人生100年時代へ、リスタート。テレビマンから大学教員へ!
一般財団法人全国大学実務教育協会

-社会人のキャリアは伊達ではない。キャリアの積み重ねを次世代へ-
◇加速する大学実務家教員の増加
近年、産業界や官界その他の団体などの特定分野で高い実績を残してきた専門家を実務家教員として迎え入れる大学が増加している。もともと大学教員には教員免許などはなく、誰でも一定の知識や技能があれば大学教員として活躍することができる。
文部科学省の中央教育審議会大学分科会では、教育の質保証システムの改善・充実の中で、クロスアポイントメント等教員の多様な働き方が広がっていることを踏まえて「一大学一専任教員」の見直しを行い、「基幹教員」として複数の大学等で勤務することも可能になった。このような動きの中で、大学実務家教員の必要性は確実にかつ加速度的に増加していると言える。
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〈山形真一郎氏プロフィール〉
テレビ大阪(株)にて報道スポーツ局長、解説委員長等を歴任。テレビ局ではキャリアの大部分をスポーツ、報道系で過ごしプロ野球、Jリーグ、ゴルフ、ボクシング、モータースポーツなどスポーツと報道分野をメインに担当。
2021年12月一般財団法人全国大学実務教育協会「大学実務家教員養成コース」を修了。2025年3月大阪公立大学大学院都市経営学修士課程修了。現在、大阪経済大学人間科学部及び芦屋大学臨床教育学部で非常勤講師として「スポーツ」「まちおこし」「メディア」をテーマに研究活動、教育を行っている。
◇一般財団法人全国大学実務教育協会は、当協会が開講している大学実務家教員養成コースを修了した後、実務家教員として大学で働き始めた山形真一郎氏にインタビューした。
-実務家教員を目指したきっかけについて-
人生100年時代、定年後の人生をリセットではなくリスタートしたいと思ったからです。実社会での長年の経験から得た知識やスキル、実践的な学びを、次世代を担う学生に伝えたい、学生の成長を間近で見守りたい、サポートしたい、自分のキャリアで社会に貢献したいという思いが原動力になっています。
-実務家教員としての学生指導と大学からの期待について-
学生がアカデミックな環境と実務の世界とのギャップが理解できるように理論と実践のbridgingをし、社会に出ていく上で現実の社会の動向を伝えることが実務家教員の学生への役割だと思っています。また、大学からは、実社会との連携を強化し、共同研究やワークショップなどを通じて学びを実践的なものにする役割が期待されていると思います。
-実務家のキャリアを大学教員として活かせていること-
学生や職員との円滑なコミュニケ―ションはもちろん、教職員や企業関係者と連携をとること、また学生の疑問や不安に寄り添い、彼らの意見や質問を丁寧に聴きだす傾聴力などが教員として重要なことであり、私のキャリアが活かせていると思っています。
-実務家教員として目指すこと-
経験や体験の教育への落とし込み方や、効果的な授業を組み立てるカリキュラム開発に意欲を持ち続けていきたいと思っています。、また、既存の枠にとらわれず新しい学びの形を追求していきたいと思っています。
-「大学実務家教員養成コース」の感想および良かった点について-
学生の学びを引き出すための授業デザイン、シラバス作成、授業運営の仕方や、ポートフォリオ、研究活動、大学教員の役割、授業評価など教員の基本的な学びが網羅されていることに驚きました。また、この講座の講師から「実務経験だけでは大学の教員としては半年ももたない」とハッキリ言われたことが良い教訓になっています。
-これから実務家教員を目指す方々へのメッセージ-
これから実務家教員を目指す方へ申し上げたいことの一つは、「謙虚な姿勢を忘れないこと」です。いくらビジネスの世界にいたと言っても、あくまで一企業における限られた経験でしかありません。経験は時が経てば陳腐化してしまいます。偉そうに社会を語るのではなく、学生が成長するためにどうしたらよいのかを自分の身になって考え、かけがえのない価値を提供していくことが大切だと思います。学生を自分の知らない未来に送り出すのですから、謙虚さをもって、努力を怠らず、常に知識や情報を更新し続ける姿勢を忘れないことだと思います。
もう1つは、「何のために教員を目指すのかを常に問い直すこと」です。学生を相手にするには、「教員としての強い熱量」が必要です。人間が相手ですから、生半可な気持ちではいずれ立ちいかなくなってしまいます。常に自分と向き合い、教員を目指すことについて徹底的に見直し、目標に挑む武器として「熱」を見つけてほしいと思います。思い通りにいかない局面に遭遇したとしても、情熱を失わず、研鑽を続けていけば努力が実る日が必ず来ると思っています。
◇一般財団法人全国大学実務教育協会の「大学実務家教員養成コース」とは
日本には、大学等の教育に参画するだけの教授能力や知見を有する実務家は少ないと言われています。実際、一般財団法人全国大学実務教育協会が行った実務家教員へのヒアリング調査では、大学実務家教員は実務経験がある一方で教育経験が不足しており、学問体系として理論的に講義内容を構築する訓練も受けていないとの意見がありました。また、研究者教員と比較すると論文数も少なく、今の大学の評価システムでは評価されない可能性があると危惧する教員もいました。
一般財団法人全国大学実務教育協会では、実務家教員を目指すビジネスパーソンや実務家教員を対象に、「大学理解と教育力」、「授業と授業力」を主課題として、7講座のカリキュラムを組み、6講座をリモート及びオンデマンドで、また演習・模擬授業の1講座を対面で行います。また、7講座すべてを受講した方には修了認定証が授与され、2025年度からは、大学実務家教員に必要な知識・スキルをマイクロクレデンシャルとして証明するオープンバッジの修了認定証も授与されます。
2025年度「大学実務家教員養成コース」について
受講申込締切:8月29日(金)
講座開催期間:9月13日(土)から12月 6日 (土)
詳細のお問い合わせは、〒102-0074 東京都千代田区九段南4-2-12第三東郷パークビル二階
一般財団法人全国大学実務教育協会 講座担当
電話03(5226)7288、E-mail: kouza@jaucb.gr.jp
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プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes