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福井県の繊維業「大喜」“光る織物” 技術を大阪・関西万博へ出展

坂井市役所

福井県の繊維業「大喜」“光る織物” 技術を大阪・関西

坂井市がマッチングしたプロ人材、デザインで貢献


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81038/187/81038-187-d2a2b67dbb0081e35a17f4a22fc1d542-1600x916.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「大喜」が誇る独自の「発光ジャカード織物」技術で、タペストリーの表面に浮かび上がった富士山や梅、桜、牡丹などの和風デザイン。まるで光る浮世絵のよう=福井県坂井市丸岡町儀間の大喜株式会社

大阪のデザイナーとタペストリー 和柄に初挑戦
 福井県坂井市は、市内の中小企業を対象に、都市圏の “その道のプロ” を助っ人として活用する「プロフェッショナル人材マッチング支援事業」を2024年度から展開しているが、その事業で、大阪市のデザイナーと新たな商品開発に取り組む織物製造、自動車内装材用織物製造の「大喜(だいき)株式会社」(坂井市丸岡町)が、自社の独自技術 “光る織物” を全く新しいデザインで織り込む新作に挑み、その成果(タペストリー)を大阪・関西万博の出展ブースで10月3日から披露することになった。手を組んだプロ人材は「これまで繊維や織物のデザインは手掛けたことがない」というデザイナーだったが、光る織物の特性を生かしながら、浮世絵風の「富士山」や「天の川」という和風デザインを提案、同社の織り技術で完成したタペストリーは、光ファイバーに通す光が赤、青、緑と順次グラデーションしながら幻想的な絵柄を浮かび上がらせる渾身の作となっている。
 坂井市のプロフェッショナル人材マッチング支援事業は、市内の中小企業や小規模事業者の人手不足対策や経営改善支援を目的に展開している。地方創生に取り組むマッチング支援事業者「(株)カルビン」(東京都)と契約し、首都圏や関西などの “その道のプロ” であるプロ人材を地元企業とマッチングさせ、経営戦略やシステム開発、商品開発・デザイン、DX化などの各分野で有益な助言や指導をもらったり、相互連携したりすることで地元企業を活性化させようという取り組み。事業開始から計18事業社がプロ人材の助言を受け、大喜株式会社は2024年度から、大阪市在住のデザイナー吉澤健太さん(31)と組み、新商品開発や新デザインに取り組んできた。ちょうどタイミングよく今年6月ごろ、中小企業基盤整備機構から、開催中の大阪・関西万博で全国の中小企業の技を披露する展示会への出展依頼があり、吉澤さんと協議の上、同社が持つ “光る織物” こと「発光ジャカード織物」技術で新たなデザインの織物に挑戦することになった。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81038/187/81038-187-4195ac8f957021244e90dfdb7574bc58-719x995.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【上から順次下へ】発光ジャカード織物技術による「富士山柄」。光源のプログラムによって、模様の光り具合が、レッドから徐々にブルー、グリーンと徐々に変化したり、部分的に光ったりする

 同社が手掛ける「発光ジャカード織物」は、先端だけでなく側面から光が漏れる特長を持つ光ファイバーを横糸(緯糸)に、「カラミ織り」による2本の縦糸(経糸)を織り込むことで、光源から発せられた光が、糸の側面を広範囲に均一に発光させることができる。さらに「ジャカード織り」で織り込むことでデザイン性の自由度も高められている。同社によるとこの技術は世界初で、車のドア内装材などにも活用され、2021年1月には「関西ものづくり新撰2021」最優秀賞を受賞。また翌年には、パリ・コレクションアワードでも展示衣装として出展したこともある。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81038/187/81038-187-060365337afe3310438285fdd23c4095-929x1111.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

 万博会場での体験型展示「未来航路―20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅」は、中小企業基盤整備機構と中小企業庁が企画・運営し、選ばれた全国84社が各々の技術力を来場者にアピールする場で、万博のEXPOメッセSouthを会場に10月3日~7日に開催される。このうち、大喜の発光タペストリーは「伝統の継承と革新」エリアで展示される。タペストリーの大きさは縦1.4メートル、横1.1メートル。ひとつは富士山柄で、富士山を中央に、和の面持ちをイメージした桜、梅、牡丹、さらに金箔などの文様をあしらった一見、浮世絵風のデザイン。もう一点は天の川や唐草、江戸小紋をドット柄で描いたもの。いずれも伝統とデジタルを融合させたもので、原画は吉澤さんがデザインした。



 出展の公式依頼から3か月余りの短期間で大喜側と吉澤さんが協議を重ね、試作を繰り返した。同社の営業・開発担当で、タペストリー製造に携わった山本崚太さん(31)は「ここまで大きな製品をつくるのは初めて。万博という誰もが注目する会場でのお披露目もうれしい。繊維王国・福井の技ここにあり、という意気込みを感じてもらえたら」と話す。また吉澤さんも「自分は文房具や立体系のデザインをやってきたが、描いた平面の絵がこのように光を放つと、とても幻想的な織物に見える。(万博出展は)とってもいいチャンスをいただいた」と笑顔を見せた。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81038/187/81038-187-ec162e8ede111e23cc0fe4c806f55e29-1600x996.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
発光ジャカード織りの新作に取り組んだ山本岳由社長(中央)とデザイナーの吉澤さん(右)、左は開発担当の山本崚太さん

 特に同社は、これまで織物は受注中心で、新商品につながるような独自デザインなどは自社であまり手掛けてこなかっただけに、今回のプロフェッショナル人材マッチング支援事業での成果は大きい、とみており、山本岳由社長も「市の事業で、吉澤さんとの出会いがなかったら、このタペストリーは生まれなかったかもしれない」と語った。これに対し、坂井市商工労政課の戸田史生課長は「これこそプロ人材マッチング支援事業で市が望んでいた成果だと思う。こういう成果が出ていることを、市内の中小企業にも伝えていきたい」と話している。

プレスリリース提供:PR TIMES

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