【日本企業初】Green Carbon株式会社、フィリピン ブラカン州における水田由来のメタンガス削減によるJCMプロジェクトのパブリックコメントを開始
グリーンカーボン

質の高いカーボンクレジット創出プロジェクトを形成
ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、フィリピン北部ブラカン州の5つの自治体にて導入を進めている、水田におけるAWD技術※1 導入によるメタンガス削減プロジェクト(以下:本プロジェクト)をJCMA(JCM合同委員会事務局、以下:JCM事務局)に提出し、2025年6月17日より日本企業初としてパブリックコメントが開始されたことをお知らせします。
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〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら
https://green-carbon.co.jp/contact/
○Green Carbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/download-form/
〇JCM事務局発表のパブリックコメントはこちら
https://www.jcm.go.jp/ph-jp/projects/131
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でのプロジェクトを展開しています。各地域の自然資源の特性に適したカーボンクレジット創出プロジェクトの開発を行うとともに、衛星データを活用した適地選定とモニタリングにより、効率的かつ透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。
中でもフィリピンは大規模に展開しておりますが、フィリピン農業分野の現状として、温室効果ガス(GHG)排出量は年間約5,400万トンに達しています※2。そのうち水田からの排出量は約1,300万トン(農業由来の約25%※3)を占めており、排出量の削減が求められています。このような状況を背景として、Green Carbonは2023年度より、現地研究機関と連携し、AWD(間断灌漑)※4を活用した水田からのメタンガス排出量削減プロジェクトの開発に着手しました。
Green Carbonは、この度、フィリピン・ブラカン州の5つの自治体(Baliwag, Pulilan, San Miguel, San Ildefonso, San Rafael)にてすでに実施している水田へのAWD導入プロジェクトのプロジェクト設計文書(PDD)を、日本・フィリピン両政府が運営するJCM事務局に提出しました。現在、本プロジェクト(リファレンス番号:PH008)に関する資料が一般公開され、2025年7月17日まで意見募集(パブリックコメント)が行われています。
〇水田におけるAWD技術導入によるブラカン州でのメタンガス削減プロジェクト概要
[表:
https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/173_1_b7ff9213be579b289be14c09b006cc85.jpg?v=202506281217 ]
[画像2:
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〇JCM事務局内で開始されたパブリックコメント
本プロジェクトは、日本側からGreen Carbon、日本工営株式会社、芙蓉総合リース株式会社が参画し、フィリピン側からは現地の農業研究をリードするフィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)が参画し、産学連携体制で推進します。 また、芙蓉総合リース株式会社が共同ディベロッパーとして参画し、本プロジェクトによって創出されるJCMクレジットは開発者同士で分配される予定です。
2025年7月17日まで意見募集(パブリックコメント)が行われ、2024年8月1日より本プロジェクトが開始、10年間の運用を予定しています。排出削減量の算定には、JCM方法論「PH_AM004 Ver1.0(水管理による水田からのメタン排出削減)」を適用し、検証は第三者機関であるEPIC Sustainability Services Pvt. Ltd.が担当することで信頼性と透明性を担保したプロジェクト運用を実施します。
[画像3:
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〇現地のステークホルダー会議、ブラカン州勉強会の写真
2025年2月初旬、日本・フィリピン間のJCMにおいて、世界初となる水田からのメタン排出量削減に関する方法論が承認されました。本方法論に基づくプロジェクト登録により、フィリピンにおける環境負荷低減と生産性向上に寄与する農業実践が可能となり、同時に日本のGHG排出量削減にも貢献することができます。
日本では、JCMクレジットがGX-ETS上で企業の排出量報告超過分の削減に適用可能となることが決定し、その需要は今後さらに高まると予想されています。また、東証カーボンクレジット市場での取引も検討されており、取引の流動性向上も期待されています。Green Carbonは、このような状況を踏まえ、プロジェクトの経済性を確保しつつ、フィリピンと日本両国の脱炭素化に貢献することを目指します。
[画像4:
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〇ブラカン州水田圃場の水位計測、チャンバー設置の様子
※1:AWD技術
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。
※2:二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)
JCMとは、日本が有する優れた脱炭素技術等の普及を通じて、パートナー国の温室効果ガス排出削減に貢献し、その削減分を両国の削減目標の達成に活用する制度です。フィリピンは2017年1月に日本とJCMを開始しており、両国間でプロジェクトの実施が可能となっています。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL :
https://green-carbon.co.jp/
◆Verde Carbon Capture Inc,
代表者 :代表取締役 妹尾聖人
所在地 :Principal office at Suite 6A Adamson Center, 121 L.P. Leviste Street, Salcedo Village, Bel-Air, Makati City, Philippines
設立 :2024年6月
事業内容 :フィリピンにおけるカーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:
https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :
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note :
https://note.com/green_carbon/プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes