2025年10月15日
パリ
(ビジネスワイヤ) -- エスティ・ローダー・カンパニーズ(NYSE:EL)は、エマニュエル・マクロン フランス共和国大統領による高位の後援のもと、パリのヴォルネイ通りに位置する新施設「ラ・メゾン・デ・パルファン」内に「フレグランス・アトリエ」を開設したことを発表しました。このたび新設されたグローバル・イノベーション・ハブは、世界トップクラスのフレグランス専門知識、先進的なテクノロジー、そして最先端の機能に特化しており、ラグジュアリーおよびプレステージ・フレグランス分野における同社の戦略的な成長目標を加速させます。創業者エスティ・ローダー夫人の先駆的なビジョンと、生涯にわたる香りへの情熱を原点とするこのアトリエの開設は、フレグランスの卓越性とクラフトマンシップに対する同社の長年の取り組みにおいて、重要な節目となっています。
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「パリにフレグランス・アトリエを開設できることは、とても誇らしく、喜ばしいことです」と、エスティ・ローダー・カンパニーズの社長兼最高経営責任者(CEO)であるステファン・ドゥ・ラ・ファヴリーは述べています。「このアトリエは、創造性とイノベーションにおける当社の素晴らしい伝統を基盤に、フレグランスというダイナミックなカテゴリーにおける今後の成長をさらに加速させます。また、世界トップクラスの専門知識、最先端のテクノロジー、そして香りの芸術性を融合することで、当社のポートフォリオ全体でイノベーションを推進していきます。当社チームは香水発祥の地に位置するこの拠点で、最先端のテクノロジー、データドリブンのインテリジェンス、そして嗅覚の専門知識を組み合わせ、世界中のお客様に向けて次世代の卓越した香りを創り出していきます。」
「フレグランス・アトリエは、創造のための新しい、刺激的なモデルであり、創造性と科学の力を融合させて香りの未来を形づくる場です」と、エスティ・ローダー・カンパニーズのチーフ・リサーチ&イノベーション・オフィサーであるルネ・ラマースは述べています。「このハブは、実験のために設計された環境の中で、当社のフレグランスブランドおよびパートナー各社の専門家を結集する拠点となっています。彼らは協働し、インスピレーションから処方設計、そして最終的な消費者体験に至るまでのプロセスを加速させます。」
エスティ・ローダー・カンパニーズのイノベーション・ネットワークにおける大胆な新拠点
このアトリエは、アメリカ(ニューヨークおよびミネソタ)、中国(上海)、ヨーロッパ(ベルギー)、カナダ(トロント)に広がるエスティ・ローダー・カンパニーズのグローバルな研究・イノベーション・ネットワークをさらに強化します。これらの拠点が一体となり、カテゴリーごと、地域ごとの強みをシームレスに統合することで、美のあらゆる領域における画期的な発見を推進します。アトリエでは、嗅覚および神経科学のモデリングと、特許・研究・規制に関するリアルタイム監視を組み合わせた、AIを活用したエンド・ツー・エンドの創造プロセスを導入しています。これらの取り組みにより、研究開発の加速、新技術の創出、実験の推進が可能となり、変化する消費者トレンドへの対応も迅速化します。さらに、今後数年間でフレグランス開発のリードタイムを最大30〜50%短縮する予定です。
フレグランス・イノベーションのために設計された革新的な空間
アトリエの内部には、芸術性と科学を融合させる共同創造とイノベーションのための特別な空間が設けられています。「ミュージック・ルーム」では、主要フレグランス・ハウスの調香師とブランドチームが協働し、シグネチャー・アコードを生み出すとともに、新たな香りの領域を探ります。隣接する研究室では、専門家が超臨界二酸化炭素抽出法、GCMS分子分析、AIによるシアージュ測定などを用いて、分子レベルでフレグランスの構造と持続性を解析します。さらに、独自の神経科学に基づく消費者モデリングによって感覚データをインサイトに変換し、調香師は、感情を動かしつつ香りへの欲求をかき立てるフレグランスの創作が可能になります。
このアトリエは、同社の全フレグランスブランドに共通するイノベーションの原動力として機能し、ジョー・マローン・ロンドン、トム・フォード、ル・ラボ、キリアン・パリ、エディション・ド・パルファム・フレデリック・マルに加え、エスティ・ローダー、クリニーク、エアリン・ビューティ、アラミス、バルマン・ビューティの各フレグランスブランドにおける協働と革新を加速させます。各ブランドは、それぞれの独自性を保ちながら、次世代テクノロジー、独自原料、そして科学的専門知識といった共有リソースを活用しています。
パリ中心部に位置するラ・メゾン・デ・パルファンは、フランスのクラフトマンシップと現代的デザインを融合させた、地上5階・延床面積2,000平方メートルの空間に、同社のフレグランス、クリエイティブ、イノベーションの各チームを結集しています。その建築は香水の構成を想起させるデザインとなっており、トラバーチンをベースノート、職人技のディテールをハートノート、光を取り込んだ仕上げをトップノートに見立てることで、伝統と革新が調和して共存する没入型の空間を生み出しています。
エスティ・ローダー・カンパニーズのフランスへのコミットメントを深化
イノベーションと投資の文化が根付くフランスは、エスティ・ローダー・カンパニーズにとって重要な戦略市場および創造拠点であり続けており、このアトリエの開設は、同国に対する同社の揺るぎないコミットメントを改めて強調するものです。同社がフランスに進出してからすでに約60年を迎えており、その歴史は1966年に設立された最初のフランスオフィスにまでさかのぼります。現在、パリには、ヨーロッパ、英国およびアイルランド、さらにアジア・アフリカ・中東の新興市場を含む新たな地理的クラスター「EUKEM」の地域本部と、同社フランス販売法人の本社も構えています。
エスティ・ローダー・カンパニーズはフランスで1,200人以上を雇用しており、キリアン・パリ、エディション・ド・パルファム・フレデリック・マル、ダルファン・パリ、ラボ・シリーズをはじめとする複数のブランドのグローバル本社を同国内で運営しています。ラ・メゾン・デ・パルファンとフレグランス・アトリエの設立は、こうした基盤を礎として築かれたものであり、フランスが世界に誇る調香師、サプライヤー、クリエイティブ人材のエコシステムと同社の結びつきをさらに強化します。
「エスティ・ローダー・カンパニーズが新たなフレグランス・アトリエの設立地としてフランスを選定しことを、大変誇りに思います。この革新的なプロジェクトは、最新の『チューズ・フランス・サミット』で発表されたものです」と、フランス対外投資担当大使でありビジネス・フランス取締役会会長のパスカル・カニ氏は述べています。「今回の決定は、創造的才能、イノベーション、そして世界的に認められた専門性という、独自のエコシステムによって支えられるフランスの卓越性に、国際的リーダーたちが寄せる信頼を示しています。年間売上高300億ユーロを超えるフランスの香水・化粧品産業は、成長と魅力を牽引する重要な原動力です。エスティ・ローダー・カンパニーズのフレグランス・アトリエは、企業が最も意欲的なプロジェクトを実現するための環境を提供するフランスの力を見事に示す事例です。フランスが世界の香水業界の最前線に立ち続けることを可能にしているビジネス・フランスのチームによる卓越した取り組みに心から敬意を表します。」
将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースに含まれる記述には、1995年の民事証券訴訟改革法の定義に基づく将来の見通しに関する記述が含まれている場合があります。これらの記述には、各引用文中の発言も含まれます。当社は、自社の事業および業務に関する知識の範囲内で合理的な仮定に基づいて期待を抱いていると考えていますが、実際の結果は当社の予想と大きく異なる可能性があります。実際の結果が予想と異なる原因となり得る要因には、当社の戦略を成功裏に実行できるかどうかが含まれており、これには、「ビューティ・リイマジンド(Beauty Reimagined)」および利益回復・成長計画、経営陣の円滑な移行の成否、そして証券取引委員会(SEC)への最新の提出書類を含む、当社がSECに提出した書類に記載されているその他の要因が含まれます。当社は、本書またはその他において行われた将来の見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
エスティ・ローダー・カンパニーズについて
エスティ・ローダー・カンパニーズは、高品質なスキンケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケア製品の製造、マーケティング、販売を行う世界屈指のメーカーであり、世界的に有名な高級ブランドおよび一流ブランドの管理者でもあります。同社の製品は、エスティ・ローダー、アラミス、クリニーク、ラボ・シリーズ、オリジンズ、M·A·C、ラ・メール、ボビイ・ブラウン・コスメティクス、アヴェダ、ジョー・マローン・ロンドン、バンブル・アンド・バンブル、ダルファン・パリ、トム・フォード、スマッシュボックス、エアリン・ビューティ、ル・ラボ、エディション・ドゥ・パルファム・フレデリック・マル、グラムグロウ、キリアン・パリ、トゥーフェイスド、ドクタージャルト+、ジ・オーディナリーやNIODなどのDECIEMのブランドファミリー、バルマン・ビューティのブランドで、およそ150の国と地域で販売されています。
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