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「中学受験=子どもが荒れる」は本当? 首都圏200家庭を比較調査

イノベーションシステム株式会社

「中学受験=子どもが荒れる」は本当? 首都圏200家庭

中学受験の有無は子供の勉強時間、親のストレス度に大きな違い。一方、「反抗的な態度が見られない子ども」の差は13ポイント


ひまわり教育研究センター(運営会社:イノベーションシステム株式会社、代表取締役:熊野貴文)は、2025年6月、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県)に在住する小学4~6年生の母親200人(中学受験を「する」家庭100人、「しない」家庭100人)を対象に、「中学受験期における家庭環境と子どもの反抗的態度」に関する独自調査を実施しました。(調査会社:Freeasy/調査時期:2025年6月11日~6月16日)
本調査では、塾通い・学習時間・親子の会話頻度・保護者のストレスレベルなど多角的な項目を通じて、中学受験が子どもの態度や家庭の雰囲気にどのような影響を及ぼしているのかを検証しました。その結果、受験家庭は非受験家庭に比べて生活・心理面での負荷が明らかに大きいにもかかわらず、子どもの反抗的態度の出現率の差は想定より少ないことが明らかとなり、「受験=反抗的になる」という通説に一石を投じる結果となりました。

ひまわり教育研究センターでは、未来をはばたく子どもたちを育てる保護者の方々に有益な情報をお伝えするため、日々研究調査を行っています。
このたびの調査結果がお子様の教育においての一つの指針になることを願います。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-ecb8c45c59615624026ad3f5ee9f4d91-640x426.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆ 調査の背景

「中学受験のストレスで、子どもが反抗的になった」――こうした声は、受験を経験した保護者の間でしばしば語られます。学習量や通塾負担の増加、親子間のやり取りの変化など、受験を取り巻く環境は子どもに大きな影響を与えると考えられがちです。しかし、「本当に中学受験が子どもを反抗的にしているのか?」という問いに対して、実際のデータに基づいた答えは、これまで明らかにされてきませんでした。
本調査は、小学4年生~6年生の子どもを持つ保護者200人を対象に、中学受験の有無によって子どもの態度や学習環境、保護者の心理状態にどのような違いがあるのかを明らかにすることを目的に実施されたものです。

◆ 調査対象:
首都圏(神奈川、千葉、東京)在住の世帯年収年収500万以上の家庭の
・小学4~6年生の中学受験をする子どもを持つ母親 100名
・小学4~6年生の中学受験をしない子どもを持つ母親 100名 合計200名

◆ 主な設問項目:
 ・通塾状況
 ・学習時間
 ・反抗的態度の内容と頻度
 ・保護者のストレスレベル
 ・家庭内コミュニケーションの頻度と内容
 ・子どもの気持ちへの理解度

◆ 調査の詳細
(1) お子様の性別構成
受験家庭:男子 29%、女子 69%、無回答 2%
非受験家庭:男子 23%、女子 77%、無回答 0%
→ 両者とも女子が多い傾向。特に非受験家庭は女子の割合が高め。

(2)学年構成
受験家庭:小4 32%、小5 34%、小6 34%
非受験家庭:小4 37%、小5 32%、小6 31%
→ 学年の構成比に大きな偏りはなく、バランスがとれている。

(3)通塾頻度
受験家庭
 ・週1~2回:37%
 ・週3~4回:45%
 ・週5日以上:11%
 ・通っていない:7%
非受験家庭
 ・週1~2回:21%
 ・週3~4回:3%
 ・週5日以上:0%
 ・通っていない:76%
→ 受験家庭では約9割が塾に通っている一方、非受験家庭では7割以上が通塾していない。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-5f29d6a70263234dbce116fb24d32c2d-1274x840.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(4) 平均的な学習時間(家庭学習含む)
受験家庭
 ・1時間未満:8%
 ・1~2時間未満:46%
 ・2~3時間未満:25%
 ・3時間以上:21%
非受験家庭
 ・1時間未満:74%
 ・1~2時間未満:20%
 ・2~3時間未満:3%
 ・3時間以上:3%
→ 学習時間は明確に差があり、受験家庭の半数以上が2時間以上学習しているのに対し、非受験家庭では7割以上が1時間未満。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-8ed5f85f595fbccd79631e5b6534e865-1308x910.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



(5)
子どもの反抗的態度(複数回答可)主な反応(上位のみ抜粋)
 ・言い返す:両群とも 48%
 ・不機嫌になる、にらむ:受験家庭 49%、非受験家庭 39%
 ・勉強を拒否する:受験家庭 34%、非受験家庭 28%
 ・反抗的態度がない:受験家庭 19%、非受験家庭 32%
→ 「特に反抗的な様子はない」と回答した割合には13ポイントの差。その他の反応については、受験家庭でやや高め。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-5d442bef26332843f8d8a9540b13ee1c-1320x888.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(6)反抗的態度の頻度
(5)で「特に反抗的な様子はない」と回答しなかった受験家庭81人、非受験家庭68人に調査
受験家庭
 ・ほぼ毎日:27%
 ・週に数回:37%
 ・月に数回:33%
 ・ほとんどない:2%
非受験家庭
 ・ほぼ毎日:22%
 ・週に数回:47%
 ・月に数回:26%
 ・ほとんどない:4%
→ 頻度には若干の差があるが、「週に数回以上」見られるとした割合は両群とも6割を超える。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-a465544e6529580f7b65f5734345c2c9-1278x894.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(7)保護者の反抗的態度への反応
(5)で「特に反抗的な様子はない」と回答しなかった受験家庭81人、非受験家庭68人に調査
冷静に聞く:受験家庭 24.7%、非受験家庭 16.2%
感情的になる:受験家庭 28.4%、非受験家庭 16.2%
距離をとる:両群とも 約27%
無視する/そっとしておく:受験家庭 13%、非受験家庭 32%
→ 受験家庭では「感情的に対応する」保護者が多い傾向。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-65c6e360eff287d7ce4b3f2e9f49eaed-1312x916.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(8)保護者による声かけ(複数回答可)
「頑張っていることを褒める」:受験 57%、非受験 58%
「励ます」:受験 43%、非受験 34%
「勉強しなさいと促す」:受験 33%、非受験 16%
「テストの点で叱る」:受験 13%、非受験 3%
→ 受験家庭では“勉強に直接関わる声かけ”が多い。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-9fa5f183865819549d8dbfeb8725e108-1312x916.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(9)保護者のストレスレベル(0~10で自己評価)
レベル7以上:受験家庭 47%、非受験家庭 30%
中学受験しない保護者の平均ストレス度:5.05
中学受験する保護者の平均ストレス度:6.03
→中学受験をする家庭の約半数がストレスレベルは7以上と回答し、ストレスの平均値も約1ポイント高い。

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-0e48066e613b07e4015587fcf7d9621a-1254x890.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



(10)子どもとの会話の頻度(勉強以外の話題)
ほぼ毎日:受験家庭 61%、非受験家庭 89%
週に数回以下:受験家庭 39%、非受験家庭 11%
→ 非受験家庭の方が日常会話の頻度が高い。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-1df1ddf93c7bddbbd81e5a85a84c7077-1332x906.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



(11)子どもの気持ちへの理解度(自己評価)
「とても理解している」:受験 16%、非受験 17%
「ある程度理解している」:受験 58%、非受験 61%
「あまり理解できていない」以上:受験 21%、非受験 17%
→ 全体的には大きな差はなく、自己認識としては類似。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-3f59954868b9bcde09617536d01f3309-1270x910.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


(12) 子どもの反抗的態度と中学受験のストレスの関係(受験家庭のみ)
「強く関係している」:32.1%
「ある程度関係している」:41.98%
「あまり関係ない」以下:25%
→ 受験家庭の約7割が“受験ストレスが関係している”と考えている。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-73b2cb4adc8361a35954def4d566f3d6-1320x902.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



◆調査からわかること
1. 学習環境の大きな違い
中学受験をする家庭の93%が塾に通っており、うち56%は週3回以上通塾しています。また、学習時間は受験家庭の46%が1日2時間以上勉強しているのに対し、非受験家庭では74%が1時間未満です。
受験家庭では、学習時間・通塾頻度ともに非受験家庭に比べて高い負荷がかかっていることがわかりました。

2. 親のストレスと会話量
「ストレスレベル7以上」と回答した保護者は受験家庭で47%、非受験家庭で30%でした。「勉強以外の会話をほぼ毎日する」割合は、受験家庭61%、非受験家庭89%でした。受験家庭の保護者はストレスが高く、親子の雑談時間も短い傾向にあることがわかりました。

3. 「反抗的な態度」の差は13ポイント
これだけ生活負荷や心理的ストレスに差があるにもかかわらず、「子どもに反抗的な様子が特に見られない」と答えた割合は、受験家庭19%、非受験家庭32%で、その差は13ポイントにとどまりました。学習の負荷や親のストレスと反抗的態度は必ずしも比例しないという結果となりました。

■ 差が小さかった理由とは? ― 3つの考察
(1)「受験そのもの」よりも、親の対応がカギ
子どもの反抗的態度は、中学受験という出来事そのものが直接の引き金となるのではなく、保護者の接し方や子どもの性格、受験への納得感などが大きく影響している可能性があります。実際、強い学習負荷の中でも、穏やかな親子関係を維持している家庭も少なくありません。

(2)家庭の工夫と関係構築が緩衝材に
学習時間や通塾の頻度が高い家庭であっても、こまめな声かけや気分転換の工夫を通じて、信頼関係を保っている家庭も一定数見受けられました。こうした家庭では、子どもが反抗的態度を示さずに安定した状態で受験期を過ごしているケースも多く、家庭内の関係構築が大きな緩衝要因となっていると考えられます。

(3)「反抗的」と感じるかどうかは主観的評価でもある
「反抗的な態度」の認識には、保護者側の主観的な判断が関与している可能性もあります。例えば、同じ子どもの言動であっても、精神的に余裕がある親は冷静に受け止められるのに対し、ストレスを感じている親ほど敏感に“反抗”と受け取る傾向があると推察されます。受験家庭では保護者のストレスが高いため、その分「反抗的」と認識されやすい傾向も否定できません。

■ 母親の実感:「受験ストレスと反抗は関係している」
さらに補足調査では、中学受験をする家庭の母親の74%が「子どもの反抗的態度は受験ストレスと関係している」と感じていると回答しました。
しかし一方で、そのようなストレス下においても、反抗的な様子が見られない家庭が約2割存在しているという事実は、子どもの態度が「受験するかどうか」ではなく、家庭ごとの在り方や対応の仕方に左右されていることを浮き彫りにしています。

◆調査の結論
今回の調査結果から明らかになったのは、「中学受験=子どもが荒れる」という単純な図式は成り立たないという点です。たとえ学習負荷や通塾頻度が高く、保護者にとって精神的負担が大きい状況であっても、親子の対話が保たれ子どもが心理的に安心できる家庭環境であれば、顕著な反抗的態度にはつながらない傾向が見受けられました。
また、反抗的とされる子どもの言動も、その評価には保護者側の主観が関与しており、保護者自身のストレス状態や受け止め方が行動解釈に影響を与えている可能性も指摘されます。
したがって、子どもの反抗的態度を抑制するためには、親の関わり方や家庭の空気のあり方が極めて重要であり、反抗期的な行動も成長過程の一部として柔軟に受容する姿勢が求められるといえるでしょう。
     ひまわり教育研究センター所長 上田 尚子

調査時期
 2025年6月11日~6月16日

アンケート設計
イノベーションシステム株式会社
「ひまわり教育研究センター」
調査方法
インターネット調査
調査対象者
首都圏(神奈川、千葉、東京)在住の世帯年収年収500万以上の家庭の
・小学4~6年生の中学受験をする子どもを持つ母親 100名
・小学4~6年生の中学受験をしない子どもを持つ母親 100名

<リリースに関するお問い合わせ先>
イノベーションシステム株式会社
ひまわり教育研究センター
所長 上田尚子
TEL 06-6307-1112
https://www.himawari-child.com/center/profile.html

[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-a720f09523aafe7283da0eeea3c168ac-1358x604.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-9388bb195b9f86b8cc9fb1beb080e545-400x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97480/22/97480-22-357362f16b032e287bba865da4ea9458-147x196.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




プレスリリース提供:PR TIMES

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