加古川市と持続可能な航空燃料の普及促進に関する連携協定の締結
日揮HD

加古川市で回収した廃食用油がSAFに
兵庫県加古川市(市長:岡田 康裕、以下「加古川市」)、日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長CEO 佐藤 雅之、以下「日揮HD」)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也、以下「レボインターナショナル」)および、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:高田 岳志、以下「SAFFAIRE SKY ENERGY」)は、持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)の原料となる使用済み食用油(以下「廃食用油」)の資源化促進を図るため、「持続可能な航空燃料の普及促進に関する連携と協力に関する協定」(以下「本協定」)を2025年8月4日に締結し、同日、加古川市役所内にて協定締結式を執り行いました。
また、加古川市は家庭などで発生する廃食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」に本年6月から参加しています。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/289/65135-289-7dc441724a48a2e33d0079b6240ff0c1-3900x2324.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
協定締結式の様子 (左からSAFFAIRE SKY ENERGYの西村勇毅最高執行責任者COO、レボインターナショナルの越川哲也代表取締役CEO、加古川市の岡田康裕市長、日揮HDの秋鹿正敬専務執行役員)
【協定の趣旨】
加古川市、日揮HD、レボインターナショナルおよびSAFFAIRE SKY ENERGYは、相互に連携・協力し、SAFの原料となる廃食用油回収の拡大を図るため、本協定に基づいて廃食用油回収の取組みを進め、脱炭素・資源循環型社会の実現を目指します。
【協定の主な内容】
(1)家庭から排出される廃食用油(食用の植物油)の回収に関すること
(2)廃食用油の運搬、SAFの製造に関すること
(3)廃食用油がSAFとして再資源化されることの情報発信に関すること
(4)その他、本協定の趣旨を実現するために必要なこと
【協定に基づく具体的な取り組み】
(1)年内に、市の施設3か所に廃食用油専用の回収ボックスを設置し、家庭から排出される廃食用油を回収し、SAF へ再利用します。
(2)市内24の学校と給食センター1か所から、年間約40,000リットルの廃食用油が発生しています。来年度以降のSAFへの活用に向けた調整を図っていきます。
(3)ゼロカーボンパートナーシップ協定を締結している市内の事業者に対して情報提供を行い、本資源化に賛同する事業者と協力等を行い、SAF の普及促進に努めます。
(4)本市が実施する無料の「かんきょう出前講座」の講義メニューの1つに、SAF への再資源化に関する内容を加え、小学校をはじめ、広く市民に環境教育啓発を行います。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/289/65135-289-851dbf35d370531b2518548872309c1a-3900x2308.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【SAF(Sustainable Aviation Fuel)について】
バイオジェット燃料を含む持続可能な航空燃料。原料として廃食用油、サトウキビなどのバイオマス燃料や都市ごみ等を用いて製造するもので、航空機や給油設備の変更をせずとも利用でき、製造から使用までのライフサイクル全体で約84%のCO2排出削減効果が得られます。
参考:国土交通省「空のカーボンニュートラル SAFの導入促進 航空機運航分野の脱炭素化」
https://www.mlit.go.jp/koku/jigyousha.html#saf
【国内初のSAF大規模生産事業の概要】
日揮HD、レボインターナショナルおよびコスモ石油株式会社は、共同でSAF のサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」助成事業に採択※されました。2022 年 11 月に新会社 SAFFAIRE SKY ENERGY を設立。国内唯一の国産SAF大規模製造設備は 2024年 12 月に完工し、2025年4月から主要エアラインなどに国産SAFの供給を開始しました。
※NEDOホームページ:
https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/289/65135-289-6fe55a7c7cba46ddbdb3ac9846b98e90-3900x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
SAF製造装置
[画像4:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/289/65135-289-1bf6dbf24f2347415cca7f7b81e690d6-2017x1381.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
SAFの原料である廃食用油受け入れ施設
【Fry to Fly Projectについて】
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加しています。
特設ホームページ:
https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/
[画像5:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/289/65135-289-450eef59deacb4f0c151aac8fc9376ab-470x470.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes