長い道》2001年 (C)︎こうの史代/コアミックス
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16《街角花だより》1995年 (C)︎こうの史代/コアミックス
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17《ぴっぴら帳(ノート)》口絵、2004年 (C)︎こうの史代/コアミックス
展示は「読める」ように工夫
連載作品の場合は1話単位、短編は全ページを基本に原画を展示いたします。こうのが構成したストーリーを分断せず、制作しているその時の「漫画家の気持ち」を体感することができます。各単行本のカバーのカラー原画も必見です。
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18 ((かっぱのねね子))2001年(C)こうの史代/朝日新聞出版
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((描く人)) (C)️こうの史代
当館のみの描き下ろしも展示
こうの史代の「あとがき」を展示スペースの最後に展示いたします。
■関連イベント
こうのさんにお手紙が書けるよ!
本展会場内に、ファンレターを書くコーナーを設けます。展覧会を見てくださったかたなら、どなたでもご参加いただけます。会場内にある特製ポストに投函してください。こうのさんに直接お渡しします。ふるってご参加くださいね。
■グッズ
本展のための多数の特製グッズが勢揃い!
■プロフィール
こうの史代
1968年広島市生まれ。広島大学理学部中退。放送大学教養学部卒。1995年、「街角花だより」の連載で漫画家デビュー。インコとの日常を描く4コマ漫画「ぴっぴら帳(ノート)」で人気を博す。ニワトリと少女のユニークな日々を綴ったショートストーリー漫画「こっこさん」、子供の心を見開きページに釘付けにしたカラー漫画「かっぱのねね子」も同時期に連載。夫婦の気ままでコミカルな永遠の一日を捉えた「長い道」、こうの自身より年齢が上の主人公を初めて描いたドタバタ二世帯喜劇「さんさん録」でさらなる新境地を開く。原爆の被害とその後に続く“終わっていない”日々を真摯に紡いだ「夕凪の街 桜の国」を発表し、話題に。同作で第9回手塚治虫文化賞新生賞、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞、映画化やドラマ化もされた。広島の軍都・呉の戦災を描く「この世界の片隅に」は、戦前から戦後まで、個人の時間を奪う戦争の惨禍のすべてを、日常の低い視点から力強く描いた。本作は第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、またアニメーション映画(片渕須直監督)がロングラン大ヒットを記録。こうのにとっても集大成的な作品となった。その後も漫画という表現に対する好奇心は尽きず、非凡な才能炸裂のエッセイ漫画「平凡倶楽部」、ボールペンだけで古事記を忠実に漫画化した「ぼおるぺん古事記」(古事記出版大賞稗田阿礼賞受賞)、東日本大震災の翌年から描き継がれている「日の鳥」、漫符を素材にした画期的な漫画図鑑「ギガタウン 漫符図譜」、百人一首と遊んだ華麗なるカラー1コマ漫画「百一 hyakuich」など、ひとつとして似ていない作品を続々と発表。最新作「空色心経」では般若心経とコロナ禍の日々を2色の糸で撚り合わせるように重ね、時空を超えた世界と日常を結んでみせた。ブログ「こうのの日々」では「空色心経」の制作過程やインコTさんとの日常、日々のスケッチなどを公開している。
監修者
福永信(ふくながしん)
1972年東京都生まれ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)芸術学部中退。1998年、短編「読み終えて」でリトルモア・第1回ストリートノベル大賞を受賞し小説家デビュー。主な小説集に「アクロバット前夜」、「コップとコッペパンとペン」(表題作でユリイカZ文学賞受賞)、「星座から見た地球」、「一一一一一」、「実在の娘達」などがある。アンソロジー編集に「こんにちは美術」、「小説の家」(第4回鮭児文学賞受賞)、企画編集に「フジモトマサル傑作集」、展覧会企画協力に「カワイオカムラ ムード・ホール」展、「絵本原画ニャー! 猫が歩く絵本の世界」展、「芦屋の時間 大コレクション」展など。「遠距離現在 Universal/Remote」展図録に短編小説を寄稿。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。
■アクセス
【車】東関東自動車道佐倉インターより約15分、「夢咲くら館」駐車場等をご
利用ください。(台数に限りがあるため、なるべく公共交通機関をご利用ください。)
【公共交通機関】
◇京成佐倉駅南口より徒歩8分、または、京成バス千葉イースト「JR佐倉駅」方面行きで「佐倉市立美術館」下車すぐ。
◇JR佐倉駅北口より徒歩20分、または、京成バス千葉イースト「京成佐倉駅」方面行きで「二番町」下車すぐ。
【お問い合わせ】
佐倉市立美術館
住所:千葉県佐倉市新町210番地
TEL:043-485-7851
URL:
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes