食・ヘルスケア産業の海外事業成功のカギは「深い顧客理解」と「現地オペレーションの構築」
ローランド・ベルガー

食・ヘルスケア関連事業における売上高1,000億円以上の大企業マネジメント調査
欧州最大級の経営コンサルティングファームである株式会社ローランド・ベルガー(以下、ローランド・ベルガー)は、食と健康の多様化に対し、企業がどのように向き合い、ビジネスの成長をさせているのかを把握するべく、売上高1,000億円以上の食およびヘルスケア関連企業の部門長以上を対象とした調査アンケートを実施いたしました。
本調査では、海外事業の成長には現地の状況を本質的に理解できる仕組みづくりやオペレーションの構築が必要であるという傾向が明らかとなりました。
海外事業の成功には、現地を本質的に理解できるケイパビリティやオペレーションの構築が必須
海外進出国の選定時の最重要視要素×意思決定権限の海外委譲度合別 海外売上CAGR平均値 [%]
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1) 「営業部門/物流部門が国内向けと同じ商品を海外へ輸送し、販売している」もしくは「海外向け商品を日本国内のチームが開発している」と回答した方を「日本主導」、「海外向け商品を、海外拠点からの情報を参照したうえで日本国内のチームが開発している」もしくは「海外向け商品を、海外拠点にて情報収集・商品開発を行ったうえで、日本本社が承認し展開している」と回答した型を「ハイブリッド」、「海外向け商品は、海外拠点にて情報収集・商品開発、販売決定まで意思決定して展開している」と回答した型を「海外主導」と定義
本調査の結果を受け、ローランド・ベルガーのコンシューマーチームの責任者でパートナーの松本渉、プリンシパルの速水亘は次のように述べています。
「食、健康分野の海外事業については、海外売上の成長の観点でも海外事業の重点度が高い企業が、海外市場を日本や近接地域から見てしまい、大きな成長の足かせとなっている可能性もあるのではないかと考えています。海外の情報を参照して日本で意思決定を行うのでは時間的ロスや現地への理解不足・ギャップなどが生じる可能性もあり、海外拠点を設置することに加え、現地に権限を与え、情報収集・商品開発・意思決定を一貫して行うことが海外事業の成長において重要であると捉えています。」
【調査概要】
・調査時期:2025年6月
・調査機関:ローランド・ベルガー
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国、売上高1,000億円以上、食およびヘルスケア関連企業に属する役員~部門クラス以上のマネジメント層
・有効回答数:197名
ローランド・ベルガーのコンシューマーチームでは、食と健康の多様化に対応する企業の戦略を支える、グローバル市場の動向に関するレポート「グローバル各国の食と健康~未来予測と事業機会~」を公開しています。欧州の栄養スタンダードや3極化する健康トレンド、事業機会を創出する6つの将来展望などに触れ、食と健康のビジネスに取り組む企業への有益な示唆となればと存じます。
「グローバル各国の食と健康~未来予測と事業機会~」は
こちらのサイトからダウンロードしてご覧いただけます。
【コンサルティングに関するお問い合わせ先】
ローランド・ベルガーのコンシューマーチームは、食品・飲料メーカー、食品小売企業、外食企業、農業関連企業などの幅広い「食産業」に対し多くのご支援を行っています。
弊社ウェブサイト、またはお電話(03-4564-6660)にて、下記コンサルタント宛にご連絡ください。
松本 渉(ローランド・ベルガー パートナー)
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総合商社を経て2004年から2008年までローランド・ベルガーに在籍。その後、再生系コンサルティングファームを経て2021年よりローランド・ベルガーに再参画。公認会計士。
食品、飲料、家電、化粧品、アパレル、レストラン、ホテル、小売りなどの消費者向け産業を中心に活動。事業会社やファンドの投資先におけるPMI(買収・合併後の統合)や業績改善、事業再生、組織構造改革等のプロジェクトを多数経験。特に暫定経営者として株主・従業員・取引先等の利害を調整し具体的な結果に結びつける実行型支援の実績が豊富。 近年はDX導入に向けた全社組織改革にも注力している。東京大学文学部卒。
速水 亘(ローランド・ベルガー プリンシパル)
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外資系コンサルティングファームを経て現職。消費財・小売・エンターテインメント業界を中心にコンサルティングサービスを提供。マーケティング・ブランディングのテーマを中心に、事業戦略策定、M&A支援、コスト削減、新規事業立案等、幅広いプロジェクト経験を有す。大阪大学大学院国際公共政策研究科修了。
ローランド・ベルガーについて
ローランド・ベルガーは、1967 年に設立されたドイツのミュンヘンに本社を置く世界有数の経営戦略コンサルティングファームです。世界50以上の主要都市にてビジネスを展開し、Entrepreneurship(起業家精神)、 Excellence(卓越性)、Empathy(共感)という価値観を原動力とし、現在および未来の重大な課題に対応するための最高水準の専門知識及びサービスを提供しています。
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes