蓄電池を活用した新たな電力小売メニューの実現を支援
株式会社Sassor
~Sassorが小売電気事業者向けコンサルティングサービスを提供開始~
■概要
株式会社 Sassor(本社:東京都渋谷区桜丘町 4-17、代表取締役:石橋 秀一、以下「当社」)は、小売電気事業者が主導して蓄電池を導入・運用することで新たな電力メニューを設計できる 「小売電気事業者向け蓄電池活用コンサルティングサービス」 を本日より提供開始いたしました。
本サービスは、当社独自の AI 蓄電池制御プラットフォーム ENESを用いた経済性分析を核に、課題抽出から事業性評価までを支援します。
■背景
近年、脱炭素化への取り組みや BCP強化の潮流を受け、企業や自治体における蓄電池導入が加速しています。再生可能エネルギーによる自家消費比率を高めてCO2 排出量を削減し、電力調達コストを抑えられるだけでなく、停電時にはバックアップ電源として機能することで、蓄電池は需要家に多様な価値をもたらします。
しかし、需要家が独自にピークカット制御を行う場合、小売電気事業者には
- デマンド料金収入の減少- PV(Photovoltaics:太陽光発電)自家消費に伴う販売電力量の減少
といった収益面の課題が生じます。
当社は、こうした課題を解消し、小売電気事業者主導で蓄電池の価値を最大化する仕組みを提供するため、本サービスを開始しました。
■サービスの特長
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/28289/table/32_1_989697b54b9f9912024ca1cdf7ba90ca.jpg?v=202506251217 ]
経済性シミュレーションの詳細
- 蓄電池運用シミュレーションSassor 独自の蓄電池運用システム ENES を活用し、実際の運用を想定したシミュレーションを実施します。・ JEPX 価格のアービトラージ制御 による調達コスト低減・ ピークカット制御 による容量拠出金削減・デマンド料金最適化・ 需給調整市場・容量市場での収益獲得・ インバランスリスク回避制御 によるコスト低減上記を通じ、小売電気事業者と需要家の双方が得るメリット・デメリットを可視化します。- 蓄電池長期収支シミュレーション系統用蓄電池収益性分析で培ったノウハウを活かし、約 10 年スパンの長期収支モデル を構築。小売電気事業者が主導して蓄電池を導入した場合の投資回収期間、運用コスト、想定収益源を試算し、新メニュー導入の可否判断をサポートします。
■期待される効果
小売電気事業者
- 調達コストの削減- 容量市場/需給調整市場による追加収益- 蓄電池のリースや販売などの差別化メニューで顧客基盤を拡大
需要家
- 従来メニューより安価な電気料金メニュー- ピークカットの収益を分配- 停電時のバックアップ電源としてのBCP対策- 自家消費型PVとの組み合わせによる電力コスト低減- ESG対応の強化による企業価値向上
社会的価値
- 分散型エネルギー普及による系統安定化- 再生可能エネルギー最大活用による脱炭素化推進
■価格
課題ヒアリング後に個別見積もりを提示いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
■今後の展望
まずは本サービスの導入支援と運用改善に注力し、お客様からのフィードバックを我々のAI蓄電池制御プラットフォーム『ENES』に反映させ、その分析精度をさらに磨き上げてまいります。こうした取り組みを基盤として、将来的にはAPI連携や他リソースとの統合制御、脱炭素価値取引へも対応し、蓄電池を取り巻くエコシステムを段階的に広げることで、電力小売ビジネスの持続的な価値創出に貢献してまいります。
■株式会社Sassorについて
Sassorは、エネルギーリソースを分析・制御する技術をもとに、容量市場・需給調整市場を対象としたアグリゲーションサービス「ENES」の開発・提供を行っています。また、電力情報サイト「グリッド研究所」を通じて、電力系統情報などのデータ提供も行っています。今後も、蓄電池を活用した収益性向上や再生可能エネルギーの普及を支援する技術提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【Sassor会社概要】
会社名: 株式会社Sassor (サッソー)
代表取締役: 石橋 秀一(いしばし しゅういち)
設 立: 2010年9月30日
所在地: 東京都渋谷区桜丘町 4-17
URL:
https://www.sassor.com
事業内容: AIを活用した電力アグリゲーションサービスの開発・提供
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社Sassor (サッソー)
担当:矢嶋
お問合せ先(E-mail):sales@sassor.com
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes