大和ハウス・アセットマネジメントがAI契約データベース「Contract One」を導入
Sansan株式会社

~6500件の契約書をデータ化し、物件単位での契約検索性を向上~
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働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、大和ハウス・アセットマネジメント株式会社(以下、大和ハウス・アセットマネジメント)が、AI契約データベース「Contract One(コントラクトワン)」を導入したことを発表します。
大和ハウス・アセットマネジメントはJ-REITである大和ハウスリート投資法人、私募ファンドの資産運用及び投資助言会社です。不動産を管理・運用するアセットマネジャーには担当物件のテナント等との契約内容を正確に把握し、円滑に交渉を行うことが求められます。Contract Oneを活用することで、約6500件の契約書をデータ化してクラウド上で一元管理し、必要な情報を迅速に検索できる体制を整備しました。契約管理の負担を軽減し、担当者がテナント交渉など本質的な業務に集中できる環境を実現します。
■サービス導入の背景と期待する効果
大和ハウス・アセットマネジメントは、ファンドの運用や投資助言・代理業務を通じて、全国約250件の不動産を対象とした資産運用を行っています。不動産の資産運用においては、物件の契約期間が長期にわたるため、最初に締結する原契約に対して、後から複数の覚書や契約変更が発生することがあり、管理に手間や工数がかかります。また、複数のファンドを運用しているため、契約情報を他部署などから相互に閲覧できないように情報を統制する必要があり、厳格な権限設定ができるツールを選定する必要がありました。
さらに不動産資産を管理・運用するアセットマネジャーは、各物件のテナントとのやりとりを行う中で、物件の契約更新期限や賃料などを正確に把握することが必要です。
従来は期日管理を要する契約について、Excelで台帳を作成し管理していたため、契約書本文を確認したい時には台帳で必要な契約書がどれかを目視で特定した後、該当する契約書データのPDFファイルを一つひとつ探して内容を確認しており、検索の手間がかかることが課題でした。
こうした課題を解決し、効率的かつ内部統制を担保した契約管理体制を構築するため、同社はContract Oneを導入しました。
・6500件の契約書をクラウド上で一元化し、契約の全体像を把握可能に
大和ハウス・アセットマネジメントではContract Oneを活用することで、約6500件あった契約書をデータ化し、クラウド上で一元管理します。データ化した契約書は、原契約と関連契約が自動でひも付くため、取引先と締結した契約の変遷や全体像を一目で把握することが可能です。
・部署ごとに閲覧可否を分けることで「ファンド間の情報統制」を実現
同社では複数のファンドを運用しているため、契約情報の閲覧権限について厳格な管理が求められます。そこで契約書の閲覧可否を分けることができる「グループ企業管理オプション(※1)」を活用し、閲覧権限を管理します。内部統制を強化し、利便性も維持しながら、適切に情報を統制できる環境を構築します。
・AIで物件ごとの契約管理を効率化
Contract Oneでは「拡張項目のAI自動入力(※2)」により、契約書の本文から任意の項目を自動で抽出し、その項目単位で契約書を一覧化・管理することが可能です。大和ハウス・アセットマネジメントでは、契約書に記載された「物件名」をAIで自動抽出することで、物件単位で契約書を検索、把握できるようになります。
さらに、契約更新期限を自動で知らせるアラート機能を活用することで、契約期限が迫っていることを早い段階で検知することができ、余裕を持って契約の更新有無の判断や更新作業を進めることができます。これによりアセットマネジャーは業務を効率化し、テナント交渉などに多くの時間を使えるようになります。
■大和ハウス・アセットマネジメント株式会社 経営管理本部
ウェルビーイング部 総務人事グループ マネジャー 片山 航洋様からのコメント
当社では、契約書管理が属人化し、契約内容の照会も煩雑でした。Excelで管理していたため、入力ミスや更新漏れのリスクもありました。また、台帳(Excel)と契約書(PDF)を別々に管理していたことで、照会業務に手間がかかっていました。Contract One導入後は、入力と期日管理を自動化し、工数削減やミス防止体制を構築しています。契約書の一元管理や検索性向上も実現しました。今後は社内利用を拡大し、全社的な生産性向上を目指します。
■大和ハウス・アセットマネジメント株式会社について
会社名:大和ハウス・アセットマネジメント株式会社
代表者:代表取締役社長 成宮 浩司
設立:2004年9月1日
事業内容:投資運用業、投資助言・代理業
URL:
https://www.dh-am.com
※1:Sansan株式会社「契約データベース『Contract One』がオプション機能『グループ企業管理』を実装」(2024年7月9日発表)
https://jp.corp-sansan.com/news/2024/0709.html
※2:Sansan株式会社「契約データベース『Contract One』が 新機能『拡張項目のAI自動入力』を実装」(2024年11月20日発表)
https://jp.corp-sansan.com/news/2024/1120.html
(以上)
■全社の習慣を変える、AI契約データベース「Contract One」
Contract One (コントラクトワン) は、Sansan株式会社が提供するAI契約データベースです。当社が長年培ってきた独自の技術で、紙や電子などあらゆる契約書をデータ化。契約の有効性や契約同士の複雑な関係を、誰でも正確かつ俯瞰して捉えられる契約データベースを構築します。また、生成AIを活用した機能によって、管理部門も事業部門も、全社で契約データを日常的に活用できる環境を整備。契約に対する意識を変え、習慣を変えることで、リスク管理と生産性向上を実現し、事業を加速させます。
https://contract-one.com/
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、ビジネスデータベース「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理DXサービス「Bill One」、AI契約データベース「Contract One」を国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL:
https://jp.corp-sansan.com/
所在地:150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
資本金:72億3百万円(2025年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
Sansan
https://jp.sansan.com/
Eight
https://8card.net/
Bill One
https://bill-one.com/
Contract One
https://contract-one.com/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes