北海道北部の秘境エリアにて「奥道北」プロジェクトを発足
中川町

北海道中川町と音威子府村は、北海道北部の魅力を道内外へ、そして世界へと発信していくために「奥道北」プロジェクトを発足、本格的に始動いたします。
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中川町長 石垣寿聰(左) 音威子府村長 遠藤貴幸(右)
>奥道北プロジェクトとは北海道北部に位置し、エリアの真ん中には天塩川が縦断し、町の 8 割以上を森林が占める中川町と音威子府村。両町村にまたがり、国立大学法人北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション中川研究林が所在しています。この2町村は良質な木材の産地としても知られており、木工作家や大工など森の恵みを材料とした手仕事の職人が暮らしています。また近年はフライフィッシングやグラベルバイク、トレイルランなどアウトドア観光に関わる人たちの移住が増えています。こうした豊かな自然・歴史・文化的資源を有する中川町と音威子府村ですが、これまでそ
れぞれの魅力が個別に発信されてきたため北海道北部地域全体としての価値が十分に伝えきれていないという課題もありました。
奥道北プロジェクトは、北海道北部がもつ多様な魅力を再発見・再構築し、エリア全体の新しい価値として方向性を定め、未来のあり方や可能性を捉え、さまざまな形での発信を通じて地域の魅力化を推進する取り組みです。地域に暮らす人々、事業や活動を営む人々が“これまで”培ってきた魅力を分野やフィールドを超えて繋ぎ合わせて、あたらしい北海道北部の価値をデザインするとともに、“これから”の地域の暮らし・経済・観光等のあり方を考えていくために発足しました。
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中川町と音威子府村の位置
中川町には20名を超える個性豊かな地域おこし協力隊が在籍、それぞれの専門性を生かした多様なプロジェクトが進行しています。さらに東京都内のクリエイティブ企業スマイルズ(
https://smiles.co.jp/)との包括連携協定を通じて、地域資源の再価値化に向けた取り組みが始まっています。一方、音威子府村では、面白法人カヤック(
https://www.kayac.com/)から地域活性化起業人が入村し、教育魅力化を推進。こうした動きが重なり合うことで、奥道北全体としての新しい挑戦が生まれています。
その他、以下のような取り組みも進行中です。
・サイクリングプロジェクト
奥道北を縦断する天塩川と国道40号線を活かし、観光と日常の両方に新しいライフスタイルを提案しています。これからは地域の食や文化を結び込み、立ち寄れる拠点や交流イベントを増やしていく構想も進行中。走ることで出会い、寄り道することで奥道北の奥行きを味わえるような仕掛けを育てていきます。
・天塩川カヌーツーリング
北海道遺産・天塩川を舞台に、カヌーポートの整備、レンタルカヌーやカヌーガイドの育成などを通じ、全国からカヌー愛好者が集うカヌーの聖地をつくります。川を下りながら四季折々の森や水辺を感じ、人や文化とつながる体験は、奥道北を象徴するアウトドアコンテンツです。ここから先も、自然の恵みを守りながら楽しむ、新しい取り組みが広がっていきます。
・リトリートツアー・ガストロノミー
豊かな自然から生み出される森や大地の恵を生かした食やものづくり、ヨガやスポーツと組み合わせたリトリートツアーの企画が進められています。グリーンウッドワークに没頭したり、フレッシュヴィヒタづくりやサウナ体験など、癒しと体験を融合した新しい滞在スタイルとして、今後の広がりが期待されています。
・奥道北資源を活用した地域特産品開発
奥道北地域の森林は特徴的な植生が広がっており、両町村にまたがる北大中川研究林や、中川町に所在する林業試験場道北支場により、森林資源の積極的な活用が見込まれます。山菜や和ハッカを活かした「meets NAKAGAWA HOKKAIDO」の商品開発はその一環であり、未利用資源を取り入れた特産品づくりが進行中です。今後は道内他地域に見られない比率で行われている放牧酪農から得られる乳製品や、夏の避暑地としてミツバチたちが滞在して産出される蜂蜜を使った商品など、多彩な展開が期待されています。(
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000165310.html)
・DIYタウン構想
奥道北では、中川町を舞台に「まちそのものを DIY しよう」と、空き家を活用した住宅・滞在施設整備、サケ科魚類の移動の妨げになるダムへの市民参加による魚道設置などが進められています。地域おこし協力隊や来訪者が共に手を入れながら、暮らしや交流の拠点をつくる取り組みで、今後は滞在型体験や関係人口創出など、町全体の新しい可能性が広がることが期待されています。
・アートレジデンスプロジェクト
音威子府村では国内外のアーティストを一定期間招き、村に滞在しながら制作や発表を行う「アートレジデンス」を実施しています。滞在中は木遊館や地域センターを拠点に、住民や来訪者と交流できるオープンスタジオやワークショップを開催。作品は展示や販売を通じて地域に根づき、日常の風景にアートが息づく仕掛けとなっています。今後はアーティストの滞在拠点整備や、村外とのネットワークづくりを進め、アートを媒介とした観光や教育との連携を広げていきます。
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奥道北はまだはじまったばかり。だからこそ、関わり方は無限大です。森や川を舞台にしたアウトドアアクティビティの開拓や地域の食や文化を活かした新しい体験づくり、木工やクラフトを通じたものづくりなど、誰もが関わり方を見つけられます。奥道北は単なる「観光地」でも「住む場所」でもなく、関わる人すべてが一緒に未来を形づくるフィールドです。ぜひこの活動に加わり、独自の視点で奥道北を面白がってくださる方をお待ちしております。
「奥道北」という言葉が生まれたことで、この地域がひとつの象徴として浮かび上がり、ヒトやコトの流れを呼び込む可能性を強く感じています。自然も食も文化も豊かにありながら、まだ知られていない魅力がたくさん眠っています。地域の人々と民間企業や都市のプレイヤーが関わりながら、関係人口を広げていく形を作っていければと考えています。奥道北という旗のもとに、地域を越えて連携し、訪れる人が「行ってみたい」と思える仕掛けをつくっていく。この動きが、未来のまちづくりや誇れる地域像を育てていくと信じています。
音威子府は「何もない」ことが魅力だとよく言います。けれど実際には、人の温かさや自然、食、体験といった都会では得られない価値がたくさんあります。奥道北という枠で見れば、音威子府村以北の自治体とも繋がる、観光も食も体験も一つの大きなストーリーになる。地域や企業が協力しながら、自然や文化、地元の暮らしを感じられる体験を通じて、訪れる人に「ここでしかできない楽しさ」を届けていきたい。奥道北全体がひとつの舞台となり、応援人口を広げていくことに大きな可能性を感じています。
以上
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes