NARUMI、卵殻をアップサイクルした新素材の開発に成功 ― 地球にやさしいボーンチャイナへの挑戦
NARUMI

食品工場で生まれる卵殻を原料に活用し、環境負荷を低減。高級磁器「ボーンチャイナ」の品質を保ちながら持続可能な資源の活用率を50%超に向上。
鳴海製陶株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:福井俊成)は、地球環境に配慮したモノづくりを目指し、日々の食卓に欠かせない卵の「殻」を活用した新素材開発に着手しました。他業界で資源として眠っていた卵殻をアップサイクルすることで、従来の品質はそのままに50%を超えるサステナブル資源を活用したボーンチャイナの量産化に成功しました。日々の食事にこのボーンチャイナを取り入れることでサステナブルな未来への一歩につながります。
詳しくはこちら:
https://narumi.co.jp/initiatives/eco-products/
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NARUMIのブランドミッションは、「くらしの中に上質でしあわせな時間をつくり、みなさまを笑顔にする」こと。食べることは生きることであり、その大切な営みを支える食器は、単なる道具ではなく、人と人をつなぎ、日常を特別に変えるためのツールだと考えています。
未来の食卓を守るために、他業界で活用されてこなかった卵殻をアップサイクルした新素材の開発に成功しました。この結果、資源の有効活用と環境負荷の軽減への貢献につながりました。
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ボーンチャイナとは、リン酸カルシウムを原材料に含む磁器のことを指します。NARUMIのボーンチャイナは、優れた透光性と温かみのある乳白色、滑らかな光沢、絵柄の鮮やかさに加え、ワレ・欠けに強いという特性を持つことからご家庭用食器だけでなく、国内外の高級ホテルやレストラン、航空会社のファーストクラスなど、さまざまな場所で愛用されています。
ボーンチャイナには40%を超えるリン酸カルシウムが含まれ、一方、卵殻には90%を超える炭酸カルシウムが含まれています。この“カルシウム”という共通点に着目し、ユニークな天然資源である卵殻を活用したアップサイクル素材の開発に成功しました。この実現には、長年ボーンチャイナの製造で培った粉砕・焼成技術、また新設備導入による生産体制の強化が大きく寄与しています。新素材を用いた生産はすでにスタートしており、順次切り替えられていきます。これにより、さまざまな食シーンで地球にやさしいボーンチャイナを届けることが可能になります。
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従来の品質はそのままに、卵殻由来のカルシウムを採用することで環境への配慮を実現したボーンチャイナ。
日常の食卓やホテル・レストランなどの豊かな食シーンで使用されることで、環境負荷の軽減や資源の有効活用につながります。また、採掘資源である石灰石を卵殻で代替することにより、限りある天然資源の保全にも貢献しています。
- 高品質でありながら、持続可能な資源の有効活用率は50%超- 従来は活用されてこなかった卵殻を有効利用- 採掘資源である石灰石の使用量を削減し、資源保全に貢献- 食卓やホスピタリティ空間に環境配慮の価値を届ける
この取り組みにより、高品質なモノづくりと持続可能な資源活用を両立した、新しい価値のボーンチャイナが誕生しました。
新素材を使ったボーンチャイナの生産はすでにスタートしており、順次切り替えが進められます。資源として眠っていた卵殻が食器として生まれ変わり食卓に並ぶことで、日々の暮らしの中で、自然にサステナブルな未来づくりに参加できます。
NARUMIは、今後も地球にやさしい素材の開発を進め、日常の食卓や高級ホテル・レストランに、サステナブルかつ高品質なボーンチャイナを届けていきます。
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鳴海製陶株式会社は、日本初のボーンチャイナ量産化に成功した陶磁器メーカーです。陶磁器ブランド「NARUMI」は、高品質な業務用トップブランドとしても評価が高く、世界中の一流ホテルやレストラン、エアライン業界で採用されています。また、陶磁器製造で培った焼成・印刷・転写技術を用いて、IH、ガス調理器用のガラストッププレートやヒーターパネルなど、生活に欠かせない身近な製品の部品も提供しています。さらに今日では、持続可能な開発目標(SDGs)が目指す循環型のモノづくりへ転換を図るべく、これまで培ってきた技術と多角的な視点を融合させ、次世代につながるコア技術の開発を進めています。
■会社概要
会社名:鳴海製陶株式会社(Narumi Corporation)
所在地:愛知県名古屋市緑区鳴海町字伝治山3番地
代表者:代表取締役社長 福井 俊成
創業:1946年2月1日
URL:
https://www.narumi.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES



記事提供:PRTimes