Cloudera、データセンターにおけるプライベートAI活用を実現する Cloudera Data Servicesを発表
Cloudera株式会社
「Cloudera Data Services On-Premises」により 企業ファイアウォール内におけるAI 実行を可能 に、AI 導入の障壁を解消
あらゆる場所のデータにAIを提供する唯一の企業
Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長 執行役員 山賀裕二)は、オンプレミスでプライベートAIを実現するCloudera Data Servicesを発表しまし た。これにより企業は、自社のファイアウォール内で安全に、GPUによって加速された生成AI機能を利用できる ようになります。企業は、組み込みのガバナンス機能と、ハイブリッド環境への移行性により、自社のデータセンタ ー内に独自のソブリンクラウドを構築、拡張することで、セキュリティ上の懸念を解消できます。Clouderaは、オ ンプレミスとパブリッククラウドの両方で同一のクラウドネイティブサービスを提供し、データライフサイクル全体をカバーできる唯一のベンダーです。
業種を問わず多くの企業が、AI利用に伴う機密データや知的財産の保護に対する懸念から、AI導入に慎重 な姿勢を示しています。
Accenture によると、77%の組織が、重要なモデル、データパイプライン、およびクラウド インフラを保護するために必要な基盤となるデータやAIセキュリティ対策を欠いています。Clouderaは、エンタープライズAIにおける最大のセキュリティリスクと知的財産リスクに直接対応することで、企業が従来は数か月を要していたプロトタイプから本番環境への移行を、数週間で実現できるよう支援します。
今回の製品リリースにより、Cloudera Data Servicesの利点が企業のデータセンターに提供されます。ユーザーはインフラコストを大幅に削減し、データライフサイクルを効率化することで、データチームの生産性を向上させることができます。また、ワークロードの展開を加速し、複雑なタスクを自動化することでセキュリティを強化し、AI導入による価値の実現を迅速化することができます。ユーザーの実務上の使い勝手が向上し、エンタープライズ対応が改善します。自社のファイアウォール内でもクラウドネイティブな柔軟性を活かしながら、セキュリティを損なうことなく効率的に拡張性を実現できるようになります。
今回の製品リリースの一環として、
Cloudera AI Inference Service と
AI Studios の両方がデータセンター環境でも利用可能になりました。これらのツールはいずれも、エンタープライズにおけるAI導入の最大の障壁に対 処することを目的として設計されており、これまではクラウド環境でのみ提供されていました。本リリースにより、企業はAI導入を加速させるとともに、自社のデータセンターという安全な環境内で生成AIアプリケーションを構築、実行できるようになります。これにより、機密性の高い知的財産をファイアウォールの内側にとどめたまま運用することが可能になります。
各ソリューションがオンプレミス環境で提供する価値は以下のとおりです。
・ NVIDIA搭載オンプレミス向けCloudera AI Inference Servicesは、組み込み型のNIM(NVIDIA Inference Microservice)マイクロサービス機能を提供する、業界初のAI推論サービスの一つです。Clouderaは、大規模AIモデルの展開と管理を効率化する機能を、データセンター環境にも提供します。この安全かつスケーラブルなエンジンは、データが既に安全に保管されているデータセンター内で、AIの本番運用ライフサイクルの展開と管理を支援します。
・ オンプレミス向けCloudera AI Studiosは、AIアプリケーションのライフサイクル全体にアクセスできるよ う利便性を高め、ローコードのテンプレートを通じて、ユーザー内のチームによる生成AIアプリケーションや AIエージェントを構築、展開できるように支援します。
Clouderaの委託により
Forrester Consulting が実施した「Total Economic Impact(TM)(TEI)」調査によると、オンプレミス向けCloudera Data Servicesを導入した複数の顧客事例をもとにした仮想的なモデル企業は、ワークロードの展開にかかる時間を80%短縮し、データ担当者およびプラットフォームチームの生産性を 20%向上させ、クラウドネイティブな最新アーキテクチャによって全体で35%のコスト削減を実現しました。同調査では運用効率の大幅な向上も明らかになっており、一部の企業ではハードウェアの使用率が30%から70%へと改善され、システムの近代化後には必要なキャパシティが25%から50%以上削減されたと報告されています。
業界アナリストのサンジーブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「これまで、企業はオンプレミスでAIを運用するために、複雑で壊れやすいDIY型のソリューションを寄せ集めるしかありませんでした。現在、AIを導入する必要性は否定できない一方で、データセキュリティへの懸念も同様に無視できません。企業が求めるのは、AI導入を効率化し、生産性を高め、なおかつセキュリティを損なわないソリューションです」
Clouderaの最高製品責任者(CPO)、レオ・ブルニック(Leo Brunnick)は次のように述べています。 「Cloudera Data Services On-Premisesは、真のクラウドネイティブな体験をオンプレミス環境で実現し、セキ ュリティや制御性を損なうことなく、俊敏性と効率性を提供します。今回のリリースは、モノリシックなクラスターから、柔軟性の高いコンテナ化されたアプリケーション群への移行という、データのモダナイゼーションにおける重要な前進です」
Clouderaの日本リージョナル・バイスプレジデント(RVP)兼カントリーマネージャー(社長執行役員)、山賀裕二は次のように述べています。「多くの日本企業がAI導入に際し、セキュリティ、データ主権、ガバナンスといった課題に直面する中、Cloudera Data Services On-Premisesは、AI活用を企業がより安全かつ効率的に推進するうえで、極めて有効な選択肢となるでしょう。特に、金融、製造、公共分野において、機密性の高いデータを社外に出すことなくAIを活用したいという根強いニーズに応え、企業が自社のファイアウォール内でも、クラウドネイティブの柔軟性とAIのパフォーマンスを実現することが可能になります」
BNIの最高情報責任者(CIO)、トト・プラセティオ(Toto Prasetio)氏は次のように述べています。「BNI は、ClouderaのAI Inferenceサービスをいち早く採用したことを誇りに思います。このテクノロジーは、インドネシアの変化する規制環境に準拠しながら、当行の生成AIの取り組みを安全かつ効率的に拡大するために不可欠なインフラを提供してくれます。これは、インドネシアの人々に、よりスマートで迅速、かつ信頼性の高いデジタルバンキングを提供するという当行の使命において、重要な前進を意味します」
本製品は、今週シンガポールで開催される Cloudera の年次データ&AI カンファレンスシリーズ「
EVOLVE25」にてデモンストレーションを実施します。Cloudera は、企業データが存在するあらゆる環境において、AI 活用を支える高度なデータサービスを提供しています。関心のある方は、ぜひ EVOLVE25 にご登録ください。
Cloudera Data ServicesがAIの導入と実行をどのように加速できるのかについて詳しく知りたい方は、2025年10月16日午前0時(日本時間)に開催のClouderaNowにぜひご参加ください。または、
直接 Cloudera にお問い合わせいただくか、
Cloudera AI Inference のウェブページをご覧ください。
Cloudera について
Clouderaは、あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する唯一のデータ&AIプラットフォーム企業として、大手企業から高い信頼を得ています。実績あるオープンソース基盤を活用し、パブリッククラウド、オンプレミスのデータセンター、エッジを統合する一貫したクラウド体験を提供します。ビッグデータ分野のパイオニアとして、Clouderaは企業があらゆる形式のデータにAIを適用し、100%全てのデータを制御できるよう支援することで、セキュリティやガバナンスの強化、リアルタイムおよび予測インサイトの向上を実現します。世界中のあらゆる業界の大手ブランドが、意思決定の高度化、収益性の向上、脅威への対策、さらには人命の保護のために、Clouderaを活用しています。
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