Acompanyと博報堂DYホールディングス、秘密計算技術を活用し、企業の機密情報を守りながら生成AIを高度化する新技術「AI CleanRoom with HDY Knowhow」を開発
株式会社Acompany

株式会社Acompany(アカンパニー、愛知県名古屋市西区、代表取締役CEO 高橋亮祐、以下Acompany)は、株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長 西山泰央、以下博報堂DYホールディングス)の研究部門であるHuman-Centered AI Instituteと共に、秘密計算技術(※1)とRAG技術(※2)を活用し、企業の機密情報を保護しながら生成AIを利用できる新技術「AI CleanRoom with HDY Knowhow」を開発いたしました。本技術は、博報堂DYグループ独自のマーケティングノウハウを、企業の生成AIが安全に参照できる仕組みです。これにより、各企業は、情報漏洩のリスクを低減させ、自社の生成AIから、より生活者発想を活かしたアウトプットを得られるようになります。
(※1)秘密計算:データを暗号化したまま計算できる技術のこと。
(※2)RAG:Retrieval-Augmented Generationの略。質問に対し関連するデータを検索し、それを基に大規模言語モデル(LLM)が回答を生成する仕組みです。
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近年、多くの企業で生成AIの活用が急速に進む一方、個人情報や企業独自の機密情報といった秘匿性の高いデータは、セキュリティやプライバシー保護、コンプライアンス上の懸念から生成AIへの入力が困難であり、活用の大きな障壁となっていました。
このたび開発した「AI CleanRoom with HDY Knowhow」は、Acompanyの強みである秘密計算技術を用いることで、企業内のユーザーが入力したプロンプトや機密情報はすべて暗号化されたまま処理されます。この安全な環境(秘密計算環境)で、博報堂DYグループが長年蓄積してきたマーケティング知見や生活者データをRAGとして連携します。入力された情報は、博報堂DYグループやAcompanyを含むいかなる第三者も閲覧できない仕組みのため、企業は安心して自社の重要データを活用できます。これにより、一般的な生成AIの回答に比べ、生活者のインサイトを深く捉えた事業アイデアの創出や、マーケティング戦略の立案など、より専門的で実践的なアウトプットが可能となります。
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「AI CleanRoom with HDY Knowhow」の仕組み
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「AI CleanRoom with HDY Knowhow」の操作画面イメージ
博報堂DYホールディングスとAcompanyは、本技術を通じて、企業の安全なデータ利活用と新たな事業価値の創出、人間中心のアプローチでのAI活用に貢献することを目指します。今後、本技術を活用した新サービスの展開を検討してまいります。
会社概要
社名 :株式会社Acompany
代表者 :代表取締役CEO 高橋亮祐
所在地 :愛知県名古屋市西区那古野2丁目14番1号なごのキャンパス
設立 :2018年6月
URL :
https://acompany.tech/
事業内容:秘密計算に関連した製品・技術と、機密データ活用に関するコンサルティングサービスの提供
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お問い合わせフォーム:
https://acompany.tech/contact/プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes