【夏休み特別企画】 小学生親子が体験「びん牛乳の今と未来」取材のご案内
一般社団法人グリーンコープ共同体

猛暑の酪農現場体験、びん牛乳工場作業体験で循環型社会の実現を学ぶ半日 実施:8月23日(土) 9:30~12:30
西日本を中心に全国16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:日高 容子、以下グリーンコープ)は、小学生以下のお子様とそのご家庭を対象に体験型学習イベント「びん牛乳の今と未来」を開催します。
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酪農体験の様子(2025年5月5日)
酷暑の牛舎で学ぶ、現場の苦労と知恵
本イベントは夏休み特別企画として、猛暑の中での乳牛の飼育や暑さ対策など、現場ならではの工夫と苦労を体感できる構成です。牧場での乳牛とのふれあい、搾乳体験に加え、飼槽(えさ入れ)の掃除といった日常作業も体験。大型扇風機を回し続け、舞うホコリを避けるためマスクを着用するなど、酪農現場のリアルな環境を体験します。
びん牛乳工場で、リユースびんの“最後のひと手間”も体験
さらに、びん牛乳工場では、リユースびんの投入作業と、出来上がったびん牛乳をクレート(びん牛乳を運搬・保管するためのケース)で冷蔵庫に保管する作業を体験。環境負荷低減や品質保持のための工夫を学びます。工場見学、試飲、記念撮影を実施します。
次世代とつなぐ「共生・循環型酪農」
グリーンコープでは、2025年に本格始動した「共生・循環型酪農プロジェクト」を通じ、安心・安全・安価なびん牛乳の安定供給と持続可能な酪農の実現を目指しています。本イベントは、その背景にある社会課題を、小学生をはじめ次世代と共有し、学び合うことを目的としています。
ご多用中と存じますが、ぜひご取材をご検討いただけますと幸いです。
記
日時:2025年8月23日(土) 集合:9時20分 解散:12時30分予定
場所:伊原牧場(大分県中津市耶馬溪町大字金吉5174-31)
グリーンコープミルク(大分県中津市山国町宇曽1237-1)
内容:1.搾乳体験、農場作業体験、乳牛とのふれあい
2.工場見学、作業体験、びん牛乳試飲、記念撮影
参加者:6組
ご取材のお申し込み
下記のフォームへ、社名・氏名・お電話番号等をご記入ください。※締切:8月21日(木)17時
申込フォーム :
https://forms.gle/xPbVgYxmPNmaVecLA
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訪問施設のご紹介
グリーンコープミルク びん牛乳工場(大分県中津市山国町)
https://milk.greencoop.or.jp/greencoopmilk/
・敷地面積:6,967m²、延床面積:3,572m²
3月8日(土)に稼働を開始した、最新鋭のびん牛乳工場です。環境に優しいリターナブルびんで、安価で、安心・安全でおいしい牛乳を提供します。
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日本初「共生・循環型酪農プロジェクト」の背景
酪農危機で牛乳が入手困難に
帝国データバンクによると、2023年度の酪農業者は「赤字」が約4割を占め、過去20年で最大だった2022年度に次いで2番目に高い水準となっています。ロシアのウクライナ侵攻や円安による輸入飼料の高騰、電気代、人件費といった急激なコスト高に対し、牛乳の価格の引き上げが追い付かないことが原因です。
なかでも乳用牛の配合飼料は2020年と比べ、2022年は1.4倍まで高騰しています。今年度は価格上昇ペースが一服しているものの、依然として高値圏での推移が続いています。
他方、パック牛乳の価格(全国平均)は2024年4-9月平均でも2020年度比1.2倍にとどまるなど、生産コストと販売価格の間で大きなギャップが生じています。高齢化や後継者不足、昨今の設備投資による借入負担が重なり、経営体力が乏しい酪農業者で淘汰が要因になったとみられます。
一方、牛乳価格は「少しの値上げでも購買量が減る」という小売店の思惑などで、価格は据え置きに近いものとなっています。今後、飼料高騰と値上げ難、高齢化や後継者不足、設備投資負担などで、酪農家が経営をあきらめる状況が続けば、国産牛乳が入手困難となる「酪農危機」が起きる可能性が現実のものとなっています。
びん牛乳の生産を止める事業者が続出
学校給食や宅配などで長く親しまれてきたびん入りの牛乳ですが、販売終了が相次いでいます。明治は1928年から時販売していた「明治牛乳」や「明治コーヒー」などの販売を3月末に終えました。また森永乳業は去年、1929年から続いていた宅配向けの牛乳など7つのびん商品の販売を終了しています。小岩井乳業も一部の商品を2021年に販売終了しました。
びん返却の手間を減らすことや、びんを洗浄・乾燥するなど再利用には大規模な設備が必要なこと、人件費がかかることなどが理由です。
びん牛乳はびんをリユースするので環境にやさしい、びんなので牛乳の味を損ねないといったメリットがあります。
安心・安全、安価で、おいしいびん牛乳を安定供給するために
深刻な経営危機に瀕する生産者、そして、絶滅の危機にあるびん牛乳。グリーンコープは生産者と協働で、安心・安全、安価で、おいしいびん牛乳を安定供給する体制を構築することにしました。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes