日本の緑茶CMをAIが科学的に評価、イプソスが22素材分析結果を発表
イプソス株式会社

飲用意欲は高まるが注目度に課題、緑茶CMをイプソスの広告評価ソリューションが診断
世界最大規模の世論調査会社イプソス株式会社(日本オフィス所在地:東京都港区、代表取締役:内田俊一)は、クリエイティブの反応を予測し、数分で実用的なインサイトを提供する新しい広告評価ソリューション「Creative|Spark AI(クリエイティブ・スパーク・エーアイ)」を用いて、日本の緑茶CM22素材を分析、その結果を発表しました。
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日本の緑茶CMクリエイティブ指数トップ3
調査の背景
緑茶は日本人にとって最も身近で長い歴史を持つ飲料のひとつであり、広告市場でも大手飲料メーカーが激しく競い合うカテゴリです。今回、生活者にとって馴染み深く、ブランド間の差別化が難しい緑茶カテゴリを題材にすることで、AIを活用した広告評価の有効性を検証しました。
調査結果について
イプソスでは、新広告評価ソリューションのSpark AI を利用して、日本の緑茶クリエイティブ22素材の評価を行ないました。
その結果、緑茶CM全体の「クリエイティブ総合指数(Creative Index、CEI)」は114ポイントとなり、日本の広告全体平均である100ポイントを上回りました。特に上位5作品のクリエイティブは、平均を大きく超える高評価を獲得しました。
サントリー「伊右衛門」CM、情緒と音楽で視聴者の心をつかむ
緑茶CM22素材の中でトップ1(CEI180ポイント)を獲得した、伊右衛門。
このクリエイティブは、日本人にとってなじみ深い情緒をバックミュージックとともに巧みに表現し、視聴者の心に強く訴えかけました。その結果、他のCMと比較して明確な差別化を実現し、独自性が際立ちました。こうした感情面への訴求力が、全体的な印象形成に大きく影響し、視聴後の記憶に定着しやすいという点で高く評価されています。
参考:
サントリー緑茶 伊右衛門
まとめ:緑茶CMは飲用意欲は高める一方で、注目度確保や差別化に課題
今回のCreative Spark AIで評価した日本の緑茶CMは、消費者の飲用意欲を高める大きなポテンシャルを持つものが多いという結果となりました。一方で、視聴者の関心を引きつける「広告注目指数」は平均を下回り、イプソスが保有する全体平均には達しませんでした。
クリエイティブを通じて製品の魅力は一定程度伝わっているものの、著名人を起用している素材が多く見られ、カテゴリ内での差別化という観点では、課題が残ることが明らかになりました。
さらに詳細な分析データは、無料レポートとして公開しています。
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ウェブサイト
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Creative|Spark AIについて
Creative|Spark AI は、テレビCMやYouTube広告、SNS動画など、さまざまな動画フォーマットにおける人間の反応をAIが予測し、短時間でクリエイティブの評価を行います。
イプソスが誇る広告評価ソリューション「Creative|Spark」の基盤と、過去5年間にわたる18,000件以上の人間による評価データを活用。人間の知能(HI)と人工知能(AI)の力を掛け合わせることで、テクノロジーだけではない、人間中心のインサイトを提供します。
Creative|Spark AIのページ
Creative|Spark AIの特徴:広告クリエイティブのパフォーマンスを評価するための先進的なAIソリューション
- 迅速な広告評価
リアルタイムで人々の反応を予測し、広告の有効性を確認します。Ipsosの通常の調査よりも迅速に提供され、評価にかかる時間はわずか15分です。短時間の会議中にも、広告の成果を確認することが可能です。
- コストの節約
従来よりも少ない費用で効果分析を実施できます。1素材あたりの費用は15万円強で、複数の素材を同時に評価しても、Ipsosの通常調査1件分以下のコストで済みます。コストパフォーマンスに優れています。
- インサイト提供
クリエイティブの効果に関する洞察を提供し、広告キャンペーンの最適化を支援します。
分析AIおよび生成AIを利用し、優れた広告制作へ貢献
広告の評価には、2種類のAIアプリケーションが独自に組み合わされており、人間の感情のニュアンスとクリエイティブの効果を把握します。 分析AIは、広告という映像作品の構成要素を分解し一つひとつ客観的なデータとして抽出し、分類します。また、生成AIは、広告がもたらす人間の体験や感情的な反応を生成AIの視点を通して主観的な体験データとして分類し、可能性を見極めます。
Spark AIに関する詳しい情報へのお問い合わせはぜひご連絡ください。
メールアドレス:japan.info@ipsos.com
電話番号:03(6891)5467
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イプソスは、世界最大規模の世論調査会社であり、90の市場で事業を展開し、18,000人以上の従業員を擁しています。1975年にフランスで設立されたイプソスは、1999年7月1日からユーロネクスト・パリに上場しています。同社はSBF120およびMid-60指数の一部であり、繰延決済サービス(SRD)の対象となっています。
ISINコード FR0000073298, Reuters ISOS.PA, Bloomberg IPS:FP www.ipsos.com
【プレスルーム】
https://www.ipsos.com/ja-jp/pressroom
【会社概要】
会社名:イプソス株式会社
所在地:東京オフィス 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル
代表者:代表取締役 内田 俊一
事業内容:世論調査並びに各種市場調査の調査企画立案、実査、集計、分析、レポーティングに関する全てのサービス
HP:
https://www.ipsos.com/ja-jpプレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes