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印刷エレクトロニクス技術による世界初の「薄膜型樹液流センサ」と解析サービス「Sapflow Monitor」を正式リリース

アグリショット株式会社

印刷エレクトロニクス技術による世界初の「薄膜型樹液

植物の水利用をリアルタイムに可視化し、持続可能な農業と気候変動対応を支援


アグリショット株式会社(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役:硲田孝之、共同代表:西岡一洋)は、2025年10月6日、薄膜回路形成技術を用いた非破壊式の「薄膜型樹液流センサ」と、樹液流データの可視化・解析を行うクラウドサービス「Sapflow Monitor(サップフロー・モニター)」を正式にリリースしました。
本センサは、茎表面に装着する薄膜の加熱・温度検出素子により、作物体の水移動(樹液流)を非破壊で連続計測します。気候変動の進行に伴い高度化する栽培現場の水分管理ニーズに応える技術として、精密灌漑・環境制御・資材評価などの課題解決を支援し、リアルタイムの「水分状態の見える化」を通じて、的確な意思決定を可能にします。
製品の特長

■ 薄膜型樹液流センサ

薄膜型樹液流センサは、茎や枝に薄膜ヒーターを巻き付け、熱収支法(energy balance method)を応用して樹液流量を算出します。
従来のグラニエ法(Granier method)などの侵襲的手法とは異なり、植物体を傷つけずにモニタリングが可能です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155684/2/155684-2-72bb6ed08b6a98394ebf5c352e3d3b5d-3900x2595.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
薄膜型樹液流センサ

■ 「Sapflow Monitor」×「Normanシリーズ」ゲートウェイ

自社開発のIoTゲートウェイ「Normanシリーズ」とクラウドWebアプリケーション「Sapflow Monitor」を連携させることで、樹液流データのリアルタイム可視化と解析が可能になります。
SigfoxおよびWi-Fi通信に対応し、今後はLTE-M(Cat-M1)通信にも順次対応予定です。
これにより、低コストかつ省電力で、遠隔圃場や温室などさまざまな環境での自動計測を実現します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155684/2/155684-2-51512201fac3c11d32b7b8f3243b5eef-3900x2851.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自社開発のIoTゲートウェイ「Norman mini」

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/155684/2/155684-2-728036922ff60611eadf0c1e57e9f342-1387x784.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Webアプリケーション「Sapflow Monitor」

活用シーン
● ブドウ園の干ばつ対策
干ばつ時に樹液流センサを活用することで、根からの水分吸収状況を直接把握し、灌漑制御アルゴリズムの最適化を行うことができました。
● ミカン園での資材効果評価
摘採剤やバイオスティミュラント剤など、これまで効果の「見えにくかった」資材についても、樹液流変化を通じて植物の蒸散作用を定量的に解析することで、効果の有無や持続性を科学的に検証することができます。
● 温室メロンの高品質生産
樹液流速と環境要因を組み合わせて蒸散モデルを構築し、環境データから蒸散量を予測することで、煩雑な潅水作業を自動化したり、裂果防止と糖度向上を両立できます。温室環境制御における品質管理にも活用可能です。


開発背景・経緯
本システムは、東京大学研究グループが実施した農林水産省「異分野融合補完研究」プログラム「生理生態学的分析を可能にする低コストモバイルセンサと次世代農業ワークベンチの開発(2014-2016)」で得られた成果を基盤として開発されました。
大学発の科学的知見を産業応用へと展開し、農業の現場で実際に活用できるセンサシステムとして実装しています。
本技術の原型は、農林水産省の「異分野融合共同研究【補完研究】(2014-2016)」において、当時、東京大学特任研究員であった西岡一洋が提案・発明した「インクジェット印刷による薄膜型樹液流センサ」に遡ります。2015年に試作に成功し、2016年には国際会議 IEEE SENSORS 2016 にて薄膜型樹液流センサの実装例を発表しました。以後、改良と評価を重ねながら、数々の国際学会で薄膜型樹液流センサを用いた研究成果を報告し続けてきました。

【世界初の技術について】
本製品は、従来のマニュファクチュアリング手法とは異なり、センサ部全体(加熱素子と温度検出素子)を印刷エレクトロニクス技術によって一体成型し、工業的に大量生産可能な外付け型(非挿入)樹液流センサとして開発されました。これにより、これまで避けられなかったセンサ上での温度センサ位置のばらつきや熱電対(堆)製造誤差といった人的製造工程に起因する誤差要因を大幅に排除することに成功しています。こうした構造を持つ工業製品としての樹液流センサは、本技術が世界初の実用化事例となります。
【調査と専門家見解】
本件に関する調査は、本技術の発明者であり、植物水分生理学および樹液流計測の専門家である西岡一洋(東京農業大学客員教授、IEEE SENSORS 2016 発表者)が実施しました。西岡による調査によれば、原理検証および最初の実装を完了した2015年時点、ならびに2020年の当社創業時点において、国内外で同等の技術を備えた商用製品は存在しておらず、2025年10月時点においても商業化された例は確認されていません。

今後の展望
アグリショット株式会社は、「薄膜型樹液流センサ」と「Sapflow Monitor」を中核とするデータ解析プラットフォームを通じて、灌漑最適化・資材評価・環境制御の分野で新たな標準を確立してまいります。
今後は国内外の研究機関や農業法人と連携を強化し、AIによる蒸散予測モデルの高度化や、地域気候に応じたスマート農業技術の国際展開を進めていきます。
私たちは、科学とテクノロジーの融合によって、地球規模での持続可能な食料生産に貢献してまいります。

会社概要

会社名 アグリショット株式会社
所在地 和歌山県和歌山市伊太祈曽77番地
代表者 代表取締役 硲田孝之 共同代表 西岡一洋
事業内容 農業IoT機器開発・データ解析サービス提供
電話番号 073-494-7720
メール info@agrishot.com
公式サイト https://www.agrishot.com/

プレスリリース提供:PR TIMES

印刷エレクトロニクス技術による世界初の「薄膜型樹液印刷エレクトロニクス技術による世界初の「薄膜型樹液

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