IFFのDesigned Enzymatic Biomaterials™（DEB）プラットフォーム、ホームケア用途で初の大規模採用

2025年09月05日

Designed Enzymatic Biomaterials™（DEB）プラットフォームが、大手消費財メーカーの新製品発売に伴い、洗濯用処方で初採用

ニューヨーク

（ビジネスワイヤ） -- IFF（NYSE：IFF）は、フレーバー、フレグランス、食品素材、ヘルス&バイオサイエンス分野のグローバルリーダーとして、Designed Enzymatic Biomaterials™（DEB）プラットフォームの初の大規模商用採用を発表しました。DEB技術を強化要素として組み込んだ新しい洗濯用洗剤処方を、大手消費財（CPG）企業が発売したことによるものです。当該処方は、非生分解性成分を高い生分解性の代替成分へ置き換えつつ、生地のやわらかさと洗浄性能の向上を実現します。

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「DEBには、21 世紀の（バイオ）化学素材の姿を、テーラーメイドで機能的、自然に着想を得て、より安全なものへと再定義する力があります」と、IFFのヘルス&バイオサイエンス部門プレジデントのレティシア・ゴンカルベスは述べています。「これはバイオテクノロジー、分子設計、サステナビリティーを結集し、数年前には想像もできなかったソリューションをもたらすものです。今回の導入は始まりに過ぎません。DEBの可能性は単一カテゴリをはるかに超えており、さまざまな産業で、サステナビリティーとパフォーマンスの双方にどのような価値を解き放てるかを探究しています。」

IFFのヘルス&バイオサイエンス事業が開発したDEBプラットフォームは、先端バイオサイエンスを活用し、自然界に見られるものと同様でありながら、従来の工業用ポリマーに匹敵する精度と一貫性でスケール製造できる、独自で多様な構造の多糖類を創製します。再生可能な植物由来の糖資源を原料に設計されたこれらのバイオマテリアルは、用途に応じて機能をカスタマイズし、各種アプリケーションで特定の性能特性を発揮します。洗濯用処方においては、DEBベースの製品を揃えたLyrature™ポートフォリオがポリクオタニウムなどの残留性のある非生分解性成分を代替し、表面改質を高めるとともに、再汚染防止効果を支援するバイオベースのソリューションを提供します。

IFFは、Kemiraとの合弁事業であるAlpha Bioを通じてDEBのスケールをさらに拡大しており、同社にはDEBベース材料専用の業界初となる製造設備を設置します。フィンランドのKokemäkiおよびJokioinenの各工場でプロセスおよび製品の広範な検証を完了したのち、AlphaBioは拡大する顧客・パートナーネットワークと連携し、2027年より当該施設から複数の市場セクターへDEBベースのソリューションを提供していきます。プラットフォームの進化に伴い、IFFはその潜在力を最大限に引き出し、ヘルス、栄養、美容、パッケージングなどの産業全体で、現代の性能要件を満たしつつ、よりサステナブルな未来の実現を後押しする製品の提供に注力しています。

DEBプラットフォームのさらなる詳細は、IFF | Designed Enzymatic Biomaterials™（DEB）をご覧ください。

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IFFについて

IFF（NYSE：IFF）は、科学、創造性、そして心で「喜び」を生み出しています。フレーバー、フレグランス、食品成分、ヘルス、バイオサイエンス分野のグローバルリーダーとして、日常の製品を進化させる画期的でサステナブルなイノベーションを提供し、ウェルネスの向上、五感の喜び、体験価値の向上に貢献しています。詳しくは、iff.com、LinkedIn、Instagram、Facebookをご覧ください。

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