「2025年版ノートン サイバーセーフティ インサイトレポート:つながる子どもたち」を発表 モバイルデバイスの利用時間制限の回避やAIへの感情的依存など、子どもたちのオンラインリスクの高まりが明らかに
株式会社ノートンライフロック

保護者の7割が「子どものモバイルデバイスの利用時間を管理している」と回答したが、半数近くの子どもが管理を回避していると回答
消費者向けサイバーセーフティのグローバルリーダーであり、Gen(NASDAQ: GEN)の一員であるノートンは、保護者と小中高生の子どもたちが直面しているサイバーセーフティ上の課題を分析した「2025年版 ノートン サイバーセーフティ インサイトレポート:つながる子どもたち」を発表しました。
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調査によると、「子どものモバイルデバイスの利用時間を管理している」と回答した保護者は69%だったものの、そのうち46%は「子どもが管理を回避している」と回答しており、保護者の対策に対して子どもたちがすり抜けている実情が浮き彫りになりました。
本レポートは、急速に変化するデジタル環境下で子どもたちの安全を守るために、家庭に適切なツールと知識が必要であることを強く示しています。
調査サマリー
●69%の保護者が「モバイルデバイスの利用時間を管理している」と回答
●一方で、そのうちの46%は「子どもが管理を回避している」と回答
●保護者が発見した子どものオンライン上の行動:
・ 「就寝時間後や決められた時間外でのデバイス使用」(41%)
・ 「見知らぬ相手との個人情報の共有」(20%)
・ 「不適切なコンテンツの閲覧」(16%)
●子どもが使用していると考えられているAIツール:
・ 31%:ChatGPT
・ 21%:Google Gemini
37%の保護者が、子どもが感情的な支えとしてAIを使用していると回答し、20%はその傾向に懸念を示しています。
子どもたちを取り巻くサイバーリスクがさらに拡大
日々子どもたちを取り巻くサイバーリスクが拡大する中、18歳未満の子どもを持つ保護者のうち、69%が「子どものモバイルデバイスの利用時間を積極的に管理している」と回答しました。一方で、46%は「子どもが管理を回避している」と認めており、一部の子どもたちは保護者の目を盗み、リスクの高い環境でデジタルの世界に関わっていることを示しています。
保護者が積極的に子どもたちのデジタル活動においてリスク管理を行う一方で、子どもが隠れて行っているオンライン上の行為として、主に以下の4つが挙げられます。
- 41%:就寝時間など使用を禁止した時間帯に端末を使用- 20%:知らない相手に個人情報を共有- 16%:不適切または露骨なコンテンツの閲覧- 8%:ブロックしていたはずのSNSやウェブサイトにアクセスする
もう一つの重要な懸念は、子どものデジタルライフにおけるAIの役割がますます大きくなっている点です。様々な用途や目的に応じて世界中でAIツールが増加する中、その影響は子どもたちにも広がっています。子どもが使用している(または使用していると考えられている)AIツールとして下記の結果がわかりました。
- 31%:ChatGPT- 21%:Google Gemini- 26%:そのほか学校で使用しているAIツール
そして、37%の保護者が、子どもがAIツールと感情的なやりとりをおこなう様子を確認したと回答しています。
また、保護者の生まれた世代によってAIに対する認識に違いがあるようです。全体の53%の保護者が「AIは子どもの学びや創造性に役立つ」と回答していますが、Z世代の保護者に限っては70%が「有益」と回答し、団塊の世代では44%にとどまる結果となりました。
AIが日常生活にますます深く組み込まれていく中で、その可能性と課題を正しく理解することは、子どもの発達におけるテクノロジーとの健全な関係性を築くために欠かせません。
子どもたちを“つながる世界”で守るための5つのヒント
本レポートでは、子どもたちがより早く、より頻繁にテクノロジーに触れるようになった現状をふまえ、保護者が積極的かつ継続的に関与し、正しい知識を持つことの重要性が強調されています。ノートンは、子どもたちにとって安全で健全なデジタル環境を築くために、以下のステップを推奨しています:
1. 気軽に相談できる環境づくり
問題が起きてからではなく、子どもがデバイスを使い始めた瞬間から、オンライン上での行動・安全・思いやりのある言動について話し合いましょう。
2. ペアレンタルコントロール(保護者機能)を賢く使う
端末の設定や信頼できるペアレンタルコントロール機能を活用し、モバイルデバイスの利用時間の制限、不適切なコンテンツのブロック、オンライン活動の監視を行いましょう。ノートンファミリーの「スクールタイム機能」などを使って、信頼と透明性を育みながら、健全なデジタルの境界線を築く支援をしましょう。
3.「危険のサイン」を教える
ネットいじめ、詐欺、AIによる操作、オンライン上の不審な行動などの兆候を子どもに理解させ、何か違和感があればすぐに大人に相談できるよう促しましょう。
4. 大人自身が手本を示す
子どもは大人の行動をよく見ています。家族の時間にはモバイルデバイスを置き、責任あるオンライン行動を見せ、よいお手本を見せましょう。
5. 関心を持ち、関わり続ける
子どもがオンラインで何をしているのか、定期的に会話しましょう。一緒にアプリを使ったり、AIチャットボットやSNSなど、最新のトレンドについて一緒に学ぶ姿勢を持ちましょう。
「Norton Cyber Safety Insights Report: Connected Kids」完全版(英文)は以下よりご覧いただけます:
https://newsroom.gendigital.com/Norton-Cyber-Safety-Insights-Report-Connected-Kids
※「保護者」と記載されている場合は、主に18歳未満の子どもを持つ親を指します。
※出典:Common Sense Media「The Common Sense Census: Media Use by Children Ages Zero to Eight, 2023」
「2025年版 ノートン サイバーセーフティ インサイトレポート:つながる子どもたち」について
本調査は、Genの委託によりDynata社が2025年4月30日から5月9日にかけて日本国内でオンラインにて実施したものです。調査対象は18歳以上の成人1,000名で、年齢、性別、地域の偏りを補正するためにウエイト調整が行われています。
ノートン製品情報
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https://jp.norton.com/products/norton-360-premium
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ノートンについて
ノートンは、「Gen (NASDAQ:GEN)」のサイバーセーフティブランドです。Genは、その傘下にあるNorton、Avast、LifeLock、Avira、AVG、ReputationDefender、CCleaner等の信頼ある消費者向けブランドを通じて、デジタル化が進んだ世界においてもサイバー犯罪などの危険を心配せず、自由にデジタルを使いこなせる環境、「デジタルフリーダム」の実現に力を注ぐグローバル企業です。Genは、サイバーセキュリティ(インターネット利用の保護)、プライバシー保護、個人情報対策の分野で受賞歴のある製品とサービスを、150カ国以上の5億人以上のユーザーに提供しています。詳しくは、
Norton.comと
GenDigital.comをご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes