日本映画初の快挙 井上雅貴 監督 映画『男神』第18回オレンブルク国際映画祭で最高賞を受賞
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【オレンブルク・ロシア】 井上雅貴 監督作品の日本映画『男神』が、ロシアで開催された第18回オレンブルク国際映画祭「ヴォストーク&ザパド(東と西)」で、最高賞にあたる最優秀作品賞(グランプリ)を受賞しました。
日本映画が同映画祭でグランプリを獲得するのは、史上初となります。
映画祭には世界各国から255本の応募があり、国際コンペティション部門で選出されたわずか10作品の一つでした。ハリウッド俳優のガイ・ピアースやティム・ロスが出演する高予算のハリウッド作品も競合する中での快挙となりました。
「人類の精神的な進歩に必要」
審査員満場一致で決定されたという今回の受賞について、審査員委員長を務めた世界的オペラ歌手のリュボフ・カザルノフスカヤ氏は、作品のテーマ性を高く評価しました。
カザルノフスカヤ氏は、「人類が精神的な進歩を必要としている現在、日本の神話を題材としたこのストーリーは、極めて意味深い作品として審査員一同が捉えました」と述べました。
グランプが発表された時点では井上監督と妻のイリーナ氏は既に日本へ帰国していたため、授賞式にはプロデューサーの志賀氏が代理で出席し、トロフィーを受け取りました。
「受賞は大変に栄誉なこと」
受賞の報を受け、監督は「国際コンペティションの10作品に残ることだけでも困難な中で、グランプリに選ばれたことは大変な名誉だと感じています」とコメントしました。
オレンブルク国際映画祭は、映画関係者だけでなく、オペラ界や文学界など多様な芸術分野の人々が集まることが特徴です。
監督は「映画人だけでなく、これらの方々から選出していただけたことは、素晴らしいことだと思っています」と映画界以外の芸術家や専門家からの評価である点について喜びを露わにしました。
今回の『男神』の受賞は、ロシアと日本の文化交流における新たな節目となるとともに、日本の神話という普遍的なテーマが世界に受け入れられていることを証明する形となりました。

Daisuke Tarutani
欧州ジャーナリスト連盟会員
Japan JP 465 NJ269 photographer
樽谷大助
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執筆 国際ジャーナリスト KANAME YAGIHASHI

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記事提供:DreamNews