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風と海の繋がりや環境の変化から学び・体験し、海の未来を考える「寿都(すっつ)湾・海と風の調査隊2025」を開催しました!

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風と海の繋がりや環境の変化から学び・体験し、海の未

2025年8月5日(火)~7日(木)2泊3日 【北海道・寿都町】


一般社団法人 北海道海洋文化フォーラムは、8月5日(火)~7日(木)に道内の小学生を対象にした体験学習イベント「寿都湾・海と風の調査隊2025」を開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式ホームページ https://hokkaido.uminohi.jp/
公式X(旧Twitter) https://twitter.com/hokkaido_umi_jp
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/161057/181/161057-181-bae6d299ca712903079202188aed4c6f-602x338.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


イベント概要

・開催概要:「寿都湾・海と風の調査隊2025」
・日程:2025年8月5日(火)~7日(木)<2泊3日>
・開催場所:北海道・寿都町
・参加人数:北海道在住小学5・6年生 20名
・特別協賛:HBC北海道放送
・協  賛:株式会社ユーラスエナジーホールディングス、有限会社アオヤナギ観光バス
・主  催:一般社団法人 北海道海洋文化フォーラム
・後  援:北海道教育委員会、寿都町、寿都町教育委員会、読売新聞北海道支社
・協  力:寿都漁業協同組合、東海大学生物学部、東海大学北海道地域研究センター、
      マルトシ吉野商店、ダイマル大谷会館、壽都神社、海ノ民話寿都実行委員会、
      海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)、テレビすっつ放送、寿都町観光物産協会 ほか

道内より選ばれし20名の調査隊員が寿都町に集結!

北海道の西側、日本海に面した港町・寿都町を舞台に「寿都湾・海と風の調査隊2025」を8月5日(火)~7日(木)の2泊3日の日程で実施しました。今回のテーマは「海と風のつながり」。寿都町は江戸から明治初期にニシン漁で栄えたことで知られていますが、近年は海の環境変化により、生息する魚種の変化などが確認されています。また「だし風」と呼ばれる局地的な風が吹きつける寿都町は、全国でも有数の強風が吹く町でもあります。海と風の繋がりから、環境の変化が沿岸漁業や水産業にどのような影響を与えているのかを学び、体験し、海の未来について考えました。
札幌市や北見市、蘭越町など道内各地から参加した小学5・6年生20名がまず向かったのは「カクジュウ佐藤家」。義経の家臣・佐藤継信の末裔が明治初期に建てたといわれる漁場建築の代表的な建物で、現在も人が住んでおり、今回は特別に見学させていただきました。内部には豪華な装飾や高価な調度品が残され、ニシン漁で賑わった当時の様子が伺えます。
子どもたちは「神棚が大きいのはなぜ?」、「電気がなかった時、部屋の明かりはどうしたの?」など、興味津々で活発に質問をしていました。

午後からは、弁慶岬にある政泊漁港へ移動し、いよいよ海での活動が始まりました。まずは、海で安全に活動するための注意点について説明を受け、ライフジャケットを着用して入水します。
海に入った子どもたちは、「ぬるい!」「ここ冷たくて気持ちいいよ!」と声を掛け合いながら、全身で海の感触を楽しんでいました。
少しずつ水に慣れてきたところで、お待ちかねのSUP(スタンドアップパドルボード)体験がスタート。多くの子が「SUPは初めて」でしたが、みんなすぐに立ち上がり、上手にボードを操っていました。
活動は5班に分かれ、仲間と力を合わせてSUPを漕ぐ班対抗レースや、約3メートルの岸壁から豪快に海へ飛び込むアクティビティも行われ、笑顔と歓声が絶えないひとときとなりました。

1日目の夕食は、宿泊先の「ダイマル大谷会館」で用意していただいた 「夏の寿都湾満喫コース」 を堪能しました。寿都町のご当地グルメである「寿都ほっけめし」や「寿都夏ぶりめし」、「寿都まぐろのお刺身」など、新鮮な海の幸をふんだんに使ったオリジナルメニューが並び、子どもたちは「美味しい!」と笑顔で舌鼓を打っていました。

夕食後には開校式を実施し、3日間お世話になる寿都町長をはじめ、地元の方々や講師の先生方、そして東海大学の学生リーダーを紹介。続いて、今日の振り返りや明日に向けた予習を行い、こうして1日目のプログラムは無事に終了しました。
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海と風にはどんなつながりがある?

2日目の朝は、寿都町漁業協同組合地方卸売市場でのセリ見学からスタートしました。
この時期はウニ、ナマコ、ブリが水揚げされ、寿都町近郊の黒松内町やニセコ、札幌、さらには関東方面へと出荷されていくそうです。
セリを見学した子どもたちは、気になったことを市場の方に積極的に質問しました。

Q. 魚の上にある紙には何が書いてあるの?
A. 漁師の屋号と数量が書かれています。買い手はその紙と魚の鮮度を見て決めるんですよ。
Q. 今日一番高かったものは?
A. ナマコで、1kgあたり3,500円でした。

市場の方のお話を通じて、漁師さんが獲った魚がどのように食卓へ届くのか、そして卸売市場が果たす役割について学ぶことができました。

次のプログラムでは「風太風力発電所」へ移動しました。「風のまち」「風のふるさと」と呼ばれる寿都町では、1989年に全国の自治体で初めて風力発電設備を設置し、風力発電事業に取り組み始めました。そのきっかけとなったのが、この町に吹く特有の風「だし風」です。
「だし風」は、太平洋側の噴火湾から長万部、黒松内を経て、山と山に挟まれた谷のような地形を通り抜けるうちに加速し、寿都湾へと吹き下ろします。「だし」とは内陸から海へ向かって吹く風を指し、「船を沖に出す風」という意味から名づけられました。
また、この局地的な風は寿都湾で湧昇流を起こし、海底の栄養塩を海面近くまで運ぶため、寿都湾の豊かな漁場づくりにも一役買っていることも学びました。

寿都町では、海藻が減少する「磯焼け」を食い止めるため、魚介類のエサとなる海藻に栄養が行き届くよう、海に栄養分を補う「施肥」を行っています。
この施肥は、木質チップにサケやマスの内臓などの残渣、下水汚泥を混ぜて原料とし、ブロック状に加工したものです。今の時期は、ウニの身を取り出した後の殻も原料として活用しているそうです。
見学させていただいた施肥工場では、1日に約50個、年間で約5,000個を製造。完成した施肥ブロックは、漁師さんなどの手によって寿都の前浜に投入されます。
また、磯焼けを防ぐためには施肥だけでなく、海岸清掃やゴミのポイ捨て防止など、一人ひとりが海の環境を守るための行動を取ることも大切だと教えていただきました。

午後からは矢追海岸へ移動し、海の自然を体験しました。
まずは洋上風力発電の模型を海に立て、うまく回るかを実験。その後は磯に出て、生き物観察を行いました。この日、子どもたちが見つけたのは、石にぴったりと張り付いていたウニ、裏側にたくさんの小さな足を持つヒトデ、そしてぬるぬるとした感触のアメフラシなど。ウニとヒトデは棘皮動物(きょくひどうぶつ)という同じ仲間で、いわば親戚のような関係だということも学びました。さらに、海藻おしばに使うための多種多様な海藻を採取し、ネットでプランクトンを捕獲。海水や海の砂も後で分析するために採取しました。

夕食会場へ移動すると、いけすの中には漁師さんが獲ってくれたたくさんのウニが泳いでいました。
生きたウニを触るのは初めてという子も多く、「動いてる!」「とげ痛い?痛くない?」「どうやって持つの?」と声を上げながら、恐るおそる手を伸ばしていました。

専用の道具を使って殻を割ると、中には黄色いウニの身がぎっしり。よく見ると、ウニが食べた昆布の細かいかけらも混ざっていました。解剖して観察を終えると、いよいよ試食タイム。生のウニを初めて口にした子も、一口食べた瞬間にその甘みと旨味に驚き、笑顔がこぼれていました。

寿都の前浜で獲れたウニやホタテ、ホッケなど海の幸満載のバーベキューを夕食でいただいた後は、海で採取したものを東海大学生物学部の先生方とそれぞれ分析していきます。
顕微鏡を使ってプランクトンを観察をしたり、プランクトンが育つために必要な「窒素」や「リン」といった「栄養塩」と呼ばれるものが採取した海水にどれぐらい含まれているのか、試薬を使って比較。
川から流れてきた栄養塩は、海の深いところに多いことがわかりました。
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海の未来について考えよう

最終日の3日目は、班ごとにこれまで学んできたことをまとめ、「寿都の海の未来」について意見を出し合います。まとめた内容は、ステージの上で各班発表を行いました。
子どもたちが考えた「寿都の海の未来」は、「寿都の魅力を集めたSUTTUDOMEを作る。水族館や博物館、施肥コーナー、風力発電コーナーなどで寿都の魅力を知ってもらう」、「洋上風力と空飛ぶ風車を作り、たくさん発電して電気代が無料、100円でウニ食べ放題など町民に還元する」、「施肥を世界中に広める。クイズなどで学びながら楽しめるものを作って海や風について知ってもらう」など子どもたちならではの自由な発想で様々なアイデアが発表されました。3日間の学びを理解するだけではなく、生み出す力に変えていく、そんな姿が印象的でした。
プログラムの最後には閉校式が行われ、調査隊に参加した子どもたちは「寿都湾・海と風の未来大使」に認定され、参加者一人ひとりに認定書が授与されました。
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参加した子ども・保護者からの声

(参加者より)
・「海は2週間に1回は行くけど、磯にいる生き物の形、いる場所が知ることができて勉強になった」
・「住んでいる街に海がないのであまり行けない、海で遊べてとても楽しかった!」
・「普段は入れないところに行けたのが楽しかった、特に風車の中に入れたのが嬉しかった」
・「木材チップやサケのガラから施肥ができて、施肥で海藻が育って魚のすみかになること。動物プランクトンと植物プランクトンのこと。風で発電して町民の電気になっていることを学んだ」
・「深海に栄養が多いことなど考えたことなかったし、風力発電は一度失敗していることが驚きだった」
(保護者より)
・「子どもはネットや書籍ではなく『体験』を通じて知識を深めることができ、その知識を私たち親に言葉で教えてくれました。学んだことのアウトプットは学習に重要ですが、子どもの口から海の重要さを聞くことは親としても大変刺激になります。ネットの知識は「知ったかぶり」になることが多いですが、子どもが体験を通じて一生懸命学んだ知識はとても説得力があります。
・「磯焼けや海洋プラスチックなど、近年の海を取り巻く問題を取り上げていただき、それについて私達にも教えてくれました。まだ真っ直ぐでピュアな心を持っている小学校高学年ですので、しっかり刺さっていましたし、行動変容も期待できると思います。」

<団体概要> 
団体名称 :一般社団法人 北海道海洋文化フォーラム
URL :https://www.j-hocf.com/
活動内容 :北海道の海に関する「ヒト・モノ・コト」を取材、テレビ等を通じて情報発信しています。北海道の豊かな海を未来へつないでいくため、地域の企業・団体と連携し、次世代を担う子どもや若者を中心に向けて海への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメントの醸成に取り組んでいます。

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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