2025年08月06日
ニューヨーク
(ビジネスワイヤ) -- MSCI(NYSE:MSCI)は、ゼネラル・パートナー(GP)に対してより深い洞察と充実した投資家エンゲージメントの機能を提供するために設計された新しいデータ分析ソリューションとして、「プライベート・アセット・アンド・ディール指標」と「リアル・キャピタル・アナリティクス(RCA)ファンド」の2つを発表しました。これらのソリューションにより、GPはプライベート・アセットと商業用不動産の各市場における資金調達および資金投下に際して、より効果的な戦略を策定することが可能になります。
「プライベート・アセット・アンド・ディール指標」は、26,000件以上のプライベート・エクイティの買収案件から得られた、非上場企業とディールレベルのデータを基に構築されており、2兆ドル相当の純資産価値が反映されています1。このソリューションを利用することでGPはパフォーマンスのベンチマーキングや投資テーマの妥当性検証が可能になり、リミテッド・パートナー(LP)とのエンゲージメントでより大きな自信を持つことができるようになります。
「RCAファンド」は、1,600以上のGPと800以上のLPの商業用不動産プロファイル、ならびに8,000以上の不動産ファンドに関するデータを活用し2、機関投資家向け不動産ファンドに関するグローバルなインテリジェンスを提供します。このソリューションは、LPの投資基準に関する深い洞察を提供することで、GPの資金調達をサポートします。また、ファンドのパフォーマンスに関する透明性の高い情報により報告の質を上げることで、GPと投資家の関係強化にも寄与します。
最近の「MSCIゼネラル・パートナー調査」では、回答者の半数以上が「魅力的な案件を見つけるのが難しい」と答え、約3分の1が最大の課題として「資金調達や資金の流れ」を挙げています。GPがこの複雑で競争がますます激しくなる環境を乗り越えている中で、資本投資のライフサイクル全体にわたるデータの透明性、ベンチマーク、意思決定能力に存在する重要なギャップへ対処する狙いで、これらの新しいソリューションが設計されています。
「依然として厳しい市場環境の中で、GPは資金調達やディール獲得をめぐる競争の激化に加え、ますます厳しくなる投資家や規制当局の目にも直面しながら、増大するプレッシャーの下での運営を強いられています」 MSCIのプライベート・アセット部門責任者のルーク・フレマー が述べています。「私たちの目標は、GPが自らの価値をより明確に伝え、効率性と透明性のより高い運営を行い、投資家エンゲージメントを強化できるよう支援するソリューションを提供することです。私たちは、スケーラブルなツール、分析機能、機関投資家レベルの質の高い洞察からなる一連の強力なソリューションを構築し、お客様の成功を後押しし、プライベートマーケット全体の透明性を高める取り組みを進めています」
MSCIは、あらゆるタイプのプライベートマーケット関係者のニーズに応える革新的かつテクノロジー主導のソリューションを導入し続ける一方で、今回の新ソリューションの導入は、 GPコミュニティを支援するという同社の継続的な取り組みに基づく展開となります。これらの新しいソリューションは、GP向けに特化したMSCIの商品群をさらに拡充します。例えば、「プライベート・キャピタル・インテル(Private Capital Intel)」は、LPから直接調達した豊富な過去のデータを広範にカバーし、業界最大級のプライベート・キャピタル・データと比較してパフォーマンスをベンチマークすることができます。また、最近のインタップとの提携により、提供するプライベート資本市場のインテリジェンスが強化されます。
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2025年第2四半期現在MSCIについて
MSCIは、金融エコシステム全体にわたり参加者を共通言語で結びつけることで、グローバル市場の強化に貢献しています。先進の技術に裏付けられた当社のリサーチベースのデータ、分析および指数は、世界中の投資家にとっての基準を確立し、お客様がリスクと機会を理解することで、より適切な意思決定を行い、イノベーションを創出できるよう支援しています。また、資産運用会社やオーナー、プライベートマーケットのスポンサーや投資家、ヘッジファンド、ウェルスマネージャー、銀行、保険会社、そして一般企業にサービスを提供しています。詳細は、 www.msci.com をご覧ください。
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