Jamf、年次ユーザカンファレンスにて新たなAPIエコシステム、AI機能、自動OSアップデートを発表
Jamf Japan 合同会社

米国時間10月7日、企業・組織におけるApple製品の管理とセキュアな運用のための業界標準ソフトウェアを提供する
Jamf(本社:米国ミネソタ州、NASDAQ証券コード:JAMF)は、コロラド州デンバーにて開催中の年次ユーザカンファレンス、第16回「Jamf Nation User Conference(JNUC)」にて、主力製品であるAppleデバイス管理・セキュリティプラットフォームの最新アップデートを発表しました。JamfはOkta、AWS、Microsoft、Googleをはじめとする主要パートナーなどと共に登壇し、APIエコシステムの拡充、インテリジェントAIツールおよび、「宣言型デバイス管理(DDM)」による自動ソフトウェアアップデートなど、Jamfプラットフォームをこれまで以上に強力かつ柔軟にする新機能を披露しました。
JamfのCEOであるJohn Strosahlは、次のように述べています。
「Jamf Nationのユーザコミュニティの皆さんに、デンバーでのJNUCに参加していただき大変嬉しく思っています。今年は、お客様のJamfとの関わり方において大きな進化が起きる年です。当社の柔軟で拡張性の高いプラットフォームは、豊富なAPIエコシステムとインテリジェントなAIツールによって支えられています。これらにより、企業・組織は、役立つ機能、シームレスな統合、ニーズに応じた動作を活用してAppleエコシステムのポテンシャルを最大限に引き出すことが、これまで以上に簡単になります」
今年のJNUCのテーマは「Elevate(飛躍)」。Jamfは今年も、Appleデバイスの導入およびセキュリティ対策に取り組む企業にとって最も重要な新機能とワークフローを提供します。
JNUC2025での主な発表内容は以下の通りです。
よりダイナミックで柔軟なAppleエクスペリエンスを実現するプラットフォームAPIエコシステム
今回の新たな「プラットフォームAPI」エコシステムの発表で、Jamfは革新のためにプラットフォームをさらにダイナミックかつ柔軟なものへと進化させました。この新たなAPIにより、開発者、ITチームおよびセキュリティチームは、自動化を効率化し、統合の複雑さを軽減し、大規模なAppleデバイス管理・セキュリティの新たな可能性を引き出すことが可能となります。
Jamfは、既に堅牢なAPIフレームワークをさらに拡張し、Jamfプラットフォーム全体における開発を統合的かつ予測可能な方法で提供します。プラットフォームAPIは、企業ごとの環境、統合、ワークフローに柔軟に適応するように設計されており、より高いコントロール性と柔軟性をお客様に提供します。
- 開発者向け:「プラットフォームAPI」により、一貫性のある直感的体験を提供し、開発を容易にします。- IT・セキュリティ部門向け:「プラットフォームAPI」によって、自動化とカスタムワークフローを容易化し、企業にさらなる効率化と価値を提供します。- テクノロジーパートナー向け:「プラットフォームAPI」により、より深いレベルでの統合とJamfの全機能へのアクセスを可能にし、Jamfエコシステムを拡張するより高機能なアプリやソリューションの開発が可能になります。
Jamf Protect向けセキュリティスキルのリリース
Jamfはまた、セキュリティチーム向けに同社の「AI Assistant」技術を拡張する、Jamf Protect向けの「セキュリティスキル」機能のリリースを発表しました。今年6月にJamf AccountやJamf Proに導入された「検索」スキルと「説明」スキルを基にしたセキュリティスキルは、テレメトリを分析し、イベントを関連付け、平易な言語によるガイダンスを提供することで、チームがアラートの優先順位付けをより効果的に行う支援をします。MITRE ATT&CKやCVEの参照といった複雑なフレームワークをアクション可能なインサイトに簡素化することで、セキュリティチームはアラート疲れを軽減し、最も重要な問題の対処に集中することが可能になります。
Apple新規機能への同日サポート、自動ソフトウェアアップデート、プラットフォーム・シングルサインオン
Jamfはまた、昨年の「
JNUC 2024」で初公開した「ブループリント」ソリューションを拡張し、宣言型デバイス管理を通じてAppleデバイス管理を効率化するワークフローを追加しました。最新の追加機能である「自動ソフトウェア設定の宣言」により、IT部門が一度定義したポリシーに基づき、デバイスがOS更新を自律的に管理できるようになります。この「セット・アンド・フォーゲット」型ワークフローにより、繰り返しの確認やスクリプト、手動での介入が不要になる一方で、管理者にはユーザ権限、更新延期期間、ベータ版アクセスなどのパラメータの制御権限が与えられ、一貫性、コンプライアンス、管理負荷の軽減を実現できます。
Appleのプラットフォーム・シングルサインオン(SSO)は、ローカルパスワードとクラウドIdPアカウントの同期から始まり、認証シングルサインオンをネイティブアプリやウェブアプリに拡張することで、企業内でのMacの認証エクスペリエンスを最適化します。今回の最新の機能強化により、プラットフォームSSOがすぐに利用可能となり、ユーザがデバイスの利用を開始するよりも前の段階で効率的なIDワークフローを提供します。Jamfは主要なIDパートナーと連携し、macOS 26の同日サポートの一環として本機能強化のサポートを発表しました。
現在、Jamfは100カ国以上、75,000を超える企業・組織における3,000万台以上のデバイスの管理・セキュリティ対策を支援しています。病院から教育機関、銀行、小売店、製造現場、航空会社に至るまで、世界の最もミッションクリティカルな環境を支えており、フォーチュン500企業の約65%に導入されています。
Jamfについて
Jamfは、エンドユーザから愛され、企業・組織から信頼されるAppleエクスペリエンスの管理、セキュアな運用、業務の簡素化を目指しています。またJamfは、企業にとって安全で、ユーザにとってシンプルかつプライバシーが保護された「Appleファースト」環境を実現するための、管理およびセキュリティソリューション一式を提供する、世界で唯一の企業です。Jamfに関する詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes