セゾンテクノロジー、国内大手SaaS事業者と共同で SAPユーザー向けERPのモダン化を推進
株式会社セゾンテクノロジー
株式会社セゾンテクノロジー（本社：東京都港区、代表取締役 社長執行役員：葉山 誠、以下セゾンテクノロジー）は、国内大手SaaS事業者であるウイングアーク１ｓｔ株式会社（以下ウイングアーク１ｓｔ）、株式会社エイトレッド（以下エイトレッド）、サイボウズ株式会社（以下サイボウズ）の3社と協業し、SAPユーザーのマイグレーションを対象として、分野や業務ごとに基幹システムをオフロードし、各SaaSを疎結合・データ連携して構築するERPのモダン化を共同で推進することを発表します。
また、セゾンテクノロジーは、技術パートナーとしてクレスコ・イー・ソリューション株式会社（以下クレスコ・イー・ソリューション）と共にSAP専用のデータ連携コネクターを共同で開発し、「HULFT Square」新機能として2025年今秋から提供を開始します。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118454/92/118454-92-174a7287c6730e626f58960a6788334f-2005x873.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
背景
国内エンタープライズ企業が利用するERPの中で、多くのシェアを有する「SAP ERP 6.0（ECC 6.0）」は2027年に標準サポートの終了を迎え、管理会計など企業の各業務を支える基幹システム全体の今後運用が課題となっています。オプションの延長保守サービスが2030年末まで提供されるものの、ここ数年でタイミングを迎えるSAP ERPの移行や、保守のコストなども含めたシステム設計の検討や実行が急務となっています。
ERPモダン化共同推進の概要
SAPユーザーが基幹システムであるERP本体の機能アドオンを極力減らして構築することで、将来のバージョンアップの負担を軽減できることがERPのモダン化のメリットです。ERPのローカライズスケジュールに依存することなく、利便性が高く日本の商習慣やデータ構造にも適応する国内事業者のSaaSとiPaaSを採用して疎結合に連携させることで、基幹システムのモダン化を実現できます。
ウイングアーク１ｓｔ、エイトレッド、サイボウズの3社は、BI・DWH・帳票、ワークフローや基幹システムの代替など、各社SaaSの機能を生かして既存基幹システムの分野や業務ごとにシステムをオフロードします。セゾンテクノロジーは、iPaaSである「HULFT Square」のデータ連携機能により、基幹システムであるSAPおよび各社のSaaSとの疎結合の役割を担い、基幹システム群として連携します。
なお、これら SaaSとiPaaSを疎結合・データ連携したオフロード構成は、今後ERPのモダン化ソリューションとして、ERP構築のパートナー向けに提供していく予定です。
また、本SAPユーザー向けERPのモダン化の推進について、各社よりエンドースメントを頂戴しております。
ウイングアーク１ｓｔ株式会社 執行役員 CMO 久我 温紀 氏からのエンドースメント
この度のERPモダン化共同推進に賛同いたします。当社は、30年にわたり国内38,000社以上の企業にご利用いただいている帳票基盤ソリューション「SVF」をはじめとする各種製品を通じ、SAPユーザーのERPモダン化やオフロード、マイグレーションにおけるデータ構造の柔軟化やアナリティクス高度化の課題解決に向けて、みなさまと共創し貢献してまいります。
株式会社エイトレッド 代表取締役社長 岡本 康広 氏からのエンドースメント
弊社は、ワークフローシステム「AgileWorks」や「X-point Cloud」の提供を通じて、お客様の”正確で迅速な意思決定”を支援してまいりました。複雑な業務プロセスにも、標準機能で実現できる対応範囲の広さや、柔軟な連携機能が強みであり、これまでも「SAP」をはじめとした多くのERPやSaaSとの連携実績により、さまざまな分野で活用事例を生み出してきました。
この度、賛同し参画させていただくERPモダン化共同推進は、昨今エンタープライズ企業において課題視されている、システムのレガシー化や運用コスト肥大化の打開につながるものであり、業務全体を一気通貫で効率化し、DX加速の大きな推進力になると確信しております。
弊社としても、セゾンテクノロジー様をはじめ、関係各社との連携をこれまで以上に強固にして、ERPのモダン化を積極的に推進することで、お客様の競争力強化に貢献し、より豊かな社会の実現を目指します。
クレスコ・イー・ソリューション株式会社 代表取締役社長 後藤 聡 氏からのエンドースメント
クレスコ・イー・ソリューション株式会社は、セゾンテクノロジー様が発表されたERPモダン化共同推進に賛同し、技術パートナーとして参画できることを大変光栄に思います。
SAPをコアシステムとして活用されている企業様にとって、システムのブラックボックス化やバージョンアップの負担は大きな経営課題です。この課題に対し、セゾンテクノロジー様と協業し、弊社の強みであるSAP技術と「HULFT Square」のデータ連携機能を組み合わせることで、各社の優れたSaaSを柔軟に連携させる「疎結合」の仕組みを構築することが可能となりました。
これにより、ERPの刷新を検討されている企業様は、SAPのバージョンアップに縛られることなく、最適なSaaSを組み合わせてシステムを最適化できます。私たちは、共同開発したSAP専用のデータ連携コネクターを通じて、このソリューションが多くの企業様の成長を支える基盤となるよう、尽力してまいります。
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久 氏からのエンドースメント
サイボウズ株式会社は、セゾンテクノロジー様によるERPモダン化の取り組みに賛同いたします。弊社クラウドサービス「kintone」は、業務ごとの課題に対応できる柔軟性を備えており、ERPとの疎結合・データ連携により、企業のDX推進に貢献します。今回の協業を契機に、各社との連携をさらに強化し、「Fit to Company Standard」の実現をともに目指してまいります。
＊＊＊
なお、セゾンテクノロジーの年次イベント「SAISON Technology Days 2025」において、本共同推進各社とのパネルディスカッションが10月30日にオンライン配信予定です。また、本発表におけるERPモダン化の詳細については次のURLをご参照ください。
SAISON Technology Days 2025
https://www.saison-technology.com/days2025#fs_3
オフロード志向により日本企業のERPのモダナイゼーションを推進
https://www.hulft.com/lp/lp-20250822
セゾンテクノロジーについて
「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や IT サービス、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム（iPaaS）「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。
- セゾンテクノロジー：
https://www.saison-technology.com/- HULFT製品サイト：
https://www.hulft.com/
商標関連
- 「HULFT」は、セゾンテクノロジーの商標または登録商標です。- その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。
プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
