中古マンション選びと「エコ・省エネ意識」に関する調査結果
MEMOCO

株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負う
スムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女115名を対象に、「中古マンション購入とエコ・省エネ意識」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査内容:中古マンション選びにおける「省エネ」「エコ」の優先度に関するアンケート調査
調査期間:2025年3月8日(土)~2025年8月8日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:115人
調査対象:男性58人、女性57人
回答者について
[画像1:
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出典:スムナラ
回答者の性別男性:約51%
女性:約49%
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141583/119/141583-119-870d1d1e7ce0602ee61f041f85c515c1-1200x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出典:スムナラ
回答者の年代20代:約15%
30代:約26%
40代:約34%
50代:約19%
60代以上:約6%
中古マンション選びにおける省エネ・エコの優先度
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141583/119/141583-119-c37b81c99dbe73d9c6a3fc75ebc7f893-1200x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出典:スムナラ
中古マンション購入時の「省エネ」「エコ」要素の重要度について、5段階で評価してもらいました。
- 高い:約17%- どちらかというと高い:約44%- どちらかというと低い:約29%- 低い:約10%
省エネ意識の二極化傾向
調査結果から、省エネ・エコに対する意識の二極化が見られます。「高い」「どちらかというと高い」を合わせると約61%が省エネを重視していますが、一方で約39%は重視度が低いと回答しています。この差は主に光熱費負担への感度や環境意識の違いによるものと考えられます。
高い関心の背景要因
省エネ意識が高い層のコメントでは「電気代の節約」「長期的な生活コスト削減」「環境への配慮」が主要な理由として挙げられています。特に「冷暖房費が抑えられる」「月々の光熱費を抑えることができる」といった具体的な金銭メリットを重視する傾向が強く見られます。
低い関心の理由分析
省エネ意識が低い層は「立地や価格を優先」「中古物件での省エネ要素への期待値が低い」「省エネ機能の理解不足」といった理由を挙げています。特に「立地重視」の姿勢は一貫しており、アクセスの良さや生活利便性を最優先に考える購入者層が一定数存在することが分かります。
省エネ・エコに関するチェックポイント分析
購入者が実際にチェックしていた具体的なポイントを、そのコメントから分析しました。各ポイントごとにコメントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
断熱性能への注目度
- 「二重窓や断熱ガラスの有無」 - 「壁や窓の断熱性能」 - 「冬場や夏場の電気代への影響を考慮した断熱性」 - 「築年数が古い物件は断熱性が低く、冷暖房の効率が悪い」
断熱性能は最も多く言及されたチェックポイントです。購入者は季節ごとの冷暖房費を具体的にイメージし、長期的なランニングコストを重視して判断していることが分かります。特に築年数と断熱性能の関係を理解している購入者が多く見られました。
設備・機器への関心
- 「オール電化かどうか」 - 「エコキュートの設置状況」 - 「LEDライトの使用・設置可能性」 - 「エアコンの設置状況と効率性」 - 「給湯器の種類と年式」
省エネ設備への注目度も高く、特にオール電化とエコキュート、LED照明への関心が目立ちます。これらの設備は初期投資こそかかるものの、長期的な光熱費削減効果が期待できるため、購入時の重要な判断材料となっています。
建物構造・立地条件
- 「日当たりの良さ」- 「自然風の取り入れやすさ」 - 「気密性の高さ」- 「分電盤のアンペア数」
建物の基本性能に関わる要素も重視されています。日当たりや通風は省エネ効果だけでなく居住快適性にも直結するため、多くの購入者がチェックしています。また、電気設備の容量についても、現代の電化製品使用量を考慮した判断をしている購入者が見られます。
年代別・性別による意識の違い
中古マンションの購入や物件選びの時の「エコ・省エネ意識」に関して、年代や性別による違いがあるのかを考察しました。
年代別の特徴
30代・40代の購入者は家族のライフサイクルを考慮した長期的視点で省エネ性能を評価する傾向があります。「将来のことを考えると良い」「長く住むなら大切」といったコメントが多く見られます。一方、20代は初期費用を重視し、50代以上は実用性を重視する傾向が見られます。
性別による関心の差
男性は設備の技術的側面(「オール電化」「アンペア数」「エアコンの効率」)に注目する傾向があり、女性は生活実感に基づいた観点(「光熱費の節約」「日々の暮らしやすさ」)を重視する傾向が見られます。ただし、どちらも最終的には家計負担軽減を主目的としている点は共通しています。
省エネ意識と購入決定要因の関係
では実際に「エコ・省エネ意識」は購入に結びついているのでしょうか。
優先順位の実態
調査コメントから、多くの購入者にとって省エネ性能は「重要だが最優先ではない」要素であることが分かります。立地、価格、間取りなどの基本条件を満たした上で、省エネ性能を比較検討材料として活用している傾向が強く見られます。
妥協点の設定
「価格と立地を優先したため省エネ性能は妥協した」という回答がある一方で、「長期的な光熱費を考えると省エネ性能は譲れない」という回答もあり、購入者それぞれの価値観によって判断基準が大きく異なることが明らかになりました。
まとめ
本調査により、中古マンション購入者の約6割が省エネ・エコ要素を重視していることが明らかになりました。特に断熱性能、省エネ設備、自然エネルギーの活用といった具体的なポイントに注目が集まっています。一方で、立地や価格との総合的なバランスを重視し、省エネ性能単体での判断ではなく、総合的な住宅価値の一部として評価していることも分かりました。
エネルギー価格の上昇が続く現在、省エネ性能は中古マンション選びにおいてますます重要な要素となることが予想されます。購入を検討される方は、初期費用だけでなく長期的なランニングコストも含めた総合的な視点で物件を評価することが、満足度の高い住宅購入につながると考えられます。
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes