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【いのち会議】~いのち宣言をつなぐ「100のアクション」~ 第13回「100万年の人類史をたどり、いのちの未来をデザインする」

いのち会議

【いのち会議】~いのち宣言をつなぐ「100のアクショ

みなさまとともにすべてのいのちが輝く世界を実現したく、ぜひお声とご協力を!再生と善行が駆動する、新たな豊かさへの経済システムへ


100万年の人類史をたどり、いのちの未来をデザインする

工業社会の豊かさは、人々の暮らしを向上させる商品を、より安くつくり、より多く売って収益をあげ、人々の収入を高め、さらに新たな消費につなげるスパイラルアップの経済システムの下に実現されてきました。地球環境が育んだ多くのいのちと、そのメカニズムは、その経済システムに投入され続けてきました。しかし今、システムの力は、地球のいのちの再生力を越えるほどの大きさになっています。

だからこそ、経済システムの変革は、いのち宣言の大切な一つであり、そのために、豊かさのモノサシを替えることが必要になります。人間の成長志向意欲を、モノやカネの「量的な経済尺度」に集中させて競争するのでなく、人間も含めた地球のいのちが再生され、育ち、循環可能になるための価値モノサシで、人間の持つ共助と持続の共生志向意欲を喚起し、新たな豊かさに向かわなくてはなりません。

このような社会変革に向かうために、SINIC理論という未来予測理論に基づく未来ダイアグラムが活用できます。これは、1970年の大阪万博開催と同時期に、オムロン創業者立石一真らが発表したものです。今では、オムロンのみならず、若い起業家、大手企業の経営層、国や自治体の共感や活用が急増しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161447/41/161447-41-f9c029288c34290779d17deccac2e4b4-646x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161447/41/161447-41-50d72031ac8d38ba0424b90c8ab4c404-886x432.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


その特徴は、100万年の人類史をたどり、科学、技術、社会の相互作用の円環的関係から未来社会を予測するというものです。現在は、産業革命以降の社会発展を実現させた、モノや個の価値を重視する工業社会、情報社会から、心や集団の再価値化を経て、新たな豊かさを享受する「自律社会」、「自然社会」への大転換期「最適化社会」です。自律に向かうためには、分散型ネットワーク社会や、再生による価値創造、倫理的資本主義への針路を定め、新たな価値のモノサシと経済システムづくりが必要です。

そこで、未来への変革を駆動する経済システムの両輪は「再生型経済(リジェネラティブ・エコノミー)」と「善行型経済(エシカル・キャピタリズム)」となります。

1つ目のリジェネラティブという言葉は、サーキュラー・エコノミーやサステナビリティとの違いがわかりにくいでしょう。もともとは農業において劣化した土壌を再生し、減少した野生生物や植物種の数を回復させながら食物を生産することを指していました。そこで、材料や製品の資源循環、生態系の回復にとどまらず、社会をいのちの集合体ととらえ、さまざまないのちの劣化の再生を支える経済活動を創造しようという考え方、いのちの輝きを生かす経済として名づけられました。

2つ目のエシカルは、企業の目的は善行にあり、その結果、次の善行への蓄えを得るという経営観です。近江商人の「三方よし」、渋沢栄一の「論語と算盤」といった伝統的な日本の商道徳の再先端化です。哲学者マルクス・ガブリエル氏が提唱する「倫理資本主義」や、今道友信氏の「エコエティカ(生圏倫理学)」にも重なります。社会的起業のような善い行いをビジネスにする兆しは、よりよい未来を拓こうとする次世代の活躍の後押しに直結します。

未来世代が、そのいのちを輝かせて、よりよい社会創造に取り組めるよう、未来をたぐり寄せる経営を目指すオムロン株式会社の、さらにフロンティアとなるヒューマンルネッサンス研究所では、既に90年代から自律分散ネットワーク社会をめざした活動や、未利用資源活用、農的価値の向上、健康寿命の延伸に取り組んできました。そして今も、新たなライドシェア、遠隔診断、健康経営への取り組みを共創型で推進しています。

いのち会議は、ヒューマンルネッサンス研究所をはじめとする組織と協働して、共生意欲を喚起する新たな価値指標を開発し、いのち輝く未来を拓くことに貢献します。

参考情報

1)Warning of a forthcoming collapse of the Atlantic meridional overturning circulation
 https://www.nature.com/articles/s41467-023-39810-w
2)未来への羅針盤「SINIC(サイニック)理論」
 https://www.omron.com/jp/ja/about/corporate/vision/sinic/theory.html
3)人と環境と経済が 共存し共鳴し合うリジェネラティブな未来
 https://www.youtube.com/watch?v=oZ-KyYnQhPw
4)今道 友信:エコエティカと文明
 https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900040690/42imamichi.pdf
※本記事を含む「100のアクション」は、いのち会議の提言にて一覧掲載しています。ぜひご覧ください。https://inochi-forum.org/declaration-articles/

本記事に関する問い合わせ先

いのち会議 事務局、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)
特任助教(常勤) 宮崎 貴芳(みやざき たかよし)、教授 伊藤 武志(いとう たけし)
TEL: 06-6105-6183
E-mail: ssi2@ml.office.osaka-u.ac.jp
※取材の申し込みにつきましてはお気軽にご連絡ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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