希少種から謎多き種まで、ユニークで貴重な標本が集合!ミニ展示「東アジアのカラスアゲハの仲間」を開催します
大阪市博物館機構

大阪市立自然史博物館では、令和7年9月9日(火)から10月13日(月・祝)まで、ミニ展示「東アジアのカラスアゲハの仲間」を開催します。
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クジャクアゲハの原名亜種(中国四川省)
日本にも生息するカラスアゲハは、大型で緑色に輝く美しい蝶として知られます。このカラスアゲハの仲間は東アジアに広く分布し、地域ごとに様々な種が知られます。これらの蝶の英名はピーコック・スワローテイル(Peacock swallowtail)で、訳すと“クジャクアゲハ”になり、輝く緑色の翅に環状の斑紋は鳥のクジャクのようです。地域によっては希少種とされています。地理的変異も多様ですが、近年遺伝子解析が進み分類体系が整理され、日本産種も学名に変更がありました。
この展示では、東アジアのカラスアゲハの仲間を紹介します。非常に希少で世界的に保護されているルソンカラスアゲハやミンドロカラスアゲハ、お互いに斑紋は異なるのに遺伝的な差異が全くないシナカラスアゲハとミヤマカラスアゲハ、アッサムの奥地に生息し記録がとても少ないオナシカラスアゲハなど、ユニークで貴重な標本を展示します。東アジアのピーコック・スワローテイルをぜひご覧ください。
[表:
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※これらの写真は広報目的でのみご利用いただけます。ご希望の方は担当までお知らせください。
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写真1:八重山諸島固有のヤエヤマカラスアゲハ(石垣島)
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写真2:クジャクアゲハの原名亜種(中国四川省)
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写真3:吸水するオオクジャクアゲハ(中国四川省)
- カラスアゲハ:日本やその周辺に分布し、伊豆諸島やトカラ列島から亜種が知られる。- オキナワカラスアゲハ:奄美群島と沖縄諸島に分布。- ヤエヤマカラスアゲハ:クジャクアゲハの八重山亜種だったが、種に昇格し八重山の固有種になった。(写真1)- クジャクアゲハ:台湾から中国大陸に広く分布し、青い斑紋に地理的変異がある。(写真2)- コウトウルリオビアゲハ:クジャクアゲハの台湾蘭嶼亜種で、前翅に緑の帯をもつ。- タイワンカラスアゲハ:台湾や中国大陸に分布し、尾状突起に地理的変異がある。- オナシカラスアゲハ:アッサムに分布し、尾状突起がなく胴体が黄色。- ルソンカラスアゲハ:ルソン島の固有種。- ミンドロカラスアゲハ:ミンドロ島の固有種。- ミヤマカラスアゲハ:日本や中国大陸に分布し、やや北方系の種。- シナカラスアゲハ:中国南西部に分布。- ホッポアゲハ:台湾固有の小型種。- オオクジャクアゲハ:中国大陸の山地に広く分布。(写真3)- タカネクジャクアゲハ:中国大陸の標高の高い山地に分布。
大阪市立自然史博物館 総務課 広報担当
TEL:06-6697-6222 FAX:06-6697-6225
プレスリリース提供:PR TIMES



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