工学系大学院での研究を応援する取り組み第3回修士研究応援「TRENG Support」の当選テーマを決定
東レエンジニアリング株式会社
東レエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、社長:岩出 卓)は、この度、工学系大学院(修士課程)での研究を応援する取り組み「TRENG Support」(トレンジ サポート)の当選テーマを決定しました。第3回となる今回は、32校から88件の応募がありました。応募いただいた皆さまに感謝申し上げます。
応募いただいたテーマを「サステナブルな社会の実現につながるテーマ」、「ライフサイエンスの発展につながるテーマ」、「デジタル技術の発展につながるテーマ」に分類し、テーマごとの応募数により当選数の配分を行い、3名の審査員による審査結果から計10の当選テーマを選定いたしました。
今回の当選に関する詳細は以下の通りです。
1.当選テーマ名・応募者氏名(所属) ※各テーマ内の記載は応募順。敬称略
(1)サステナブルな社会の実現につながるテーマ【3テーマ】
・「3次元海洋モデルFVCOMを用いた大阪湾の流況解析」
谷田 裕 (神戸大学大学院海事科学研究科海事科学専攻 海洋気象研究室)
・「太陽光駆動型H2O2製造による分散型下水道システムの提案」
井手 玲花 (新潟大学大学院自然科学研究科材料生産システム専攻 無機ナノ材料研究室)
・「切り紙に着想を得たヒンジ機構による小型デバイス設計・製造技術の革新」
杉原 大樹 (早稲田大学大学院基幹理工学研究科機械科学・航空宇宙専攻 岩瀬研究室)
(2)ライフサイエンスの発展につながるテーマ【3テーマ】
・「中空糸膜を利用したキャピラリーゲル濾過(SEC)法による癌診断法の開発」
木崎 凜夏 (岐阜大学大学院自然科学技術研究科生命科学・化学専攻 竹森研究室)
・「Exploration of Battery-Free Organic UV Emitters for Practical Optical Biosensing」
BOONMONG NUTNICHA (九州大学大学院工学府応用化学専攻 窪田研究室)
・「バッテリレス/センサレスの次世代ヘルスケアに向けた生体バックスキャッタ技術の開発」
小玉 美悠 (電気通信大学大学院情報理工学研究科機械知能システム学専攻 村松研究室)
(3)デジタル技術の発展につながるテーマ【4テーマ】
・「簡易脳波計に基づく感性アナライザによるストレス度計測を用いた空飛ぶクルマの社会受容性の研究」
立田 健悟 (名古屋大学大学院工学研究科マイクロ・ナノ機械理工学専攻 制御システム工学研究グループ)
・「クリエイティブメンテナンスを目指した維持管理 BIM の構築と活用に関する研究」
土井 究太 (広島工業大学大学院工学系研究科環境学専攻 杉田宗研究室)
・「Mn4N系薄膜を用いたスピントルク発振素子(Spin Torque Oscillator)におけるテラヘルツ帯発振」
曽布川 優樹 (筑波大学大学院 数理物質科学研究群応用理工学学位プログラム電子・物理工学 サブプログラム 環境半導体・磁性体研究室)
・「体積ホログラフィック光学素子を用いた微細モーションセンサーの作製」
齋藤 陸 (宇都宮大学大学院地域創生科学研究科工農総合科学専攻 茨田研究室)
2.各テーマごとの応募数
サステナブルな社会の実現につながるテーマ : 29件
ライフサイエンスの発展につながるテーマ : 28件
デジタル技術の発展につながるテーマ : 31件
※応募要領記載の通り、件数上位から4件、3件、3件の10件を選定した。
3.「TRENG Support」について
工学分野の大学院生の研究テーマを対象に社会的インパクト、独自性、工学的価値、表現力等を、3名の有識者の審査結果から選出し、寄付金として贈呈するものであり、2023年から実施しています。第3回となる今回は、寄付金の贈呈を6件から10件(総額500万円)に拡充し、各50万円を当選テーマの応募者が所属する研究室に寄付金として贈呈します。
4.「TRENG Support」 審査員 ※敬称略、順不同
神永 晉 東レ株式会社 社外取締役
竹内 佐和子 東京音楽大学 特任教授 東レエンジニアリング株式会社技術顧問
黒田 秀樹 CMディレクター 信州大学 特任教授
5.「TRENG Support」の募集分野と背景
日本の産業力の維持・向上および便利で豊かな暮らしとサステナブルな社会の両立には、工学系人材の更なる活躍が必要とされていると、当社は考えています。本取り組みでは、修士学生の研究を通じた「夢」をサポートすることで、工学教育を元気にし、社会に幅広く貢献することを目指してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes