続編を待ち望むファンに朗報! 江戸もののけ譚『ねこまた 狸穴素浪人始末』7月9日(水)光文社文庫より書下ろしで発売
株式会社光文社

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2019年、「首侍」で第99回オール讀物新人賞を受賞し、同作を収録した『首ざむらい 世にも快奇な江戸物語』で単行本デビューを果たした由原かのん氏。
もののけものを得意とし、本格時代小説を手掛ける氏にとって2冊目となる作品が、書下ろしで光文社時代小説文庫から刊行されます。
本書は、由原かのんファンから続きを読みたいとの呼び声が高かった『首ざむらい 世にも快奇な江戸物語』所収の短編「ねこまた」の続編とも言えるものです。
【内容紹介】
素浪人・猫矢又四郎は麻布飯倉町の荒物屋の用心棒。
ひょんなことから、主家の黒猫かちんと“猫吸い”で話せるようになる。
界隈では交合中の男女を刺殺する辻斬りが続き、不穏な空気が漂っていた。
「被衣(かづき)を被った女」という下手人の風体にまつわる噂も事件の不気味さに拍車をかける。
そんな中、さる大名家からかちんを招待したいとの報せが来る。
かちんと共に屋敷を訪れた又四郎は庭の木の刃の傷に気づき、この主こそが下手人ではないかと疑いを持つ。
何度目かの訪問の折、又四郎とかちんを待ち受けていたのは、辻斬りと同じ装束の人物だった――。
【目次】
第一章 奥津城(おくつき)の媼(おうな)
第二章 二十三夜の辻
第三章 星河をゆく舟
第四章 三日月の烙印
第五章 竜灯
文章を紡ぐ時、視点を定めて書くことは常識ですが、あえてこの視点(主観)が混乱したら、どんな話になるだろう――という思い付きが、この物語の出発点です。
その出発点から歩み出した黒猫かちんが、物語世界を何処まで広げてくれるのか。
作り手の夢を読み手の皆様と共有できる楽しい作品に育つよう、心から願っております。
【著者情報】
由原かのん(よしはら・かのん)
1960年東京都生まれ。放送大学卒。福井市内にある蕎麦屋を夫婦で切り盛りする傍ら、五十代から公募文学賞に挑戦。2019年第99回オール讀物新人賞受賞。『首ざむらい 世にも快奇な江戸物語』で作家デビュー。福井新聞に「日曜エッセー 時の風」を隔月掲載。
X:@canon_yoshihara
【書籍概要】
書名:『ねこまた 狸穴素浪人始末』
著者:由原かのん
発行:光文社
発売日:2025年7月9日(水)発売予定
※流通状況により、一部地域では遅れる可能性があります。
価格:770円(税込)
判型:文庫
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記事提供:PRTimes