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琵琶湖博物館学芸員が日本第四紀学会の学術賞・論文賞をダブル受賞しました。

滋賀県立琵琶湖博物館

琵琶湖博物館学芸員が日本第四紀学会の学術賞・論文賞


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58617/270/58617-270-75eb37f273b0fe510338006cc909bbce-2362x2362.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58617/270/58617-270-4ace04cc8f4b9fb4637c853c1f0efcbc-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


  学術賞を受賞した里口保文上席総括学芸員(左)と論文賞を受賞した林 竜馬専門学芸員(右)
                「撮影:日本第四紀学会」
概要

・里口保文上席総括学芸員が「日本列島における後期鮮新世~中期更新世広域火山灰の層序確立に関する一連の研究」に対して、日本第四紀学会学術賞を受賞しました。
・林竜馬専門学芸員が執筆した「滋賀県の遺跡花粉データベースからみる地域・局所スケールの植生変遷史(第四紀研究,第63巻第1号,3-17頁)」に対して、日本第四紀学会論文賞を受賞しました。
・日本第四紀学会*1 2025年大会(島根大学松江キャンパス)で授賞式が行われました。

*1 日本第四紀学会は、国際第四紀学連合(INQUA)の日本支部を母体にして1956年に発足し、地球史
の現代といえる時代(約260万年前から現在にいたる第四紀)の自然、環境、人類の研究を通して、現在と近未来の環境を理解するべく、それに関わるさまざまな分野の専門家で構成されている。

学術賞の受賞理由について

里口保文(滋賀県立琵琶湖博物館 上席総括学芸員)
日本列島における後期鮮新世~中期更新世広域火山灰の層序確立に関する一連の研究(Studies on the establishment of the stratigraphy of widespread tephras from the Late Pliocene to the Middle Pleistocene in the Japanese Islands)

選考理由(概要):
 プレート境界に隣接する日本列島には、激しい地殻変動を反映して山地とその間に分布する大小様々な堆積盆が発達する。日本列島における第四紀テクトニクスを解明する上で、各堆積盆での層序確立と堆積盆間での堆積史比較は不可欠である。こうした研究を進めていく上で広域に分布する後期鮮新世~中期更新世テフラを用いることは非常に有効である。
 このような日本の第四紀研究の特性を背景に、里口保文会員は、長年にわたり房総半島の上総層群・三浦層群、静岡県掛川層群、伊勢湾周辺地域の東海層群、古琵琶湖層群、大阪層群に含まれるテフラに着目し、フィールドワークと室内分析からなる研究を進めてきた。これらの成果は、他の研究者によるテフラ層序、古地磁気層序、生層序等の研究成果を総合的に取りいれ、本州中央部における約5Ma以降の鮮新・更新統に関する総合編年としてまとめられ、数多く研究論文で引用されている。
 里口保文会員の一連の研究成果は、火山灰層序だけではなく、共同研究を通じて古地磁気、古植生、微化石、古海洋に関する研究への応用に繋がっており、第四紀学に顕著な貢献を果たしている。また所属博物館の学芸員として、琵琶湖をテーマに地域の第四紀学に関わる教育普及活動を実施し、一般の人々の第四紀に関する関心を高めてきた。



[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58617/270/58617-270-159d985c1cac2cbe5bec5231465b3548-1151x2171.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


論文賞の受賞理由について

林竜馬(滋賀県立琵琶湖博物館 専門学芸員)
「論説 滋賀県の遺跡花粉データベースからみる地域・局所スケールの植生変遷史」
第四紀研究,第63巻第1号,3-17頁.

選考理由(概要):
 本論文は、滋賀県における考古遺跡調査から得られた花粉分析データを活用し、局地的スケールのみならず地域的スケールにおいても過去の植生変遷を明らかにしたものである。特に、遺跡ごとの個別的な植生景観の復元と、それらを統合することで得られる俯瞰的な視点の両面から検討を行い、空間スケールを変えた植生復元の方法論的可能性を示した点は高く評価される。
 使用されたデータベースは、滋賀県南部の低地を中心に調査された60遺跡891層準に及ぶ花粉データを、著者らが丹念に集成したものであり、2017年に公益財団法人滋賀県文化財保護協会紀要に公表されている。遺跡分布や調査状況に伴う地理的偏りという課題を抱えつつも、2013年度までの調査成果を網羅的に集約し、標準化されていない多様な報告書から一貫したデータを抽出・整理したものである。本論文は、このデータベースに収集されたデータを活用し、著者が目指す森と人との相互関係史の実証的な解明を試みている。
 このように、本論文は遺跡花粉データベースの実用性を確かめるとともに、今後のデータ更新・蓄積によるデータベースの質的向上への道筋を示しており、第四紀学における実証的研究の模範となるものである。

プレスリリース提供:PR TIMES

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