等身大の人体彫刻や3mを超える立体作品を含めた新作47作品を展示・販売。大野修 個展「Bug-Fi」東京・西麻布【WALL_alternative】にて9月3日からスタート
エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社

WALL_alternativeの柿落としを飾った大野修が、2年ぶり2回目となる個展を開催。音楽家・梅原徹との協働作品も発表。
エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:加藤信介、以下:ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース【WALL_alternative】では、2025年9月3日(水)~9月27日(土)まで、WALL_alternative柿落としにて個展を開催した大野修による2年ぶり2度目の個展「Bug-Fi」を開催します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65348/160/65348-160-cef62bc0140f15ba65ed927887477898-1770x1180.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
大野は、音楽カルチャーの視点を取り入れたアプローチを基軸に、内面から湧き上がる「衝動」を創作の原動力とし、プラスチックや使えなくなった楽器など、日常にあふれる様々な人工的な素材を組み合わせて造形する「ブリコラージュ」と呼ばれる手法を用いて作品を制作するアーティストです。
WALL_alternativeでは2年ぶりの個展開催となる本展では、「三角錐」という記号に焦点を当てています。「三角錐」は立体を構成する最小単位とされる一方で、KVにもなっている大野の代表作《Chunk》シリーズは無数の形が折り重なる作品です。本展では、その最小単位を表す三角錐とブリコラージュした彫刻との対比を通じて作品に内包された物語性を際立たせ、鑑賞者に「バグ」のような感覚を呼び起こします。
会場では、《Chunk》シリーズ作品4点のほか、昨年発表された新シリーズ《Cover》など、本展のために制作された40点以上の新作を展示。
また今回、初めての試みとして、1990年代のオルタナティブロックシーンから影響を受けてきた大野の作品世界を背景に、作品制作の日常をフィールドレコーディングした音源をベースとし、音楽家・梅原徹と協働した、サウンドアート作品も発表します。会場では、本作品をインスタレーションとして体験いただけます。
なお、音源作品は大野自身が制作した特別パッケージに収められ販売予定です。
初日の9月3日(水)にはOPENING RECEPTIONを開催し、アーティストも在廊いたします。
(申込URL:
https://forms.gle/pcAKWGfvwQePBT5A6 )
さらに、9月13日(土)には大野修と梅原徹によるトークやブリコラージュした自作楽器による特別演奏などを予定しています。
(申込URL:
https://forms.gle/NrpE1nG1fX2MBiia8 )
そのほか、会期中に併設されるバーでは本展に合わせ、大野の出身地・福岡県のワイナリーとのコラボレーションや、福岡県産の食材を使った特別メニューを提供いたします。
この機会に音と視覚による新感覚の展示をお楽しみください。
音響機器などの音源の忠実な再現度を表す「Hi-Fi」や「Low-Fi」といった用語から派生した造語です。
「Fi」は Fidelity【忠実度・再現性】を意味します。
Bug(バグ)はコンピューターの誤りや欠陥、不具合などを表す用語。本展ではコンピューターのバグのみならず、広い意味で使われる「欠陥」、フィジカルな素材のミスマッチによる不具合を強調したいと思っています。アーケードゲーム、ビデオゲーム界隈ではバグを利用した裏技があったり、近年ではPCソフトや生成AIによるバグの“おかしみ”や不気味さを表現した作品などが多くありますが、実材を扱う彫刻制作にも不具合による“おかしみ”を表現することは多くあります。特に僕の作品には様々な素材によるミスマッチ、不要になったけれど理に適った既製品の形状、利用していた人の物語などが混沌と混ざり合うことで自立しています。
接着や塗装をする際にも、さまざまな素材の性質による不具合に悩まされますが、それらの不具合もバグによる“おかしみ”と捉えて作品が抱える強度として扱っています。そういったバグによる“おかしみ”を楽しみ、許容できる思想は日本古来の美意識である”侘び寂び”にも通じる思想のようにも思えます。
またBug【虫】は、自身の過去作にも度々登場します。破壊と修復を大きなテーマとして制作する中で、バグ(蠕虫・ワームなど)は破壊と再生の象徴として扱っています。
例えば、木造建築において木材を虫が食べることは、建物の強度に損害を与えるという見方をすれば破壊。一方、朽ちた木を分解し、良質な土に還すという見方をすれば再生という解釈もできます。
欠陥(バグ)が抱えた強度、脆性が絡み合った作品群とオリジナルサウンドが織り成す サイエンスフィクション(Sci-Fi)のような世界観、「Bug-Fi」をお楽しみいただけたらと思っています。
大野修
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65348/160/65348-160-e1365227333df60d7aae7d185f473d20-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Chunk#2502 / 2025
1981 年生まれ福岡出身。九州産業大学で彫刻表現を学び、東京藝術大学の大学院を修了。
在学中は、主に石を素材とした彫刻の研究に取り組み、アカデミックな造形と音楽からの影響を感じさせるものをモチーフとして構成し、現代における彫刻の在り方に揺さぶりをかけるような緊張感のある作品を制作。内面から沸き起こる「衝動」を重要な要素と捉え、廃材やコンクリートなど人工的な素材を用いながらも、決して軽薄でない「もの」としての強度を保った立体作品が特徴的である。
2012 年から 2 年半のニューヨーク 滞在中に辿り着いたブリコラージュによる制作スタイルで、「破壊と修復」を繰り返しながら素材と向き合い、時間の経過に内包された造形美を探求している。
2023年11月、東京 / 西麻布に ACA(エイベックス・クリエイター・エージェンシー)がオープンしたWALL_alternative では、第一回目の展示として個展 [VERSE] を発表。
Instagram:
https://www.instagram.com/shu.ohno/
■OPENING RECEPTION
日程:2025年9月3日(水)
時間:18:00-21:00
※21時以降は通常営業
※事前申込制/入場無料
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
お申し込みURL:
https://forms.gle/pcAKWGfvwQePBT5A6
当日はアーティストも在廊予定です。
■PERFORMANCE EVENT
本展覧会についてのトークとサンプル音源の演奏など
日程:9月13日(土)
時間:18:30-19:30
出演者:大野修、梅原徹
※事前申込制/入場無料※ワンドリンク制
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
お申し込みURL:
https://forms.gle/NrpE1nG1fX2MBiia8
<登壇者プロフィール>
梅原徹 / Tetsu Umehara
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65348/160/65348-160-008f9137e35df78dfbda96d5f7b64c64-1500x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Relational Steps_27.07.2023 / 2023
1996年神奈川県生まれ。都市と環境の構造が生み出す時空間的なダイナミクスと、そこに見えかくれするリアリティ、或いはフィクションへとアプローチした音響作品を制作している。
映像やダンス作品の劇伴制作、海外レーベルからのアルバムリリースやミックスの提供など活動分野は多岐にわたる。ドイツ/デュッセルドルフでの在住経験を経て、2018年横浜国立大学理工学部卒業。2020年東京藝術大学大学院美術研究科修了。近年の主な活動として、個展「Rumble」(The 5th floor、東京、2024)や、個展「Parallax +Drive」(Arts ISOZAKI、水戸、2023)、グループ展として「ATAMI ART GRANT 2023」(熱海、2023)、「TRANSLATION for ALL」(渋谷PARCO、東京、2023)への参加など。2024年12月、英small measuresより2ndアルバム「Ephemeral」をリリース。
Instagram:
https://www.instagram.com/tetsu_umehara/
大野修 個展「Bug-Fi」
会期:2025年9月3日(水)~9月27日(土)
※日曜定休 、ただし9月14日(日)は営業
時間:18:00-24:00
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
入場:無料・予約不要
HP URL:
https://avex.jp/wall/exhibition/674
企画・主催:WALL_alternative
企画協力:吉田山(FLOATING ALPS LLC.)
音楽・サウンドデザイン:梅原徹
グラフィックデザイン:関川航平
協力:art brain company、Focusrite Group
【WALL_alternative概要】
営業時間:18:00-24:00 ※日曜定休
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
Instagram:
https://instagram.com/wall_alternative
Web:
https://avex.jp/wall/ プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes