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東芝：車載向け3相ブラシレス・センサレス・モータ用プリドライバICの製品化について

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2013年09月27日

東京

（ビジネスワイヤ） -- 東芝は車載向けに3相ブラシレス注1・センサレスモータ注2用プリドライバIC「TB9061AFNG」を製品化し、10月からサンプル出荷、2014年3月から量産出荷を開始します。

アイドリングストップ車の普及に伴い、従来エンジンで動作させていたオイルポンプ、エンジン冷却ポンプなどの電動化が進んでいますが、高温環境での制御が課題でした。本製品は、独自開発のブラシレスモータ駆動制御回路を搭載することにより、熱に弱いホールセンサ注3を使用することなくポンプなどのモータ制御の最適化の実現を可能にしました。ホールセンサを代替することで、部品点数とコストの削減に貢献します。

新製品の主な特長

１．センサレス駆動3相モータ出力とモータの誘起電圧注4を測定する入力信号ラインのみで120度矩形波制御でモータを駆動します。ホールセンサが不要なため、システム構成の簡易化および基板の小型化が可能になります。

２．PWM入力信号、またはDC入力信号でモータ回転制御が可能

３．進角設定注5による効率改善進角設定を選択する事で、モータの効率を向上できます。

４．DC入力制御時は、自動復帰制御内蔵により外乱による停止を抑制

 

新製品の主な仕様

品番   TB9061AFNG 量産開始予定時期 2014年3月 量産規模 年間100万個 チャネル数 6ch内蔵 （Highサイド3ch、Lowサイド3ch） 動作電源電圧範囲

＋5.5～18V

動作温度範囲

－40～125℃

入力信号 PWM入力制御/DC入力制御の両方式に対応 駆動制御 3相全波センサレス駆動方式 検出回路 モータ駆動過電流検出回路、モータ駆動電流リミッタ回路、VCC過電圧検出回路、IC内部過熱検出回路、外部温度異常検出回路、脱調検出および自動復帰制御回路 回転信号モニター回路 回転数の検出及びモータロックなどの異常を判定 パッケージ   SSOP24（7.8mm × 7.6mm × 1.2mm）  

注1：整流子（ブラシ）を備えないモータ。注2：モータの位置を検出するのに、 モータの仮想中点電圧と駆動コイルに発生する誘電圧を比較して、ロータ（回転体）の位置情報を得るモータ。注3：磁界を検出する素子で、モータの回転位置・回転スピード情報を得るために使用される。注4：モータを回すとコイルに発生する電圧。注5：電流と電圧の位相差を調整することでモータの効率を向上させる方法。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先：車載営業推進部 Tel: 03-3457-3428

＊本資料に掲載されている情報（製品の価格／仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

写真とマルチメディア・ギャラリーはこちらをご覧ください： http://www.businesswire.com/multimedia/home/20130926006535/ja/

連絡先

報道関係の本資料に関するお問い合わせ先：
株式会社東芝 セミコンダクター＆ストレージ社
望月崇史
Tel: 03-3457-4963
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

記事提供：ビジネスワイヤ