【製造・建築DX】海外規格の図面を日本の規格へ瞬時に変換するAIアプリ「図面規格変換AI」をリリース
株式会社TIGY

製造業のDXを加速、AIが人手不足とグローバル競争の課題を解決
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製造業向けAIスタートアップの株式会社TIGY(東京都千代田区)は、海外規格の図面を日本のJIS規格へ自動で変換する「図面規格変換AI」をリリースしました。従来数日かかっていた作業を数分に短縮し、製造・建設・建築・インフラなど図面を扱う幅広い産業の生産性向上を支援します。
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1. 背景・課題 - 人手不足とグローバル化がもたらす産業課題
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日本の産業界は、世界的に高い技術力・品質を持つと評価されてきました。しかし、以下のような構造的な課題が足かせになっています。
人手不足・技術者不足
設計・製図・チェック業務に頼る人員が減少しており、属人的オペレーションが重くなっている。
グローバル化・国際規格の混在
海外との取引増加により、図面規格(インチ、ISO、ANSI、DINなど)が多様化。JIS規格との整合性調整が設計部門に大きな負荷となっている。
非効率なルーティン業務への依存
設計者・技術者は変換・チェックといった準備作業に割かれる時間が多く、本来の創造性・専門性を発揮する余地が小さい。
こうした課題は、製造業だけでなく、建設・建築、インフラ、自動車・航空宇宙といった、図面を扱うほぼすべての業界で共通しています。
2. サービス概要
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「図面規格変換AI」は、ユーザーが図面データをアップロードするだけで、AIが寸法・記号・文字を高精度に認識・解析し、自動的にJIS規格へ変換する仕組みです。
- AI OCRによる文字・寸法・記号認識- 規格変換ロジックによる自動調整- チェックなしで使えるレベルを目指すユーザー補正機構
この方式により、従来人手で行っていた図面変換業務をAIに代替させ、設計担当者をより付加価値の高い業務へ振り向けることを目指します。
3. 「図面規格変換AI」の期待効果(想定値ベース)
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3.1 業務効率の劇的な向上
変換作業にかかる時間を最大約90%削減することを目標
人的チェック・修正フェーズを大きく簡素化
設計一連のリードタイム短縮に寄与
従来3時間かかる、1枚の図面を変換・チェックする業務を、5分程度で完了できるようにすることを目指しています。
■これまで
- 数字拾い- チェック- 変換- チェック- 図面に反映- チェック- 完了
■これから
- 図面をアップロード- 数字拾いの内容をチェックし、処理実行- 完了
3.2 営業活動・見積もりの迅速化とコスト削減
- 見積もり作成や海外対応時の図面整備が迅速化し、商機を逃しにくく- 変換業務にかかっていた人件費を圧縮
3.3 コア業務への注力とイノベーション創出
- ルーティン業務をAIに委ねることで、設計者・技術者が新商品開発や改善活動、顧客開拓に時間を割けるようになる- 企業の持続的成長・競争力強化につながる
4. 市場性・成長ポテンシャル
以下は公開データをもとに示したCAD・CAD/EDA市場の動向です。
- 日本国内のCAD/EDA市場規模は、2023年度で約 3,211億円(前年度比+3.5%)と報じられています。
ソース- 同調査では、2024年度も前年度比約5.5%増の 約3,388億円 規模と予測されています。
ソース- グローバルでは、CADソフトウェア市場は2024年時点で約 USD 10,215.2 百万(約102.2億ドル)(Cognitive Market Research 調べ)と推定され、2024~2031年にかけて年平均成長率7.0%で拡大する見込みです。
ソース- 他の調査では、CAD市場が2024年の USD 9.88 B から 2032年に USD 15.8 B に成長すると見込む予測もあります(年平均成長率 6.0%)
ソース
これらのデータは、CAD/設計支援ツール分野における需要の強さと拡大余地を示しています。
5. 利用シーン(想定事例・匿名)
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事例:北米OEMからのRFQ対応(金属加工・試作)
現状の課題
- 北米顧客から英語/インチ・UNC/UNFねじ・ASME表記の図面がRFQで大量依頼。- 社内の設計がミリ換算、ねじ規格の置換(UNC→M)、表面粗さ(μin→μm)、公差記号を手作業で読み替え。- 見積り用のJIS版図面を作るまでに半日~1日/件かかり、商談スピードが上がらない。
AI適用後(想定)
- 図面アップロード→AIが単位、ねじ、表面粗さ、公差記号を自動判定してJIS表記に一括変換。- 標準部品(ボルト、ベアリング等)のJIS置換候補も自動提案。- 見積り用JIS図面が数分~数十分で生成され、担当者は価格計算と工程設計に集中。- 想定効果:変換作業時間を最大80%削減、RFQ初動の当日回答率が向上(失注防止)。
6. 今後の展開・方向性
初期ターゲットは国内の製造業・建設業界。まずは導入実績を積み上げ、信頼を構築します。
さらに、製造ノウハウを持つ国内企業とのパートナーシップを強化し、現場に即したサービス拡充と販売拡大を目指します。
次のフェーズではアジア・欧米市場への展開を視野に入れ、海外企業とのパートナー連携を図ります。
資金調達も視野に入れており、初期段階ではシード投資や事業提携ベースを想定。得られた資金はAIモデル改良、データ収集・ラベル付け、人員拡充に活用する方針です。
代表取締役 工藤 郁弥からのコメント
「日本の製造業が直面する課題は、単なる人手不足だけではありません。グローバル市場での競争激化に対し、いかに効率を高めるかが問われています。
この『図面規格変換AI』は、図面の規格を変換するという非効率なルーチンワークから担当者を解放し、より創造的な仕事に集中できる環境を提供します。私たちは、このAIが日本の製造業のさらなる成長を後押しすると確信しています。」
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会社名: 株式会社TIGY(ティジー)
所在地: 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目7番8号 VORT秋葉原IV 2F
設立: 2025年6月
代表取締役: 工藤郁弥
事業内容: AI活用支援コンサルティング、DX推進支援、AIソリューション開発など
HP:
https://tigy.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes