UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド、便失禁・尿失禁疾患に対する再生医療等製品を開発するイノバセル株式会社への出資を実施
UntroD Capital Japan

[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36405/148/36405-148-3bc01d9d44ae85c299b61e753cec6cf2-2000x1050.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
UntroD Capital Japan株式会社(所在地:東京都港区、代表:永田 暁彦、以下、「当社」)が運営するUntroD野村クロスオーバーインパクトファンド(以下、「XIF」)は、便失禁・尿失禁疾患に対する再生医療等製品を開発するイノバセル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 Co-CEO:ノビック・コーリン、代表取締役 Co-CEO:シーガー・ジェイソン、以下、「イノバセル」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。イノバセルは今回の調達資金をもとに、切迫性便失禁の治療を対象とした再生医療等製品「ICEF15」の開発を進めて参ります。
企業概要
イノバセルは、オーストリアのインスブルック医科大学からスピンアウトした細胞治療ベンチャーを前身とするスタートアップ企業であり、自家細胞を活用した革新的な再生医療製品の開発に取り組んでいます。主力開発品であるICEF15は、患者自身の細胞を活用した治療薬の投与による筋肉再生を図ることで切迫性便失禁の根治を目指す製品であり、日本及び欧州11カ国で国際共同第III相試験が進行中です。また、腹圧性尿失禁や漏出性便失禁を対象とした他のパイプラインも保有し、研究開発を進めております。
資金調達の目的と使途
イノバセルは今回のDラウンドにおいて、XIFほか複数の投資家から新規資金調達を行っております。本資金を再生医療等製品「ICEF15」 の治験を含む研究開発及び運転資金に投資をしていく計画です。
担当者コメント
イノバセルが開発を進める細胞治療製品は、便失禁・尿失禁といった日常生活に重大な支障をきたす疾患に対し、患者自身の細胞を用いた筋肉再生によって治療を目指すものです。便失禁・尿失禁は患者本人のみならず家族や介護現場にとっても大きな負担となる深刻な社会課題でありながら、これまでの治療方法は、運動療法や便硬化等をもたらす飲み薬などの対処療法、または効果は高い一方で侵襲性も高い外科手術などに留まっていました。
高齢化の進行とともに今後さらに患者数の増加が見込まれる中で、切迫性便失禁を対象とした国際共同第III相試験段階にある同社製品ICEF15は、低侵襲かつ効果が高い、新たな治療選択肢として期待をされています。同社が再生医療のフロントランナーとしてグローバル市場をリードし、全世界の人々のQOL(生活の質)向上に大きく貢献することを強く信じています。その実現に向けて、XIFとして経営陣やステークホルダーの皆様とともに伴走してまいります。
(UntroD Capital Japan株式会社 グロースマネージャー 三井 善夫)
- 設立年月:2021年1月- 所在地:東京都品川区上大崎三丁目5番11号 目黒ヴィラガーデン5階- 代表者:ノビック・コーリン、シーガー・ジェイソン- 事業内容:便失禁、尿失禁疾患を対象とした再生医療等製品の開発及び製造- 公式サイト:
https://www.innovacell.co.jp/- 出資時期:2025年7月
UntroD Capital Japan株式会社は、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するディープテック・スタートアップの社会実装を目的とした「リアルテックファンド」を2015年に設立し、シード・アーリーステージのスタートアップへのリード投資およびハンズオン支援を行ってきました。現在までに、リアルテックファンド1号~4号(日本ファンド)、リアルテックグローバルファンド1号・2号(グローバルファンド)、リアルテックグロースファンド1号(日本ファンド)を運用し、運用総額は400億円以上に達しています。社会に必要とされながら資本が流れにくい未踏領域に誰よりも最初に踏み出し、その経済性を証明することで資本や人材が供給され続ける持続的な仕組み創りを目指す、その意志をより一層体現するため、「未踏」を意味する「UntroD」を社名として掲げ、2024年6月に再始動しました。
XIFは、日本最大級の資産運用会社である野村アセットマネジメント株式会社(CEO兼代表取締役社長:小池広靖、以下「野村アセットマネジメント」)を共同GPとし、当社のディープテック領域におけるスタートアップ投資支援の経験知と野村アセットマネジメントが長年培った上場企業との対話手法を組み合わせ、インパクト志向の強いIPOを目指したレイト・ステージの有望なスタートアップ企業へ長期の資金を供給し、上場後の持続的な成長を重視した企業価値向上を支援することで、地球や人類の課題解決に資するスタートアップ企業が、上場後も更なる社会的インパクトを創出し続けられるエコシステムの実現を目指し、2024年に設立しました。当ファンドを通じて、クロスオーバー投資並びにインパクト投資の市場の育成を図り、ファンドのパフォーマンスのみならず、ソーシャルインパクトを実現する投資モデルの確立を目指します。
HP:
https://untrod.inc
UntroD Capital Japan株式会社
広報担当:成田
https://untrod.inc/contactプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes