PlantStreamにAI・APIの新機能を実装・技術検証を開始
株式会社Arent

~設計支援と業務連携のさらなる進化に向けて、検証と実装を推進中~
株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役:鴨林広軌)は、子会社である株式会社PlantStreamが提供するプラント配管設計ソフトウェア「PlantStream(R)」において、AIアシスタント機能およびAPI連携機能の実装・検証を進めており、現在、一部ユーザーとの対話を通じた技術検証・活用提案を行っています。
本取り組みは、設計業務のさらなる効率化と、他システムとの柔軟な連携による業務DXの加速を目的としたものです。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/63436/89/63436-89-7d644944ccaed70b7ea612b9e81cc4b3-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自然言語によるプロンプト(指示文)を用いて、PlantStreamの操作を自動化できる機能です。手動操作やCSV編集を必要とせず、設計者の作業負荷を大幅に軽減することが可能です。現在、一部ユーザーからのフィードバックを通じて、業務現場での実用性や拡張可能性を確認しながら、正式実装に向けた検証を進めています。
■想定活用例
1. エリア内機器の一括移動
指定したエリア内のすべての機器を、X・Y・Z各軸で任意の距離だけ一括移動できます。
従来は、個別の座標確認やCSV編集が必要でしたが、AIアシスタントを使用すれば、プロンプト一文で完了し、変更内容はCSV形式で出力されるため、確認や修正も容易です。
プロンプト例:
「エリアA1内のすべての機器を、X+5000mm、Y+1500mm、Z+500mm 移動させてください」
▼指定エリア内の機器を一括で配置・調整するデモ動画はこちらをご覧ください
[動画1:
https://www.youtube.com/watch?v=Z-I3avig1bg ]
■今後の展開予定
今後は、AIアシスタントを用いた判断支援機能を拡充し、以下のような応用を予定しています。
- 設計基準に基づく機器間隔や安全距離の自動チェック- バルブ操作エリアや吊り上げ経路など保守性の自動検証- 規格外の機器配置をAIが抽出し、是正案を自動提案
こうした機能拡張により、設計品質の向上と判断業務の効率化を支援してまいります。
外部アプリケーションとのリアルタイムデータ連携を可能にするAPI機能についても、技術検証および一部連携テストを進行中です。Arentが推進する「アプリ連携型」戦略の一環として、建設業務におけるシステム間のスムーズな接続とデータ循環を目指しています。
■背景と現在の取り組み内容
従来、PlantStreamはCSVや中間フォーマットを介したデータ連携を中心としていましたが、現在、一部ユーザーと連携しながら、外部アプリケーションとの双方向・リアルタイム通信を可能にするAPI連携機能の技術検証と適用検討を進めています。
この取り組みによって、将来的に以下のような業務価値の提供を目指しています。
- 設計初期段階での反復作業の削減- システム間の整合性確保- スピーディーなレイアウト更新
■想定される活用例
- スマートP&ID(配管計装図)ツールとの連携インテリジェントP&IDで定義された機器情報やライン情報(From-To情報:配管の接続元と接続先を示すデータ)をPlantStreamに取り込み、3Dモデル化を自動化します。- 外部の設備管理・設計支援ツールとの双方向連携社内に点在する各種システムと接続し、設計・施工・運用の各フェーズにおけるデータの一元管理を実現します。
▼API連携の概要と連携イメージについては、以下のデモ動画をご覧ください
[動画2:
https://www.youtube.com/watch?v=agS2Zuyhkrg ]
PlantStream(R)は、株式会社Arentの完全子会社である株式会社PlantStreamが提供する、プラント設計の業務効率化を支援するソフトウェアです。千代田化工建設株式会社とArentが共同開発したプロダクトで、ルールベースによる自動配管・自動配置を実現。従来のCAD作業と比較して設計スピードと品質を飛躍的に向上させ、熟練設計者の知見を活用した高度な設計支援が可能となります。
「暗黙知を民主化する」をミッションに、建設業界のDXを推進する企業です。クライアント企業と共に課題解決に取り組む「DX事業」と、自社SaaSを展開する「プロダクト事業」の二軸で事業を展開しています。BIMを誰でも直感的に扱えるように設計されたRevit向けプラグイン群「LightningBIM」シリーズをはじめ、近年はM&Aを通じて、PlantStream(R)、BUILD一貫シリーズ、現場ナビ工程、申請くんfシリーズなどの製品をグループに加え、建設業界が抱える構造的な課題に対し、テクノロジーの力で解決に取り組んでいます。
会社概要
- 会社名:株式会社Arent- 本社所在地:東京都港区浜松町2-7-19 KDX浜松町ビル- 代表者:代表取締役社長 鴨林広軌- 設立:2012年7月2日- 資本金:8億11百万円- 事業内容:建設業界を中心としたDXコンサルティング、システム開発、システム販売- コーポレートサイト:
https://arent.co.jp/- お問い合わせ先:info@arent3d.com
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes