Dynatrace、クラウドおよびAIネイティブ環境のデバッグプロセスを革新する「Live Debugger」を公開
Dynatrace合同会社
~本番環境のコードを中断せずに同時デバッグ、トラブルシューティングを高速化~
エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)およびセキュリティ分野のリーダーであるDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)は、この度、Dynatrace Live Debuggerの一般提供開始以降、顧客による導入が順調に進んでいることを発表しました。
2025年1月に初めて発表されたLive Debuggerは、実行中のコードを中断することなく、本番環境において数千のサービスを同時にシームレスにデバッグできる、業界初のライブデバッグ機能です。加えて、直感的なセルフサービスツールにより、開発者による採用も加速しています。
企業のクラウドおよびAIアプリケーション環境がますます動的かつ複雑化する中、従来のアプリケーションデバッグ手法では対応しきれなくなっています。Dynatrace Live Debuggerはこうした課題に正面から取り組み、リアルタイムかつ非侵入型のインサイトを提供することで、問題解決を加速し、大規模なパフォーマンス監視の効率化を実現します。
初期導入企業でカナダの大手通信事業者の
TELUSは、デバッグ時間を最大95%削減したと報告しており、イノベーションが求められる現代の企業にとってLive Debuggerは不可欠なツールとなっています。Live Debuggerは、常時稼働する数千のインスタンスや、開発者によるセルフサービスに対応しており、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)、Red Hat OpenShiftなどのエンタープライズクラウド環境において、クラウドおよびAIネイティブ技術を採用する高度な企業ニーズに応えます。
クラウドネイティブなデプロイメントやAIワークロードのデバッグにおいて、Live Debuggerはスケーラブルでインテリジェントなソリューションを提供し、時間、コスト、複雑さを削減することで、企業が妥協することなく事業を推進できるようサポートします。
Live Debuggerの主な機能:
- インスタントデータアクセス:新たなコードの追加や再デプロイすることなく、必要なタイミングで重要なコードレベルのデータを取得できます。これにより、デバッグサイクルが数週間から数か月に及ぶような遅延を回避できます。Live DebuggerはDynatraceプラットフォーム経由で本番システムにアクセスし、エンタープライズレベルの
プライバシーおよびセキュリティ制御を備えたデバック環境を提供します。- ノンブレーキングブレークポイント:変数やスタックトレースといったアプリケーションの状態を、実行を中断・停止することなく、すべて検査できます。Live Debuggerは、パフォーマンスに影響を与える従来のデバッグ手法を回避します。- エンタープライズスケール:数千のワークロードインスタンスをリアルタイムで同時にデバッグでき、予期せぬ問題をより迅速に特定し、イノベーションのための時間を確保できます。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつバックグラウンドでの実行が可能で、柔軟性と包括的なカバレッジを両立します。
IDCアナリストのAdam Resnick氏は、次のように述べています。
「開発者は、デバッグ作業にかかる時間を最小限に抑えられる最新のツールを求めています。従来のデバッグ手法は手間がかかり、特に本番環境の問題対処において非常に困難です。Dynatrace Live Debuggerは、このプロセスを簡素化し、デバッグと重要なアプリケーション問題の問題に対処しやすくしています」
TELUSのプリンシパル サイトリライアビリティ エンジニアであるDana Harrison氏は、次のように述べています。
「Dynatrace Live Debuggerを導入する前は、バグ情報の取得にはログ行を追加し、デプロイメントを行い、ロールアウトを待たなければなりませんでした。Live Debuggerを使用することで、従来45分かかっていた作業がわずか2分で完了するようになりました。これは、デバッグ時間の95%削減に相当します。このツールは、複雑なアプリケーションバグへのアプローチとその解決手法をを根本的に変革してくれました」
Dynatraceの最高製品責任者であるSteve Tackは、次のように述べています。
「Dynatrace Live Debuggerは、ますます複雑化するクラウドおよびAIワークロードを管理する企業に、飛躍的な生産性とインサイトをもたらします。ノンブレーキングブレークポイントによってリアルタイムデバッグを実現することにより、アプリケーションのパフォーマンスを維持したまま、開発者に必要なデータを提供しています。私たちは、非常に大きな市場に対応しており、今後の複雑なエージェントAI環境に適したエクスペリエンスを開発者に提供することで、開発者を支援しています」
Dynatrace Live Debuggerは、
Dynatrace Observability for Developersの一部として提供が開始されました。これは、開発者コミュニティに対して、ランタイムインサイトとトラブルシューティング機能を提供する包括的なソリューション群です。
DynatraceおよびDynatraceロゴは、Dynatrace, Inc.グループ会社の商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
(C) 2025 Dynatrace LLC
※この資料は、米国マサチューセッツ州で2025年5月29日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
Dynatraceについて
Dynatrace (NYSE:DT)は、現代のデジタルビジネスのためのオブザーバビリティ(可観測性)を進化させ、複雑化する現代のデジタルエコシステムを強力なビジネス資産へと変革することを支援しています。AIによって強化されたインサイトを活用することで、Dynatraceは組織がより迅速に分析・自動化・イノベーションを実現し、ビジネスを推進できるようにします。Dynatraceがどのように組織のビジネスを支援できるか、詳細はこちら(
https://www.dynatrace.com/ja/ )をご覧ください。
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プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes