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英Evove社への出資により同社DLE技術の世界的独占使用権を取得し戦略的協業を推進

栗田工業株式会社


栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「クリタ」または「当社」)は、独自のDLE(Direct Lithium Extract:直接リチウム抽出)技術を開発・保有する英国のテクノロジー企業であるEvove Ltd.(本社:英国チェシャー州ハルトン自治区ウィドネス、CEO:クリス・ワイヤーズ、以下「Evove社」)に対する出資を10月7日(日本時間)に完了して筆頭株主になることにより同社のDLE技術の世界的独占使用権を取得し、戦略的な協業を推進します。

世界的な脱炭素化への流れを受け、EVやHV (*1)などエコカーへのシフトや、再生可能エネルギーの普及にともなうエネルギー貯蔵用をはじめとした、リチウムイオン電池の用途と需要が急激に拡大する一方で、これらの素材となるリチウムの供給不安定の可能性が指摘されています(*2)。このような市場環境のなかで、リチウム鉱石や南米の塩湖の塩水から抽出する従来の方法を超える手法を開発し、世界のリチウム生産量を増加させるための取り組みが進んでいます。特に、抽出の際の水の使用量やCO2の排出が少ない、従来の原料とは異なる地熱水など帯水層(*3)中の塩水からリチウムを抽出する、DLE技術への関心が高まっています。

クリタは、水処理分野で70年以上にわたり蓄積してきた技術や知見を活かせると同時に、バッテリーのサプライチェーンやそれらを活用する産業の環境負荷低減に寄与できると考え、DLEに係る新規事業の可能性について調査を進めていました。そして、水処理分野と親和性の高いNF膜とイオン交換樹脂を用い高濃度かつ高純度のリチウム抽出プロセスを実現する、Evove社が独自に開発したDLE技術 に着目しました。

その後、2024年から、同社と共同でDLE技術の評価と市場調査を実施し、電子産業への超純水設備や排水回収設備のモジュール提供などの実績を含む、クリタのプラントに係るエンジニアリング力が生かせる分野であるとの見解にいたりました。また、2025年1月からEvove社が実施した実際の原水を用いたパイロットプラントによる実証で、リチウムの回収率や純度において経済性が見込めることが確認されました。これらの結果を踏まえ、2社にてDLEプラントの商業化とその拡大の具体化について模索した結果、当社による出資と同社DLE技術の独占使用権、ならびに、2社による戦略的協業について合意にいたったものです。

今後は、Evove社とともに、同社DLE技術のさらなる最適化とDLEプラントのスケールアップ化を目指していきます。また、クリタが電子産業で培ってきたEP+モジュールモデル(*4)など、高いエンジニアリング力を活用したDLEプラントの設計から製造までの工期短縮や省スペース化への対応のみならず、周辺設備を含むメンテナンスサービスまでを視野に入れた、2027年度を目標としたDLEプラントの拡販体制の立ち上げに、当社グループにおける新規事業の一環として取り組む予定です。

なお、Evove社の技術を適用したDLEプラントの当社第1号案件として、英国の鉱物開発企業であるNorthern Lithium Ltd.(本社:英国ダラム州スタンホープ、マネージング・ディレクター:ニック・ポープル)がEvove社とパイロット機で実証済みのDLEプラント構築プロジェクトに参画します。詳細は以下のニュースリリースを参照ください。

- 2025年10月15日付当社ニュースリリース「Northern Lithium社、Evove社、ならびに栗田工業の3社が、2027年からの英国におけるリチウムの商業生産に向けたパートナーシップに合意

クリタグループは、創立以来培ってきた「“水”に関する知」を駆使し、お客様と社会に「新たな価値」を提供するソリューションや新規事業などのイノベーションの創出を通じた、持続可能な社会実現への貢献を引き続き目指していきます。

Evove Ltd.について

Evove社は先進的な技術を導入し、リチウム、データセンター、食品・飲料生産における液体のろ過および分離、ならびに海水淡水化や工業用水処理において、コストと環境への影響を低減しています。
Evove社についてはhttps://www.evove.tech/(英語のみ)を参照ください。


注)
*1: それぞれ、Electric Vehicles(電気自動車)、Hybrid Vehicles(ハイブリッドカー)の略。
*2: 2025年3月12日付経済産業省資料「バッテリーメタルの安定供給確保に向けた方向性」等を参照。
*3: 砂岩など地下に存在する流体(水やガスなど)を貯留・透しやすい隙間が多くある地層のこと。
*4: 設計と調達に特化して契約し、装置をモジュールに分解しスキッドとして分割納入するモデルのこと。

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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