ホシデンが、高周波ノイズを高感度で検知する「高周波電流センサ」を開発
ホシデン株式会社

高圧線の損傷の予兆検知に
ホシデン株式会社(本社:大阪府八尾市、代表取締役社長:古橋 健士)は、高圧線の損傷の予兆検知を可能にする高周波電流センサを開発し、2026年より提供を開始します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148964/2/148964-2-02dce0b4889a63ab11052320208c6083-620x413.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
高周波電流センサ(HVE1481)
[概要・開発意図]
近年、工場の敷地内などに敷設されている高圧ケーブルや特別高圧ケーブルの高経年化・老朽化が進み、絶縁破壊に伴った地絡・短絡事故も発生しています。場合によっては、工場の停電や火災を誘発する可能性があります。そのため、敷設されている高圧ケーブルの劣化度合いを診断・検知するサービスのニーズが高まっています。
高圧ケーブルの劣化の診断には、絶縁破壊の前駆現象である部分放電(PD:Partial Discharge)を利用する手法があります。この手法では、一般には高周波CT(HFCT:High Frequency Current Transformer)とも呼ばれる、高周波電流センサによって、微弱なパルス信号である部分放電を検出します。部分放電を用いた高圧ケーブルの劣化診断はすでに実用化されており、普及しつつあります。
このような背景から、ホシデンは部分放電を検出するのに最適な高周波電流センサを開発しました。帯域は1MHz~100MHzで、部分放電と周辺ノイズの区別が可能な周波数範囲です。また従来の高周波電流センサは計測器として屋内での使用を想定していたのに対し、本開発品はIP55に対応しており、屋外でご使用いただくことも可能です。つまり設置場所を選ばず、高圧ケーブルの故障の予兆を検知できます。
[品 名・品 番]
[品 名] [品 番]
高周波電流センサ HVE1481
[特 長]
・部分放電の検出に最適な1MHz~100MHzの帯域をカバー
・クランプ式で既存設備にも取り付けが可能
・IP保護等級はIP55に準拠
[用 途]
・高圧ケーブルの劣化に伴って発生する部分放電の検出
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148964/2/148964-2-582176c434b6fee9ba83b81a0eda23e2-558x574.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
部分放電検出イメージ
[生産販売計画]
・サンプル開始: 2026年 4月
・ 販 売 開 始 : 2026年予定
・計画月産数量: 100個
・サンプル価格: 別途お問い合わせにて対応
[主な仕様]
・適 用 電 流 : ~ 10Arms
・対応周波数 : 1MHz ~ 100MHz (3dB帯域)
・使 用 温 度 : -10℃ ~ +75℃
・出 力 端 子 : BNC
・防 水 性 : IP55相当
ホシデン株式会社
〒581-0071 大阪府八尾市北久宝寺1-4-33
[電話番号] 072-993-1010
https://www.hosiden.comプレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes