時短ニーズで魚の食べ方変化「焼き魚+副菜」から「一皿完結」へ|クックパッド
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「わからない、面倒くさい」から、野菜と一緒の完結料理に
利用者数No.1レシピサービス「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社は、魚料理の検索動向を調査しました。調査の結果、従来の「魚は魚だけで調理する」スタイルから「魚と野菜を一緒に調理する」スタイルへの移行が明らかになりました。鮭、タラ、鯖など複数の魚種において、ちゃんちゃん焼き、ホイル焼き、パスタといった調理法が上位に定着。
「魚を食べたいが調理が面倒」という課題を抱える現代の家庭で、魚を単体で扱うのではなく、野菜と組み合わせた一体型料理として楽しむスタイルが定着している実態が浮き彫りになりました。
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■要約
・複数の魚種で「魚と野菜を一緒に調理」するスタイルへの注目が急上昇
・ちゃんちゃん焼き、ホイル焼き、パスタなど魚と野菜を組み合わせたレシピが各魚種で上位
・従来の「魚は魚だけで調理」から「魚と野菜の一体型料理」へスタイルが変化
・魚を単体食材から野菜と組み合わせる料理へと位置づけが変化
厚生労働省の調査によると、夫婦共に雇用者である世帯は2023年で約741万世帯となり、専業主婦世帯を大きく上回っています(※2)。共働き世帯の増加により、家庭の料理スタイルにも変化が生まれています。
かつて日本の食卓で当たり前だった魚料理は、近年「漁獲量の減少による価格高騰」「調理の面倒さ」「調理法が分からない」という課題を背景に、家庭で登場する機会が減少してきました。
これに対して、社会や家庭では次のような対応が進んでいます。
- 資源面:水産エコラベル(MSCなど)認証など(※3)、持続可能な漁業への取り組みが日本でも拡大- 魚食政策の推進:農林水産省による「毎月3日はさかなの日」や、学校給食での水産物活用(JF全漁連等)など、魚食再興の取り組みが進行- 家庭の知恵:ネットやレシピ検索を通じ、面倒さや不安を解決しながら魚料理を取り入れる動きが定着
【資源不安と新しい挑戦】
一方、2025年の秋鮭は平成以降最少の1,141万尾と予測され(※5)、北海道庁の速報によれば漁獲金額は前年同期比約119%と上昇しています(※6)。こうした資源不安を背景に、各地でサーモンの陸上養殖など「海に依存しない供給」への挑戦も広がっており(※7)魚をどう食卓に取り入れるかが改めて問われています。
クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」による分析では、2015年から2025年の鮭レシピ検索の組み合わせ語句のランキングで、「ムニエル」は上位のメニューでした。しかし近年は順位を下げ、「ちゃんちゃん焼き」「パスタ」「クリーム煮」といった“ひと皿で完結する魚レシピ”が上位に定着しています。
この背景には「調理時間を短縮したい」「栄養バランスを整えたい」というニーズに加え、魚調理の“面倒さ・わかりにくさ”をレシピを通じて解決する家庭の行動があります。
実際に鮭のフライパンレシピを作った家庭からは、以下のような「つくれぽ」が寄せられています:
- 鮭のちゃんちゃん焼きについて
「フライパンひとつで助かります」「野菜もたくさん食べられて栄養満点」
「子どもが喜んで食べてくれた」「ほったらかしで完成するのも良い」
- 鮭のクリーム煮について
「簡単で美味しかったです」「野菜もたくさん摂れました」
「子供が鮭のおかずで一番大好きと喜んでくれました」「家族大好きレシピです」
検索データから見えてきた人気レシピをご紹介します。すべてフライパンひとつで完結し、家庭で再現しやすいメニューを厳選しました。
[画像2:
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鮭のちゃんちゃん焼き・
鮭のクリームパスタ
鮭と野菜のチーズクリーム煮・
アクアパッツァ
秋刀魚のフライパンパエリア・
超簡単絶品鮭のホイル焼き
従来の魚料理が「一人一切れの焼き魚」中心だったのに対し、検索データからは「家族でシェアする魚料理」への関心の高まりが見られます。炊き込みご飯、鍋料理、パスタなど、魚を主役としながらも野菜や炭水化物と組み合わせたレシピが人気を集めています。
「魚を食べさせたいけど調理が大変」「魚グリルの掃除が面倒」「上手に焼けない」といった声が多い中、検索データからはそれぞれの家庭が解決策を見つけている様子が浮かび上がってきました。クックパッドでは、鮭のちゃんちゃん焼きやホイル焼きを作った方から実体験の共有が数多く寄せられており、こうした「つくれぽ」が他の利用者にも参考にされています。
調理の手間や食べ方が変わっても、クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションのもと、実際の家庭の声とデータを通じて料理する皆様を支援してまいります。
【クックパッドについて】
クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社です。日本を含む世界67カ国・地域、26言語で展開する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」、料理のAIコーチングサービス「moment」、生鮮食品オンライン市場「クックパッドマート」などを運営しています。私たちは料理を通じて、ヒト、社会、地球の豊かな未来を目指します。
社名 : クックパッド株式会社
https://info.cookpad.com
本社所在地 : 〒153-0044 東京都目黒区大橋2-22-44
代表執行役:佐野 陽光(さの あきみつ)
資本金 : 50,000千円(2025年3月末)
設立年月日 : 1997年10月1日
従業員数 : 105人(2025年3月末 連結ベース)
主要事業 : 毎日の料理を楽しみにする事業
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「たべみる」 について
・クックパッドの食の検索データサービス
「たべみる」
利用者数No.1の料理レシピサービス
「クックパッド」の検索・アクセスログデータを活用した、明日の食が見えるビッグデータサービスです。食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といった様々な切り口で分析を行えます。
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※使用ツール:クックパッド 食の検索データサービス
「たべみる」
※SI値:Search Indexの略で、1000回あたりの検索頻度です
※マッチ度:指定キーワードとの組み合わせ検索頻度を、100回あたりの割合で示す指標
※2 総務省統計局
「労働力調査(基本集計)令和6年年平均結果の概要」
※3 水産庁
「水産エコラベル(MSC等)制度」
※4 農林水産省
「毎月3日は魚の日」、全国漁業協同組合連合会
「学校給食における水産物の活用」
※5 北海道立総合研究機構(2025年6月23日発表)
「令和7年秋サケ来遊予測」
※6 北海道庁(水産林務部水産局漁業管理課)
「令和7年 秋さけ沿岸漁獲速報(9月10日現在)」
※7 水産研究・教育機構(FRA)
「サーモン陸上養殖に関する研究」プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes