「ベアメール 迷惑メールスコアリング」にてSPFホスティング機能を提供開始
株式会社リンク

~~ SPFの認証エラー防止と運用効率化を実現 ~~
株式会社リンク (本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田 元治) は、メールの健全性を診断・モニタリングするサービス「ベアメール 迷惑メールスコアリング」において、本日より「SPFホスティング」機能の提供を開始します。
SPF(※1)は、なりすましメール対策として広く普及している送信ドメイン認証技術です。SPFレコードには、認証時のDNSのルックアップ回数に上限(10回)が設けられていますが、クラウドサービスの利用が進み、メール送信環境が多様化している現在では、この制限を超えてしまうケースが増えています。制限を超過するとSPFレコードがエラーとなり、認証失敗を引き起こします。SPFレコードにおけるDNSルックアップ回数は、利用するクラウドサービスの仕様などに依存するため、ユーザ企業が改善することが難しいという課題があります。
※1:SPF(Sender Policy Framework)は、送信元メールサーバのIPアドレスをベースに認証を行う送信ドメイン認証技術。
送信を許可するメールサーバをSPFレコードの形式で記載し、 DNSで公開することで利用できる。SPFレコードでは、
メールサーバを指定するために様々なメカニズムを使用できるが、その中にはDNSルックアップを必要とするものが
ある。特に、組織外部のメールサーバを指定する際に用いられる「include」は、ルックアップ回数が嵩む要因となる。
例えばクラウドサービスを利用してメールを送信する場合は、そのサービスが指定するSPFを「include」で参照すること
になるため、現在ではルックアップ回数が10回の制限を超えるケースが珍しくなくなっている。
この度リリースするベアメールの「SPFホスティング」は、SPFフラット化技術を用いてDNSルックアップ回数を抑制することで、SPFレコードのエラーを解消するサービスです。SPFホスティングに利用したいドメインを登録すると、設定されているSPFレコードの内容を自動的に読み込み、設定を最適化したユーザ専用のSPFレコードを新たに発行します。ユーザは、この専用レコードを既存のSPFレコードと差し替えるだけで、対応が完了します。
SPFホスティングを利用すると、SPFレコードの更新もベアメールの管理画面から行えるようになるため、送信環境の追加や変更の度にDNSレコードを修正・更新する必要がなくなります。SPFに関するエラーや更新の対応負荷を軽減し、複雑な送信環境でも安定した運用が実現できます。
本機能は、ベアメール 迷惑メールスコアリングのオプションとなります。SILVERプラン・GOLDプランでは有償オプションとして、PLATINUMプランでは1ドメイン分、PARTNERプランでは2ドメイン分を標準機能として提供します。
■SPFホスティング 利用イメージ
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7832/154/7832-154-009d367e8525515b060973a04b5cf34d-1546x743.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■SPFホスティング機能
●SPFチェック
ドメインに設定されている現在のSPFレコードのルックアップ回数や、エラーの有無を
確認できます。SPFホスティングを使用した場合のシミュレーションも可能です。
※SPFチェックについては、迷惑メールスコアリングのユーザであれば無償で利用できます。
●SPFレコードのインポート
現在設定されているSPFレコードの内容を読み込みます(初回設定時のみ)。
●SPFレコードの編集
送信環境を新しく追加したり変更したりする場合に、SPFレコードの編集が管理画面から行えます。
●SPFレコードの定期更新
SPFレコードの参照先(利用中のクラウドサービスのドメインなど)のIPアドレス・ホスト名は
不定期に変更される可能性があるため、定期的にモニタリングし更新します。
●IPアドレス一覧
設定中のSPFレコードに含まれるIPアドレスの一覧が確認できます。
●アラート通知
SPFレコードの参照先にエラーが発生した場合などに、アラートが通知できます。
■「迷惑メールスコアリング」プラン表
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7832/154/7832-154-8b836823d01155ec7145238f4283c34f-3543x1452.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※「△」は有償オプションです。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/7832/154/7832-154-fbb7e9e31559c56e8f806547a3e3e63f-3543x866.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※ SPFホスティングでは、お客さまのSPFレコードを解析し、SPF認証に必要なIPアドレス・ホスト名
などをルールとして定義し管理します。管理対象ルール数は1契約につき150個を上限とし、
超える場合は超過料金が発生します。
ベアメールは、今後も「重要なメールが顧客に届かない」という課題を解決するため、様々な機能の追加・強化をしていくほか、きめ細やかなサポートによりユーザ企業を支援してまいります。
迷惑メールスコアリングについて
「ベアメール 迷惑メールスコアリング」は、送信メールの健全性をチェックし、継続的なモニタリングを実現するサービスです。ユーザはテストメールを送信するだけで診断を受けることができ、迷惑メールと判定されるリスク要因や、その改善策を確認することができます。DMARC分析機能も備えており、DMARCレポートの可視化や解析、送信元IPアドレス管理など、組織のメール送信環境を統合的に管理することができます。
■Webサイト
迷惑メールスコアリング
https://baremail.jp/mailscore/top/
ベアメールについて
ベアメールは「メールを確実に届ける」ことを支援するサービスとして、メールの高速配信・到達率の改善を実現する「メールリレーサービス」と、迷惑メールになる可能性や原因を診断する「迷惑メールスコアリング」を提供しています。お客さまの環境や状況に応じて2つのサービスを組み合わせることで、メール配信に関する運用の手間を低減し、到達率の改善を実現します。
サービスの詳細は、
https://baremail.jp/ をご覧ください。
株式会社リンクについて
株式会社リンクは、業界最大級の稼動台数を持つ専用ホスティング「at+link」、クラウド型ホスティング「リンク・ベアメタルクラウド」を軸として、8年連続シェア第1位のクラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」、セキュリティプラットフォームサービス「PCI DSS Ready Cloud」など、さまざまなサブスクリプション型サービスを提供しています。農系事業にも取り組んでおり、2011年10 月からは岩手県岩泉町にある自然放牧酪農場「なかほら牧場」を運営しています。
事業の詳細は、
https://www.link.co.jp/ をご覧ください。
★リンクが運営するメディアサイト
「最適なサービスで一歩先行く組織へ」ビジネスに伴走する課題解決メディア『 LINK Watch! 』
https://watch.link.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes