TOPPANと障がい者アート協会、障がい者アーティストの作品をデジタルサイネージに配信する「可能性アート(R)デジタルキャンバス」を提供開始
TOPPANホールディングス株式会社

障がい者の自立と社会参加への継続的な支援を実現
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下 TOPPAN)と一般社団法人障がい者アート協会(所在地:埼玉県飯能市、代表理事:熊本 豊敏、以下 障がい者アート協会)(※1)は、障がいのあるアーティストの作品をデジタルサイネージに配信するサービス「可能性アート(R)デジタルキャンバス」を、2025年6月27日より提供開始します。
「可能性アート(R)デジタルキャンバス」は、「無限の可能性・才能」をテーマにした「可能性アート(R)」作品をTOPPANの技術で高精細にデジタル化し、コンテンツとして活用。月額利用料の一部がアーティスト本人や障がい者アート協会に所属するアーティストに還元されることから、本サービスを採用した企業は、空間をデジタルアート作品で彩りながら、障がい者の自立や社会参加を継続的に支援できます。
なお「可能性アート(R)デジタルキャンバス」は、2026年3月27日(金)までTOPPAN小石川本社ビル(所在地:東京都文京区)1Fエントランスにおいて開催される「可能性アート(R)プロジェクト展2025」にて展示しています。
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「可能性アート(R)デジタルキャンバス」の活用イメージ (C) TOPPAN Inc.
■ 背景
近年、多様性の尊重やインクルーシブな社会づくりに対する認識が高まる中で、障がい者が個性・才能を発揮する場や、社会とつながる機会を増やすことが求められています。TOPPANは2018年より、「障がい者の自立支援」、「企業の事業活動」と「人財開発」を組み合わせた試みである「可能性アート(R)プロジェクト」をはじめ、障がい者アーティストの作品をテクノロジーにより高付加価値化・製品化する様々な取り組みを推進しています。
今回は、障がい者アーティストの自立支援と企業の継続的な社会貢献活動を実現する仕組みとして、障がい者アート協会と共同で本サービスを開始します。本サービスを通じて、アーティストの才能が様々な空間で輝くことで、障がいの有無にかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現に貢献します。
■ 「可能性アート(R)デジタルキャンバス」の特長
・月額利用料の一部をアーティストに還元
月額利用料の一部が、アート使用料としてアーティスト本人と、障がい者アート協会の活動の支援に還元されます。本サービスの導入により、採用企業は自社のエントランスや商業施設などの空間をアート作品で彩りながら、障がい者の自立や社会参加を継続的に支援することができます。
またアート使用料は、サイネージに配信される作品のアーティストに支払われる「著作権使用料」と、「創作活動応援費」で構成されています。「創作活動応援費」は、障がい者アート協会独自の仕組みであり、障がい者アート協会に所属して作品発表をする障がい者アーティスト全員に、均等に分配される支援費です。この取り組みは、アーティストの創作活動の継続を支援しています。
・高精細にデジタル化したアート作品を配信
アート作品は全て、TOPPAN がアーティストから原画を預かりデジタル化を行います。単にデータ化するだけでなく、様々なサイズに2次利用できるよう高解像度化。専任ディレクター監修のもと、原画の表現を、精巧なカラーマネジメントが施されたデジタルデータとして保存・データベース化しています。TOPPANグループが長年に渡り培ってきた印刷の技術や知見により、様々な活用を可能にしています。今回は、原画のもつ雰囲気を引き出せるよう丁寧に作りこまれたデジタル作品を配信します。
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作品製作時の複写撮影の様子 原画の表現を再現するために行うカラーマネジメント
・年間120点のアート作品を配信
障がい者アート協会に所属し、かつ「可能性アート(R)プロジェクト」で採用されているアーティストの作品を、月に10作品・年間120作品配信します。季節に合わせてセレクトされた個性豊かなアート作品を、月替わりでデジタルサイネージ上に投影します。
■ 月額利用料
43インチ/55インチ サイネージ一台につき一律 70,000円/月 (税抜き)
※最低契約期間は12か月となります
※設置場所によって導入費用(施工代)が別途発生します
■ 今後の目標
TOPPANと障がい者アート協会は「可能性アート(R)デジタルキャンバス」で配信されるアート作品を増やしつつ、イベント会場や企業のエントランスなどを対象に、2027年度には500台以上の導入、約5億円の売上を目指します。
また、本プロジェクトの主旨に賛同する様々な企業/団体と連携し、誰ひとり取り残さない、ふれあい豊かなくらしに貢献していきます。
■ 「可能性アート(R)プロジェクト」について
TOPPANは、「障がい者の自立支援」、「企業の事業活動」と「人財開発」を組み合わせた独自の試みとして2018年より「可能性アート(R)プロジェクト」を推進しています。TOPPANの高精細な画像データ処理技術を活用し、障がいのあるアーティストの作品を付加価値化することを通して、社会的課題解決(障がい者の自立)と経済的事業活動が両立するビジネスモデルを構築することを目指しています。本施策は2022年のメセナアワード(※2)にて大賞を獲得し、2025年大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジ(※3)にも登録されている活動です。
また、「可能性アート(R)プロジェクト展」は障がい者アート協会と共同で企画している展示会で、8回目を迎えた本年度は、2026年3月27日(金)までTOPPAN小石川本社ビルで開催しています。「無限の可能性・才能」をテーマに、障がい者アート作品51点の「プリマグラフィー(R)」(※4)を制作し、額装し展示するほか、同時開催にてVR展示(※5)も実施しています。
「可能性アート(R)プロジェクト」は、TOPPANが2017年4月に立ち上げた、次世代の人財開発施策を研究開発する拠点である「人財開発ラボ」による活動の一環で実施しており、様々な企業や一般の方への参加を推進しています。
■ 「可能性アート(R)プロジェクト2026」参加募集について
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/1692_1_e7d223117f658aa3102d2760d5bce917.jpg?v=202506271117 ]
※1 障がい者アート協会について
一般社団法人障がい者アート協会は、障がいのある方々の創作活動を支援しています。オンラインギャラリー「アートの輪」を通じ、47都道府県から集まる約6万点の作品を広く発信。企業との提携により、アーティストに対し著作権使用料や経済的支援を提供します。著作権等管理事業法に基づく国内の障がい者支援団体としては、唯一の「著作権等管理事業者」として文化庁に登録されました。
※2 メセナアワードについて
「メセナアワード」は、企業メセナ協議会によって、企業によるメセナの充実と社会からの関心を高めることを目的に、 1991年に創設されました。日本国内に所在する企業や企業財団、またそれらの連合体を対象に、有識者による選考の上、特に優れたメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)活動を表彰しています。2022年は、166件の対象案件の中から、大賞1件、優秀賞5件が選出されました。
「メセナアワード」公式サイト:
https://www.mecenat.or.jp/ja/mecenat_awards/mecenat_awards
※3 「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジ
URL:
https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/98
※4 「プリマグラフィー(R)」
アメリカにて版画製作の技法として登場したジークレー技法と、TOPPANが製版・印刷で培った色調整技術を融合させたものです。美術版画製作の世界において、シルクスクリーン、リトグラフと並ぶ新たな技法として定着しています。
※5 可能性アート(R)プロジェクト展VR会場
URL:
https://toppanhrd.jp/kanouseiart/index.html
開催期間:2026年3月下旬予定
※開催期間は予告なく変更する場合があります。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes