国産率100%肥料の販売開始
一般社団法人グリーンコープ共同体

高止まりする肥料価格を抑え、国際情勢に影響されにくい持続可能な農業を目指して
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下グリーンコープ)は、グリーンコープの産直青果生産者を対象に国産率100%の肥料の販売を開始します。これにより、世界情勢による輸入価格の変動の影響を受けにくい、安定的かつ持続可能な肥料の供給体制を実現します。
肥料国産化の背景
肥料価格は高止まりを続けています。農林水産省の「農業物価統計調査」によりますと、2020年の平均価格を100とすると、今年4月は139.1となっています。日本では肥料の原材料である、カリウム、リン、窒素の多くを輸入に頼っています。イラン情勢やトランプ関税、中国による輸出規制といった国際情勢の変化により、肥料の価格高騰は収まりそうにありません。
肥料価格の高騰は、米などの農産物の値上がりに直結します。安心・安全で、そして安定した価格で肥料を流通させることは、持続可能な農業を実現するために重要な課題となっています。
グリーンコープが取り組んでいる循環型農業
グリーンコープでは肥料に限らず、国産化、そして循環型の農業を推進しています。代表例が牛乳です。耕作放棄地を再生してトウモロコシの生産を開始し、乳牛が食べる飼料としても活用しています。また昨年には年間15000トン規模の国産飼料をつくるTMR(Total Mixed Ration の頭文字・「混合飼料」の意味)センターを開設しました。
肥料においても、こうした「地域循環型農業」の実現を目指します。飼料と肥料を地域内で生産することで、価格を抑制しながら、安全・安心な農産物を調達することができます。さらに移動距離も短いので、輸送車両による温室効果ガスの排出も抑えることができます。
商品ラインナップ
<国産率100%>
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国産率100%の肥料に加え、可能な限り国産原料を用いた有機100%の肥料も以下の通り、発売します。「有機肥料」とは、植物性または動物性の有機物を原料とした肥料のことです. 鉱物などの無機物を原料とした化学肥料とは異なり、微生物の働きによって徐々に養分が分解され、土壌改良効果も期待できます。
<有機率100%>
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https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123722/179/123722-179-1d55d0eaa6517d651314f48460675181-662x107.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※ N-P-K比=窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の割合
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes