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ロームとQuanmatic、量子技術導入により半導体製造工程の効率改善に成功

株式会社Quanmatic

ロームとQuanmatic、量子技術導入により半導体製造工

EDS工程セットアップ時のロスを40%削減。大規模半導体工場への導入は世界初(※)。今後前工程へ導入予定


(※)2025年7月10日現在ローム及びQuanmatic調べ

ローム株式会社(本社:京都市、以下ローム)と株式会社Quanmatic(クオンマティク、本社:東京都新宿区、以下Quanmatic)は、半導体製造工程の一部であるEDS工程(*1)に量子技術を活用することで、セットアップ(*2)時のロスを従来比40%削減しました。大規模半導体製造工程での量子技術の本格導入は世界初であり、創出した改善成果も最大級の事例となります。


今回導入したのは、Quanmaticが持つ、早稲田大学・慶應義塾大学の研究に基づく量子計算技術効率化のプロダクト群や、量子と古典計算技術を駆使した計算フレームワーク及び専門的な定式化技術に、ロームが蓄積してきた膨大な知見とノウハウ、各種データを融合させた最適化計算システムです。

両社は、2023年1月より、EDS工程の多岐にわたる制約条件を踏まえた量子技術の活用について検討を開始し、2023年9月にプロトタイプを構築しました。そして2024年4月よりROHM Electronics Philippines, Inc.(フィリピン)での本格導入を完了し、この度の成果に至りました。 

この結果を受け両社は、より大規模で複雑な前工程に対しても同様に量子技術を活用した最適化計算システムを導入できないか協議を開始しました。EDS工程での実証・導入で得られた知見を活かすことで、短期間で効果的な構築に成功し、2025年1月にプロトタイプが完成しました。2025年4月にはローム浜松の一部エリアで実証実験に成功し、今後の本格導入に向けて検討を進めています。

両社は、引き続き連携を深めるとともに、前工程、EDS工程両方における複数工場への展開を目指して取り組み、量子技術の社会実装と半導体の安定供給体制の強化を進めてまいります。


早稲田大学 理工学術院 教授/株式会社Quanmatic CSO&Co-Founder 戸川 望
「本成果は、大学の高度な研究が実社会に応用された事例であり、特に量子技術を実際の工場に導入し、継続的に稼働し具体的な成果をあげている点は、世界的にも極めて価値の高い事例といえます。さらにQuanmaticは、半導体製造業における前工程への取り組みとして、早稲田大学との共同提案によるNEDO(*4)の委託業務「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業(テーマ名:半導体製造業最適化のための量子・古典アプリケーションの研究開発)(JPNP23003)」を推進しております。今回の成果も活用しながら、本事業をさらに推進し、半導体製造業の発展および日本政府が掲げる『量子未来社会ビジョン』の実現に向けて貢献してまいります。」

ローム株式会社 取締役 上席執行役員 立石 哲夫
「脱炭素社会の実現に向けて半導体の役割は、ますます大きくなり、その安定供給は社会課題の一つにもなっています。今回、量子技術を用いて、大規模な量産ラインで稼働率の改善成果を創出できたことは、半導体製造業界にとっても大きな成果です。今後、より大規模で複雑な前工程をはじめ、更に多くの工程や生産拠点で量子技術やその関連手法の導入を加速し、サプライチェーン全体の最適化を進めることによって、安定的かつ効率の良い供給体制を目指してまいります。」

<ご参考>
ローム、Quanmatic社と量子技術による製造工程最適化の実証完了|ローム株式会社-ROHM Semiconductor

(*1)Electrical Die Sorting。ウエハ上に形成したチップの電気的特性をテストする工程で、半導体デバイスの信頼性確保や歩留まり向上に必要不可欠
(*2)品種やウエハ径、処理温度などの条件に応じて装置や治具の設定を変更する作業のこと
(*3)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117406/27/117406-27-21e5a28518c09d45f27e4528238b4a4c-2500x1250.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社Quanmatic
Quanmaticは、量子計算と古典計算を融合させたアルゴリズムを活用し、企業の複雑なビジネス課題を解決するソフトウェアを開発するスタートアップです。

早稲田大学・戸川望教授(Chief Scientific Officer)の研究成果を背景とした量子・古典計算技術の知的財産と業界に対する深い知見を強みに、ハードウェアに依存しない実用的な最適化ソリューションを提供しています。業界横断で活用可能な高い拡張性を備えたソフトウェアにより、量子技術の社会実装を加速し、産業の高度化と意思決定の革新を支援しています。

【株式会社Quanmatic 会社概要】
本社所在地:東京都新宿区早稲田町27
代表取締役:古賀純隆
設立: 2022年10月
HP:https://quanmatic.com/

■本リリースに関するお問合せ先
Mail: public-relations@quanmatic.com




プレスリリース提供:PR TIMES

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