訪日外国人観光客に向けた防災啓発の新たな取り組み「SMILE BOSAI PROJECT」始動
株式会社電通ライブ

~国際防災の日に合わせて、インバウンド対応のリアルな防災情報ツールを渋谷でテスト配布~
株式会社電通ライブ(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:高木正彦、以下「電通ライブ」)は、アドレック株式会社(本社:東京都新宿区、CEO:福島大我)と、訪日外国人観光客向けに防災啓発を目的とした「SMILE BOSAI PROJECT(スマイル防災プロジェクト)」を始動します。本プロジェクトは渋谷スクランブルスクエア内にある“新しい社会価値につながる種”を生み出すことを目指す会員制の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」にて誕生しました。
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本プロジェクトでは、多言語対応の防災ブックレット「SMILE BOSAI PASSPORT」と「SMILE COMMUNICATION CARD」を開発。渋谷区の協力を得て、2025年10月13日(国際防災の日)より、渋谷エリアの一部宿泊施設・観光施設にて実証実験としてテスト配布を開始いたします。利用者からのフィードバックをもとに改訂版を制作し、東京都内全域、さらには全国の主要観光地や大型イベントでの活用を目指します。弊社では、観光インフラとの連携や多言語対応の強化を進め、防災啓発の新しい形を創出していきます。
■ 観光地としての渋谷の現状
2025年現在、訪日外国人観光客数は過去最高を更新し続けており、渋谷は東京を代表する観光地として、外国人の訪問率が最も高いエリアのひとつです。東京都の調査(※)では、東京都内で外国人訪問率が最も高いエリアは「渋谷」(67.1%)とされており、スクランブル交差点やナイトカルチャー、ファッション、グルメなど多様な魅力が集まる場所として世界中から注目を集めています。
(※)東京都 都庁総合HP「
令和5年 国・地域別外国人旅行者行動特性調査の結果」より
■ 防災を“もっと身近に、分かりやすく”
既存の防災案内は情報量が多く専門的であるため、「読まれにくい」「興味を持たれにくい」という課題があります。そこで本プロジェクトでは、防災啓発を“堅い情報発信”から“楽しく学べる体験”へと転換。やさしい日本語と英語、中国語を中心に、視覚的な理解を促すキャラクターやイラストを通じてユーモラスに伝えます。観光中も携帯したくなるデザインに仕上げ、防災を“知る・備える”ことへの関心を高める内容を目指しました。
キャラクターの原案は弊社が担当し、イラストレーターのすぐる画伯がキャラクターデザインを担当しました。
■ 当社の取り組み
電通ライブは、リアルな場を起点としたコミュニケーションを創出する会社として、これまでイベントや空間の企画制作を通じて社会課題の解決に取り組んできました。
近年では、インバウンドをテーマにナイトタイムエコノミー施策やエンターテインメントコンテンツの企画など、訪日外国人観光客との接点を多く持つようになっています。
そこで今回、渋谷というインバウンド観光の最前線で、実際に紙のブックレットやカードを手に取ってもらうことで、どのような反応が得られるかを検証する実証実験を行うことにしました。災害時など“いざという時”には、電源や通信環境に左右されない「リアルな情報ツール」が必要になると私たちは考えています。リアルなツールだからこそ生まれる安心感や、街中でのコミュニケーションのきっかけを創出することを目指しています。
【配布アイテムと活用想定】
・「SMILE BOSAI PASSPORT」
日本滞在中に起こりうる災害時の対処方法を、イラストで分かりやすく解説するブックレット。旅の合間に気軽に読めるコンパクトサイズ。
・「SMILE COMMUNICATION CARD」
観光中、言語が通じない場面で活用できるコミュニケーションカード。
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【配布予定場所】(五十音順)
・アパホテル〈渋谷道玄坂上〉 ・アパホテル&リゾート〈西新宿五丁目駅タワー〉
・アーンドラ・ダイニング渋谷 ・all day place shibuya ・渋ノ屋
・SHIBUYA TSUMUGI ・渋谷のんべい横丁 ・渋谷ホテル旅館組合
・セルリアンタワー東急ホテル ・MAPS ・wapiwapi
※その他順次拡大予定
【参画企業・団体】
・企画:株式会社電通ライブ
・製作:SMILE BOSAI PROJECT(株式会社電通ライブ/アドレック株式会社)
・監修:慶應義塾大学 政策・メディア研究科 教授 ショウ ラジブ
・イラスト:すぐる画伯
・デザイン:株式会社アンズ
・協力:渋谷区、shibuyabai(太平洋商事株式会社)
※渋谷区の取り組みとして、インバウンドの方向けに121の言語に対応した「渋谷区防災ポータル」や、災害発生時はもちろんのこと平時から活用できる「渋谷区防災アプリ」などを準備。また、渋谷駅周辺の企業とも連携して災害時の帰宅困難者対策を実施していきます。
【監修者プロフィール】
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慶應義塾大学 政策・メディア研究科 教授 ショウ ラジブインド・デリーに拠点を置く社会起業家スタートアップ「レジリエンス・イノベーション・ナレッジ・アカデミー(RIKA)」の共同創設者であり、日本のNGO「SEEDSアジア」の創設者兼理事長を務める。国連防災戦略事務局(UNDRR)アジア太平洋科学技術諮問グループ(AP-STAG)の共同議長、IPCC第6次評価報告書(AR6)の気候変動影響評価(CLA)の共同議長を兼任。環境・災害管理・気候変動分野において85冊の著書と450本以上の研究論文を発表。
2021年に教育分野への貢献が認められ、インド大統領が海外在住インド人およびインド系人物に授与する最高栄誉である「在外インド人栄誉賞(Pravasi Bharatiya Samman Award:PBSA)」を受賞。
2022年に災害リスク軽減分野における生涯功績が認められ、国連笹川賞を受賞。
www.rajibshaw.org www.indiajapanlab.org
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すぐる画伯所属:吉本興業
肩書:イラストレーター
横浜市役所勤めを経て吉本総合芸能学院(NSC東京22期)に入学。約2年間の芸人活動後、イラストの道で笑いを届けることを決意。現在は吉本興業唯一の本格イラストレーターとして、書籍装画・広告・キャラクター・ グッズなど多方面で活動中。
ゆるくて優しいタッチの1コマ漫画をSNSで発信し、フォロワーは20万人以上。見る人を癒し、笑顔にする「ほのぼのイラスト」が特徴。
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes